漕手のやんごとなき日常

~立教大学体育会ボート部の日常を漕手目線で~

1年 木下早苗

2015-08-06 12:09:26 | 日記
こんにちは。更新が遅れてしまい申し訳ありません。インカレにダブルスカルで出る1年漕手の木下早苗です。最近はとても天気がよくお洗濯日より、ボート日よりの日々が続いています。よろしければ戸田に足を運んでいただき、インカレ観戦にきていただけると幸いです。皆様の応援が私達漕手の力となります。
今回の日記は私がずっと悩んでいたことに関して話したいと思います。ここ何日か未経験者としてボート部に入ってくれた同期が入部動機や目標などを日記に書いています。「こんな理由があったんだ」とか「こんなに熱い想いを持っているんだ」など色々と感じることがありました。いい同期だなぁと思う反面、複雑な感情も抱いていました。立教大学の目標は「挑戦」、そして「日本一になること」です。私は強くなって一番になりたいからという思いから立教大学ボート部に入りました。先輩はじめ戸田には数々の素晴らしい戦績をもつ強豪達がたくさんいます。そういった中で私は密かに「自分なんかが日本一を目指すなんて無理なんじゃないか」と思い始めました。そんな感情を心の隅に持ったまま練習していたからか、練習中に腰を痛め周りと同じ練習が出来なくなりました。病院へ行き結果を聞かされたとき、「やっぱり自分には無理なんだ。日本一を目指すことさえできないんだ。」と思った自分がいました。本当に最近までそう思っていました。レースに出るかどうかも悩み、尊敬する先輩方など色んな人の話を聞きました。それを聞いてやりたいと思う自分がいました。しかしまだ私の中では、やりたい気持ちと不安な気持ちが入り混じっていました。
そうした中である人と話しました。悩んでいることを話すと、「周りがどう言っても決めるのは自分だ。お前が出たいか出たくないか、それが一番大事なんだ。」と真っ直ぐ私の顔を見て言ってくださいました。ほとんどこれだけしか言われてないんですが、この言葉だけで自分の中で何かが変わったのがわかりました。この方だけではなく、色んな言葉をかけてくれる人が周りにいるということが今の私の支えとなっています。私は勝てる実力も自信もありません。しかしまだ諦めません。限られた時間の中で自分がどうしたいか、そのためにはどうしたらいいのか、常にそれを考えながら練習に取り組んでいきたいと思います。
本当に長くなってしまってすみませんでした。最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは失礼します。