


昨日は朝から酷い雷が鳴って、怖かった~ぁ

今日は、少し雷が鳴って、一日雨です。
少しずつ、涼しくなれば良いけれど・・・・
朝井まかてさんの小説を、デビュー作から順に読んでいます。
今回は、2015年発表のこれ。
朝井まかて 著作『藪医ふらここ堂』講談社文庫

一人娘のおゆんから見た三哲の事、弟子や近隣の人たちの事が、面白おかしく描かれていました。(笑)
天野三哲こと篠崎三哲長瑞は、実在の人だったのだろうか。Webで検索したら”宝暦9年(1759)に将軍家重に拝謁(御目見)し、同11年に西丸奥医師を拝命”とあった。藪医者ぶっているが、本当は名医だったりして…? 三哲も可笑しいが、登場人物たちもみな可笑しい。
子供を治療する場面、近隣のおばさんたちのドタバタ、若者たちの恋。江戸下町の人情物語。
父親が藪医者だと信じて疑わない娘のおゆんは、三哲を迎える籠が城からくると、「嘘お、もう勘弁してよ」と言って、ふららこから飛び降りる。
面白かった。

この本のお気に入り度:★★★★☆