上野の駅前の西洋美術館の中庭にある、
ロダンの地獄門の一部分です。
この頃は望遠レンズをよく使った気がします。
前後がボケる写真教科書っぽい写りが面白かったんだと思います。
これは望遠レンズによる自然のボケですが、
このボケ感を逆利用した写真があります。
リンクさせて頂いているALL-Aさんに教えて頂いた『Small Planet』は、
本来前後がボケるはずがない構図なのにそれがボケてる事で、
現実か模型かが判らなくなる、面白い写真集です。
たいがいは斜め俯瞰の構図なので、
手前と奥だけぼかせばいいと思いますが、
画面の同じ場所に距離感の違うものが写っている場合、
結構やっかいですね。
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実際の軍艦島の模型化
ちょっとまだ甘いですかね(汗
自分がガリバーかガルガンチュワになったような気分にすうっととらわれて、
その感覚がとても面白く感じられました。
錯覚を故意に引き出すようで。
さすがセイさん、もってくるところが違いますね!
あれはナノシティっていうタイトルから思いついた、
ちょっとした遊びです。
ただ軍艦島の島内の建物は現代のモノより少し大きく感じるので、
ガリバーとうよりはホビット(ロード・オブ・ザ・リング)になった気がします(笑
ただただ感心させられます。
おもしろいですね。
たぶんこの角度からして、だいぶ下のあたりだと思いますが、
この門はコンクリの土台に乗っていて、
その上に乗って撮影していたら、
警備員の人に怒られたのを思い出します。
削ったり落書きしたりしていたなら判りますが、
近づいてよく見る事もできないから、
いつんなっても日本の美術は進歩しないんだなぁ~
なんて、もう15年以上も前ですが、
その時は思いました。