長男

今日はいつもの時間に更新できないので、早めの更新～。


朝、僕の元へ息子がやってきた。
時計をみたら８時半、もちろんまだ寝ていた。

息子は『おとうさん、おかねある？』と聞いてきた。
寝ぼけながらも僕は『ないよ』と答えた。

押入れを開けてなにやらゴソゴソやり出す息子。
押入れの中には小銭を入れたインスタントコーヒーの空き瓶がある。
そこから一握り手にして僕に差し出した。
『これつかって』
泣けるな～（笑）。
かくれんぼで押入れに隠れたときに見つけたんだろうな。


僕が小学生の頃、コツコツ貯めたお金が１万円になったとき、
これでもう大丈夫だと思った。
もし家に一大事が起こっても、この１万円を親に渡せば我が家はなんとかなるだろうと思ったのだ。
今思えばなんと甘いと言うか貨幣価値がわかっていないと言うか（笑）。

昨日、遊園地で娘はもっといろんなものに乗りたがった。
でも、僕は『もうチケットがないからムリだよ』と言った。
『買えばいいじゃん』と言う娘。

確かにチケットを買うお金ぐらいはあった。
実はそれまでにもやりとりがあって、もう買わないことにした。
『約束したでしょ』と言ったか『もうお金ないよ』と言ったか僕は憶えていない。

息子はそのとき何も言わなかったけど、
実はそのときに『いざ！押入れのあのお金を出すときがやってきた！』と思ったのかもしれないな。