広島県農協労連

広島県農協労連の活動をご紹介します!

基地の経済効果について

2009-05-22 14:50:32 | 反戦・反核・平和

 行進最終日、昼休憩の時間に北谷町職労の人が、基地の経済効果について北谷町の実態を紹介された。

 「北谷町役場も10年前基地の中に建設された。一部返還された土地は商業地区になっており、返還前に600万円だった固定資産税が2億3000万円に増え、住民税も入るようになった。商業地には3倍以上の買い物客が来るようになった。基地に頼らない町づくりを考えることが必要。

 9.11同時テロ事件の時は、基地があるがゆえに沖縄への修学旅行が中止され、多くの旅行センターが倒産した。基地があるために経済ダメージを受けることもある。また、大きな工事や基地の建設などの入札には沖縄の企業は参加できないようになっている。

 最近は米兵のアパートが市街地に増えている。米兵から税金は徴収できないので、下水やごみ処理などの費用は自治体もちとなる。

 返還された土地は、米軍が廃棄したもの(戦車や機械など)や化学物質などで土地が汚染されており、日米地位協定の関係で環境調査できないので活用方法も難しいが、生産点の返還により新たな生産が可能になる。」

 昨年の全国農団労・沖縄平和行進の講演で、読谷村が基地の中に役場を建設し(2006年に返還)、紅芋の生産と商品化に取り組み、基地に頼らない村づくりをすすめてこられたことは知っていたが、北谷も返還された土地を利用し、基地に頼らない町づくりを地主などと一緒に考えておられる。まだ53%が軍用地として残っているので返還闘争を続けていきたいといわれた。是非実現させてほしい。

 ちなみに、読谷村の小さなお菓子屋さんと地域との協力で生まれたお菓子が大人気となり、今では観光地に大きなお店を構えるまでになっている。


歩いて学んだこと-第32回 沖縄平和行進-

2009-05-22 13:23:01 | 反戦・反核・平和

 第32回を数える今年の沖縄平和行進は、沖縄本島3コースと石垣、宮古の5コースをのべ7100人あまり、交通整理などを担当したレンジャー部隊のべ470人が参加した。

 広島県からの参加者は24人。南部戦跡をたどる南コースには15人、P3C対潜哨戒機通信施設建設を阻止した本部町を含む西コースには9人が参加した。             14 5月14日に行われた結団式には、県外から1500人が参加。15日から沖縄の実態を肌で感じながら完歩する決意を固め、それぞれのコースの出発地点に向かった。(写真:東・西・南コースそれぞれの団長、副団長、本土代表の紹介)

 Photo 5月15日、いよいよ平和行進開始。P3C対潜哨戒機通信基地建設を21年の歳月をかけて阻止した本部町・旧米軍滑走路跡地から出発し、P3C闘争小屋を見ながら一路本部町営グランドまでの道を歩いた。(写真:出発前の団結ガンバロー)

 515 町営グランドで昼食を取った後、午後からはバスで読谷村役場まで移動し、読谷村役場から宿泊地のある残波岬をめざした。

 516 Photo_5 2日目は嘉手納基地を左手に見ながら一周する行程。フェンス越しに米軍の住宅やトラック・戦車などを見ながらの行進だった。嘉手納町はその83%を米軍基地が占めており、日常的に飛来する戦闘機の爆音や米兵の犯罪に苦しめられている。行進した日は土曜日ということもあり、基地内で働いている米兵の姿もほとんどなく、戦闘機も数機しか飛んでいなかったので、爆音被害を実体験することはできなかった。並んでいる軍用機やトラックなどを目にするだけだったが、威圧感を感じた。(写真上:基地内の様子、下:基地内の住宅)

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(写真上:嘉手納基地ゲート付近で交通整理をするレンジャー隊、下:陸橋から撮影したデモ行進団)

 2日目の到着地点は道の駅・かでな真向かいにある「安保の見える丘」。嘉手納基地がすぐそばに見える。到着式終了間際、米軍戦闘機3機が爆音をとどろかせて航空ショーのような訓練を開始したのが印象的だった。

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 行進終了後、北谷商工ホールで懇親会が行われ、行進参加者に手づくりの夕食が振舞われ、エイサーの実演を楽しんだ。

 3日目は北谷町役場を出発して、県民大会会場・宜野湾市海浜公園をめざして最後の行進をした。

 Photo_4 この3日間、しばしば沿道で応援してくれる人々に出会った。いつも気付くのに遅れてほとんどカメラに収めることができなかったのが残念だが、とても励みになった。特に沖縄戦を体験されたと思われる年配の女性が多く、沖縄戦の痛みを抱えて生きてこられた人々の「基地のない平和な沖縄」への思いを感じた。

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 3日目の午後、東・南・西コース、石垣コース、宮古コースが合流して「5・15平和とくらしを守る県民大会」が開催された。海浜公園野外劇場は人、人、人で埋め尽くされ、参加者全員で平和行進の成功と、それぞれの職場や地域で基地機能強化、戦争への道を許さない取り組みを強化することを確認しあった。(写真:県民大会)


第80回広島県中央メーデー 青空のもと、1万人が参加

2009-05-01 17:09:56 | 取り組み報告

 広島中央公園で第80回広島県中央メーデー集会が開催されました。参加者は約1万人。

 

 <shape id="_x0000_s1028" type="#_x0000_t202" wrapcoords="-103 -53 -103 21600 21703 21600 21703 -53 -103 -53" filled="f" fillcolor="silver" strokeweight="1.5pt" style="LEFT: 11180px; WIDTH: 2566px; POSITION: absolute; TOP: 3371px; HEIGHT: 5374px; mso-position-horizontal: absolute; mso-position-vertical: absolute"></shape><stroke dashstyle="dashDot"></stroke><textbox inset="5.85pt,2mm,3.06mm,2mm" style="LAYOUT-FLOW: vertical-ideographic; mso-next-textbox: #_x0000_s1028"></textbox><wrap type="tight"></wrap>連合広島・伊丹幸男会長は「世界同時不況で、若年層を中心に将来への不安を増大させている。将来へ希望の持てる国へ我々がかじ取りをしていかなくてはいけない」と挨拶し、県内経済の活性化や2010年のNPT再検討会議に向けて「核兵器廃絶を求める1千万人署名」活動に取り組むことなどを織り込んだメーデー宣言を採択しました。(毎日新聞より一部抜粋)

 集会後、参加者は模擬店を楽しみました。今回の模擬店は県内経済の活性化のために地産地消が合言葉

広島県農協労連でも、初めてメーデー版「○○ひろしまじゃけん」を出店し、米、トマトやアスパラガスなどの野菜、いちご、加工品などを販売しました。

 

 一番人気はぽん菓子作り。ぽん菓子職人は三次農協労組の若光さん、橋本さん。「ボ~ン」という爆発音を期待して店の前に集まった多くの家族連れが職人技を楽しんでいました。特に子どもたちは興味津々、神妙な面持ちで出来上がりを待っていた。

委員長、書記局の他に広島中央の西田副委員長、川尻書記長にも販売の手伝いをしていただきました。

ありがとうございました。

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久しぶりに気温が上昇し、はと麦茶がよく売れました。これには小川書記長も「予想外です」を連発。他にもいろいろな予想外がありましたが、結構楽しみました。

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