小銭がたまったので銀行に行った。
ジャラジャラとATMから入れた。
それなりの枚数なので結構苦労した。
機械が数え始めてしばらくしたら
『限度枚数の100枚を超えたので返却いたします』
と、ほんの数枚戻ってきた。
これは何度経験しても、チマチマと入れて苦労した分と比例した空しさとおかしさがある(笑)。
お金と言えば、家のピンポンがなった。
出て行ってみると見覚えのない年配の男性が立っていた。
ばあちゃんへの用事だと思いばあちゃんを呼んだ。
会話が聴こえてきたが、どうもばあちゃんも記憶にないようだった。
すると自営業だった僕の父親と何度か仕事をしたことがあるとのこと。
ばあちゃんは父親の仕事関係はほぼ把握している。
だが記憶にないようだ。
それを相手に告げると、よく一緒に仕事をしていた父親の弟の屋号も出してきた。
聴き耳をたてていた僕は一瞬
『ほんとにおとうさんの知り合いかな?』
とも思ったがやはりなにかが変だ。
そしたらやせて人相が変わっただの、交通事故にあっただの、税金が大変だのと言いだした。
そしてついにお金を貸してほしいと言った。
『あまりにもウソっぽい。。。。唯一の説得力があるのがおじさんの屋号を持ちだしたことだが、
田舎なんで付き合いがない人でも、おじさんと父親が兄弟だと知る人は山ほどいる。
』
ばあちゃんが出しそうになっちゃったら出て行かなくちゃいけないと思っていたら
ばあちゃん、見事バシッと断った。
ナイス対応!
実はすべてが事実ならお気の毒だがいたし方あるまい。