2010年の高校駅伝が終りました。
女子は興譲館が2度目の優勝、男子は鹿児島実業が初優勝でした。
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女子は、予選タイムが全国1位で、5年前に初優勝、その後、2位、3位、2位、3位と、常に優勝候補に上がっている興譲館が、3連覇を狙っていた豊川に勝ちました。
やはり駅伝は1区が重要で、興譲館がトップ、豊川は出遅れてしまいました。
結局、豊川は1区の出遅れが響き、5区(アンカー)で、留学生のワイナイナが興譲館に30秒遅れでたすきを貰いましたが、最後及ばず、2位でした。
興譲館は、さすが実力どおり、留学生無しでも、各区間、快走でした。やはり、1区が大事ですが、全ての区間、しっかり走ったチームが勝つのですね。
女子の最終順位(8位までが入賞)
1位 興譲館(岡山)
2位 豊川(愛知)
3位 仙台育英(宮城)
4位 神村学園(鹿児島)
5位 北九州市立(福岡)
6位 立命館宇治(京都)
7位 常磐(群馬)
8位 須磨学園(兵庫)
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男子は、予選タイム2位の鹿児島実業が、後半、地力を出して、アンカー勝負、それも最後、トラック勝負で、初優勝でした。
本命は、須磨学園だったんです。昨年も、予選タイムトップで、優勝候補だったんですが、1区で出遅れ、結局6位。今年も、予選タイムトップで、雪辱戦だったんです。1区は、堂々の1位、これで波に乗れるか、だったんですが、3区での調子が上がらず、ずるずると10位以下に。
そして、2区まで粘っていた昨年優勝の世羅が、3区の留学生、ディランゴの超快走で、独走となり、3区から4区のリレーのときには、鹿児島実業と、何と1分14秒も差が開いてしまいました。300メートル以上ですね。
もう、世羅の優勝やな、と誰もが思いましたが、4区で仙台育英のワウエルと、鹿児島実業そして九州学院と粘りの走りで、食らいついていきました。
その後、5区、6区と差を縮め、最終7区の、残り1キロちょっと、というところで先頭の世羅に、鹿児島実業が追いつきました。後半の鹿児島実業の選手起用は、ばっちりでした。
そのまま、西京極陸上競技場に二人で入り、トラックでのラストスパートには絶対の自信を持っていた鹿児島実業の高田が、残り200メートルぐらいのところで抜き、そのまま初優勝!!それも2時間3分59秒という好タイム!!
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本命の須磨学園は、後半、実力を出して、結局5位でした。
駅伝は、予選タイムや、トラックでの3,000メートル、5,000メートルのタイムだけでは分かりませんね。
特に、須磨学園を見ていると、京都の本番には魔物がいるのでは?と思ってしまいますね。
とにかく、勝負は走ってみないとわかりません。本番で、体調が悪かったり、故障を抱えていたりと、いろいろあるようです。ベストのチームが勝つんでしょうね。
男子の最終順位(8位までが入賞)
1位 鹿児島実業(鹿児島)
2位 世羅(広島)
3位 九州学院(熊本)
4位 仙台育英(宮城)
5位 須磨学園(兵庫)
6位 青森山田(青森)
7位 佐久長聖(長野)
8位 田村(福島)