黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

ブルーロダン

2006-05-13 06:14:22 | 都市景観


上野の駅前の西洋美術館の中庭にある、
ロダンの地獄門の一部分です。
この頃は望遠レンズをよく使った気がします。
前後がボケる写真教科書っぽい写りが面白かったんだと思います。

これは望遠レンズによる自然のボケですが、
このボケ感を逆利用した写真があります。
リンクさせて頂いているALL-Aさんに教えて頂いた『Small Planet』は、
本来前後がボケるはずがない構図なのにそれがボケてる事で、
現実か模型かが判らなくなる、面白い写真集です。

たいがいは斜め俯瞰の構図なので、
手前と奥だけぼかせばいいと思いますが、
画面の同じ場所に距離感の違うものが写っている場合、
結構やっかいですね。

実際の軍艦島の模型化

ちょっとまだ甘いですかね(汗
 


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4 Comments

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巨人 (セイ)
2006-05-15 00:46:17
リンクされたお写真、拝見しました。

自分がガリバーかガルガンチュワになったような気分にすうっととらわれて、

その感覚がとても面白く感じられました。

錯覚を故意に引き出すようで。
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▼セイさんへ (廃墟徒然草)
2006-05-15 10:04:27
ガリバーかガルガンチュワ(笑

さすがセイさん、もってくるところが違いますね!

あれはナノシティっていうタイトルから思いついた、

ちょっとした遊びです。

ただ軍艦島の島内の建物は現代のモノより少し大きく感じるので、

ガリバーとうよりはホビット(ロード・オブ・ザ・リング)になった気がします(笑

 

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Unknown (チイコ)
2006-05-18 17:16:45
撮り方でこんなに雰囲気が変わるんですね。

ただただ感心させられます。
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▼チイコさんへ (廃墟徒然草)
2006-05-19 02:07:43
望遠レンズは、肉眼では見れない効果がでるので、

おもしろいですね。



たぶんこの角度からして、だいぶ下のあたりだと思いますが、

この門はコンクリの土台に乗っていて、

その上に乗って撮影していたら、

警備員の人に怒られたのを思い出します。

削ったり落書きしたりしていたなら判りますが、

近づいてよく見る事もできないから、

いつんなっても日本の美術は進歩しないんだなぁ~

なんて、もう15年以上も前ですが、

その時は思いました。

 

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