11月18日、24日の両日労働協会が主催する中小企業応援セミナーに参加し、地場の企業の取り組みに学びました。
11月18日(木)は、広島市総合体育館で福山の老舗の和菓子メーカー(株)虎屋本店 高田信吾第16代当主を講師に「『お菓子を通じ子どもたちに伝えて行きたいものがある』~和魂商才:我が社のCRSとは~」と題した講演を聞きました。
今年で390年を迎える(株)虎屋が積極的に取り組んでいるのがCRS(企業の社会的な責任)。『和魂商才』という商訓のもと、働きやすい職場づくりと技術の継承のために定年を70歳に延長し高齢者雇用モデル事業に選ばれたり、フードアクション・ニッポンへの加盟、地域清掃や資源回収、地産スィーツの開発や野菜ソムリエとの商品開発、中学生の企業体験の受け入れなどの地元貢献の取り組み等を紹介されました。
また、11月24日(水)は、県民文化センターふくやまで(株)白鳳堂 高本光取締役総括部長から、「人材を生かして世界に羽ばたく!」と題した講演を受けました。
(株)白鳳堂では200年の歴史を持つ熊野筆の伝統技術を活かしながら化粧筆の製造に取り組み、世界の有名メーカーへの供給やインターネット販売など新たな市場の開拓を進めておられます。職人の大多数は女性であり、プライドを持って世界的に評価の高い化粧筆を製造しており、だからこそ女性の登用や雇用継続に力を注がれているそうです。
それぞれの企業の取り組み報告を聞き、事業の数字を伸ばすだけではなく、地元に密着したJAだからもっと組合員・地域の方々に対してできることがあるのではないかと考えました。また、自信を持って仕事をするために自己啓発に取り組もうと思いました。 (女性部・徳永孝子副部長)