御玄関の季節のおもてなしは、2006年12月から始めまし
たので、9月の御玄関は9回目のお飾りとなります。
月末近くなりますと 「さて来月のお飾りは?」 とウキウキ
したり、頭を悩ませたりです。
費用をかけず前年と変えるのは、それだけの労も必要と
なります。でもお客様が誉めてくださったり、カメラに収め
て下さったりするとやりがいを感じて頑張ってしまいます。
今月は、8月26日の読売新聞夕刊の三浦康子氏の記事
を読み、「被綿の菊のアレンジメント」を作り、飾ることに
しました。
真綿は、記事通り大型手芸店3軒目でやっと見つけ購入。
ひと月程ディスプレイ致しますので、シルクフラワーで作成。
綿菓子を被せたようで、記事にもありましたが幻想的です。
生花ではないので、残念ながら真綿に菊の香りを移す事は
出来ませんが。
花材買出しで日にちを費やしましたので、今月の御玄関の
おもてなしは、少し遅れて9月4日にお披露目となりました。
長月(菊月)の御玄関。重陽の節句とお月見うさぎ。
重陽の節句は9月9日。
記事を参考に「後の雛」として小さなお雛様も飾って見ました。
中秋の名月十五夜は、今年は9月27日に当たるそうです。
お月様に見立てて金杯を飾って見ました。
明後日の重陽の節句は、当館のお客様とお祝い致します。
長寿祈願と大人のお雛様祭りです。
今日から御料理の下ごしらえに入りました。
もちろん美味しい日本酒も用意し、記事に倣って菊酒を楽し
む予定です。当日は生花の菊も活けます。
古来から風情を楽しむ日本って素敵ですね。