✿くるみの巻き寿司time✿

巻寿司大好きの60代。大好きなお寿司やお花、家族のことなどの記録。

母のプライド

2011年03月11日 | 介護
無事、LPA講座を終えて帰ってきました。
私の前に講座の講師を務めた方は、節約本を出版したり、講演の講師を数多くこなしている方、
さすがに見事な話ぶりです。

一方、私は講師なんて初めての体験で、しどろもどろ。
聴きに来てくださった方に申し訳ない気持ちです。
これは、性根を据えて勉強しなければ!と感じた一日です。

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さて、久しぶりに実家の母のお話です。

前にもお話したとおり、母も私も“大いに悩める時期”にきています。

うつ病を患う前の母は、頭脳明晰、性格温厚、経営能力も抜群、客や従業員からの信頼も厚く、このご時世に商売も繁盛しています。
私たち子供や孫にとっては“自慢のおばあちゃん、スーパーばあちゃん”でした。

ところが、うつ病になってからは、うつ傾向はそんなにひどくないものの、
物忘れがひどく、1人では献立も立てられなくなりました。

そんな状況ですから、私たちはもう無理‥‥店を閉じてほしいと思っていました。

治療を始めて間もない頃は、本人も廃業する方向で考えていたようですが、
お薬(トレドミン、デパス、リフレックス)が効いてきて、気分も晴れ、元気が出てくると、
「まだやれる。私ならできる」となったのです。

年(82歳)を考えると、廃業したほうがいいということは考えないでもないみたいですが、
長い間“女社長”として頑張ってきたプライドは、そう簡単に捨てることはできないようです。

私たちも、うつ病という病気の特徴や母の生きがいという点から考えても、
できれば仕事を続けさせたほうがいいのはわかっているのですが、
でも、もう無理です

自分の言ったことをすぐ忘れる、人の言うことを素直に聞けない、体力的に無理

最悪なのは、“自分はほかの人とは違う”という母の思いです。

これって、私から言わせると“病気のせい”にほかならないと思うんですけど‥‥。

そして、もう一つ厄介なのは、老人のうつ病は“自殺”にまで至る率が高いというもの。

あんなに頑張って頑張ってきた母を、無理やり仕事をやめさせて自殺に追い込むことになったらと思うと、
「年とったんだから、引退しろ」とは、絶対に言えません。

誰に相談したらいいかわからず夜も眠れないほど悩む私を尻目に、
徐々に気分が晴れ、やる気が起きてきた母は、
店を続ける決意をしているみたいです

心療内科の通院のためあさってから実家に行って、
また堂々巡りの話し合いをしてきます。

だれか、アドバイスをくれないかな~














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