今年10月と11月に拾った羽根のうち、わからないものが2枚ありますので、載せてみます。
2010年10月11日、神戸森林植物園にて。形から、初列風切羽根には間違いないのですが、外弁の縁にバフ色があること、先が丸いこと、これらがよくわからない部分です。
大きさから、ツグミ類と思いましたが、サイズが少し大きいです。
一番近いのが、ヒヨドリですが、ヒヨドリには外弁の縁のバフ色がない、先はもっと尖っている、しかし、大きさ、色合い、内弁のバフ色の入り方から考えると、やはりヒヨドリか?
2010年11月6日、生駒山にて。形から、三列風切羽根と思い、大きさと色合いからシロハラの三列と思いましたが、羽根図鑑にはそれらしい羽根が載っていません。たまたまシロハラの三列の2番が載っていなかったので、それかとも思いますが、確信はありません。キツツキ類の尾羽根の一番外側は、退化して、こんな感じなのですが、色合いが違うような・・・。
形はホオジロ類の三列風切羽根に似ていますが、サイズが大きいのと、色合いが違うようです。(私は心の中では、シロハラの三列2番と思っていますが)。
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2枚とも数人の野鳥のプロにも見てもらいましたが、結局、よくわからない、ということでした。
1枚の羽根から野鳥を特定するのは、本当に難しいですね。だけど、難しいから面白いんですね。
私の羽根の師匠である故Sさんの名言で、次のようなものがあります。
「羽根は、その時すぐにわからんでもええんや。結局わからんでも、いろいろ調べるのが楽しいんや。だけど数年後に、何かのきっかけでわかったとき、それはそれで楽しいんや」
これからも、羽根を楽しもうと思っています。興味のある人、増えて欲しいですね。