次なる目的地は いざ、鎌倉へ
ではなくて 鎌倉幕府を倒した新田義貞公のゆかりの地 太田市へ
2016年の恵方、南南東へむかって自転車を走らせます 東に向かってから69号で南下
信号も多くごちゃごちゃとしていて いつもならあまり楽しめない道かもしれません
でも雪景色の後の目には このにぎやかさが新鮮で
路上には雪のかけらもなかったよ
まずは その新田義貞が 後醍醐天皇の命を受け 鎌倉幕府討幕の挙兵をした場所とされる 生品(いくしな)神社へ
元弘3年(1333)年、鎌倉攻めの旗揚げに集ったのは150騎と伝わる
境内には他に 社殿、新田義貞公像、御神木、記念碑などがありました。毎年5月8日には例祭として鏑矢祭が行なわれるそうです。
ちなみに この神社があるのはスバル(富士重工)で有名な太田市ですが
太田になる以前(旧新田郡の一帯)は「新田荘」(にったのしょう)と呼ばれていたそうです
上の家紋(旗印)は新田家のものですが 太田市の市章にも採用されていたり
地名にも「新田〇〇」という場所が多くあり、まさしく新田の地という印象をうけました
そして、太田といえば「太田焼きそば」を食べねば~
初めてなもので どこに行って良いやらわからない
でも冒険心で 一度目はあえて調べずに行ってみます
焼きそばの町 行けばどこかで出会えるはず
生品神社から太田駅に向かってゆく途中に看板発見!
看板がいかにも美味しそう!?
もう頭のなかは「焼きそば!」になっていたので吸い込まれるように・・・(笑)
量がよくわからないので 尋ねると「女性なら小か中がおすすめです。小で260gあります」というので
焼きまんじゅう&焼きそば(小)を注文 お昼時(混んでました)だったので15分くらいして
先に焼きまんじゅうが
very good こっくりとしたタレ でも甘すぎずしつこくなく 焼きかげんも良し
続いて焼きそばも♪
おお!凄い!黒い! と驚愕しながらも(笑) おそるおそる口にいれると
ぜんぜん濃くない!
むしろマイルド シンプルなのにコクがあって 平麺のソースの絡み具合、しっとり感が好みでした
焼きそばってこんなに美味しいものだったのか と感動しちゃいました
もうこれで満足してしまって 他にゆかなくてもいいわ と思うくらい
しかも220えん、スバラシ
『岩崎屋』さん、創業50年、変わらない味だそうです~
このあとは太田市のシンボル金山城址へ
ゆきたいと
あの駅の裏手の小高くなっているあたりですよね、と思い そちらに向かってるつもりなのに
なぜか道がつながらない 上っては行き止まり 下ってはまた上り
フヨウ(実)のくさむらに迷い込んだり・・・ だいぶ時間をロスしてしまった
お腹がいっぱいだと嗅覚が働かないようで~(笑) でもおかげで行ってみたいお店いっぱい見つけちゃった
道を尋ね尋ね なんとか金山城跡に着きました
コンパクトな砦という趣があって 自転車で上ってゆくのが楽しい道でした
ハイキング道が伸びていて 木間から人がひょっこり顔をだしたり
山の裏側は「ぐんまこどもの国」となっていて 徒歩でそちらからもアクセスできるようです
その金山城のてっぺんに新田神社があります
舗装道まで自転車で行って そこから500mほど山道を歩いて上ると 城塞があらわれ
道なりにさらに登ると鳥居
ここから 市内(南側)を一望できます
参道を上がれば本宮が
狛犬様までも勇ましい
尾をピンと立てて 城下町を護るかのごとく
ご利益があると良いですね
隣に御嶽神社も連なる
樹齢800年といわれる大欅
アオキの実
帰りに出口の角にある「元祖呑龍 山田屋本店」でも 焼きまんじゅう
一帯に香ばしい香りが~
職人さんに金山への道を教えてもらったので 帰りに寄るのを楽しみにして行ったのです
焼きまんじゅう専門店らしく 間違いない。なお味でした 炭火の風味がなんともたまらなく
焼きまんじゅうは やはり群馬県人のソウルフードなのであった
満たされて 最後にまたロウバイの香りを味わうべく
県道2号で西に向かい 境トレセンのすぐ先の早川を折れると
地図にない新しい道ができていました
ほどなく「ろう梅の岸辺」
もうじきお花の時期がおわりそうです ぎりぎり間に合ったかな
またまた 良い香り~
「myロウバイコーナー」もありました
ろう梅の小道を過ぎると伊勢崎市に入り
国定(忠治生誕の地)のあたり
右手に赤城を眺めつつ 西風と格闘しながら帰りました
走行距離72.5km(総上昇量485m)
(おまけ)新田義貞自販機 (生品神社内)
何かにチャレンジするとき、ここで買うと勇気がもらえるかも
空き缶受けがユニーク