4/24、信州行 ラストは真田の郷をまわりました
まずは上田市真田町の「真田氏本城跡」へ
上田城に移るまでの真田氏の本城といわれている (「松尾城」「真田山城」ともいう)
城址入口から入ってすぐ左方に広がる「段郭」とよばれる郭跡
本城は真田郷の山の上にあり、上田平や砥石・米山城まで一望でき、司令部的な役割を果たしていたとされる
本城の桜は咲きはじめたところでした~
最初に本廓があり、北側にのびる奥の三の廓まで緩やかな下り坂、景色を眺めつつ ずっと歩いてゆけます
西方
うむ、見晴らしも良いのう~
西北
長野市街(善光寺)はこの山のむこう
東方
上州は此方であるぞ 上州街道(国道144号)もよく見えました
小県郡と上野国を繋ぐこの道を真田家が抑えていたことからも、この城が重要な拠点だったことがうかがえます
高台から城下を見下ろしつつ咲いている桜 山の桜も好いもの哉
次は真田幸隆が天文16(1547)年に開山した古刹「長国寺(ちょうこくじ)」へ
こちらのシダレザクラも咲き始めたところ
駐車場が混んでいたので 桜まつりでもやっているのかしら、とおもったら
花嫁&花婿さんが! おめでとうございます
最後に 山家(やまが)神社へ
わあ、きれいなピンク色
真田の里最奥部に建つ古社 奥社は四阿山 (写真は一の鳥居)
四阿山より流れ出る神川(かんがわ、古くは加賀川)水系一帯の守護神として鎮まる
真田の里の産土神を祀り、真田氏をはじめ歴代上田藩主にも信仰されていた (写真は二の鳥居)
第2次上田合戦時に焼失したが、信之が再建
屋根の紋に真田紋(六文銭)、五三の桐、それに永楽銭
永楽銭は渡し賃(六文銭)にちなんででしょうか
気になったのは拝殿の両脇に奉納されていた酒樽
ひとつは亀齢、これは上田市の岡崎酒造だから納得、
天狗舞って石川のお酒じゃなかったっけ? ちなみにわたくし、天狗舞ファンです(笑)
ヒントは由緒書の中にありました~
山家神社、地元では白山さまと呼ばれる
白山さま=ご祭神に名を連ねる菊理姫神(くくりひめのかみ)のことで
この神様は加賀(石川県)の霊峰、白山をご神体とする白山比咩神社の女神
そして「天狗舞」は
霊峰白山から湧き出る伏流水と加賀平野から実った良米により醸し育まれる(車多酒造HPより)そうで
白山つながりだったのですね
おもえば『真田丸』の御屋敷シーンでも、昌幸の後ろにはいつも「白山大権現」の掛け軸がありましたね
そして山家神社の境内には 真田神社も座しております
真田神社は1889(明治22)年に幸隆、昌幸、信之と信繁の三代を祀るため地元民や大阪府内の有志が創建
(上田城の真田神社とは祭祀・由来が別)
山家神社の境内にはかつて白山寺というお寺があり、その跡地に大正時代に移されたもののようです
拝殿前、参道のまんなかに碁盤が!
山家神社のヒマラヤユキノシタ なぜか、この花には神社で出会うことが多い気がします
四阿山(奥の白い山)を見ながら、上州街道(→群馬では信州街道といいます)で帰りました
前を走るのは「真田の郷周遊観光バス」赤くて六文銭マーク入り (シャッターが間に合わなかったの…)
小諸~上田の桜旅、おつきあいいただきありがとうございましたm(__)m