2月13日、広島県農協労連2010春闘討論集会を開催し、60名が結集した。
第一講座は、農林水産省経営局協同組織課の前田俊範課長補佐より「JA共済の現状と問題点等」について講義をいただいた。
農協法の一部改正(2005年)の概要をはじめ2010年4月1日から施行される保険法についての説明を受け、また、全国の農協における保障保有高減少を背景とする実績のポイント制への導入についての説明を受けた。
参加者からは「今後の農協共済事業のおおまかな方向性について確認ができた」「共済の仕組みが変わる?とてもたいへんです」などの感想が聞かれた。
午前中に開催された単組代表者会議で確認されている「広島県農協労連2010春闘補強方針」の統一課題の一つとなっている共済事業改革の要求の必要性が参加者全員で再度確認された。
続く第二講座では労連小川書記長より「アンケート集計結果報告・春闘について」という題目で、先般行なわれた「Jユニオンアンケート」と「全国農団労春闘要求アンケート」の集計結果の説明を受けた。
項目によっては各単組の特徴がはっきりしているところもあるが、6単組とも同じ傾向のところもあった。数値に労組員の気持ちがしっかり現れており、今回の結果を十分に活用していくにあたって単組から「労連にて更に分析を行なって欲しい」という意見も出ていた。
終わりに各単組より2010春闘の取り組み経過報告、決意表明が行われ、3月8日の統一要求日に向けて参加者全員で確認を行なった。(山脇周宗中央副執行委員長)