広島県農協労連

広島県農協労連の活動をご紹介します!

TPP問題を考える-食・緑・水・環境を守る県民会議総会・学習会

2011-01-31 14:58:19 | 農業再建

Photo  128日、自治労会館で食・緑・水・環境を守る広島県民会議総会・学習会が開催され、60名が参加した。

 学習会では岡田新一郎JC総研研究員を講師に迎え、昨年秋のAPEC直前に唐突に浮上し、政府が加盟を急いでいるTPP(環太平洋掲載連携協定)について講演を受けた。

 まず、保護貿易か自由貿易かで起こったアメリカの南北戦争にも触れ、保護貿易、自由貿易についての歴史的な経緯を学んだ。世界大恐慌から保護貿易主義が台頭し、第2次世界大戦に至ったこと、第2次世界大戦は正義の戦いではなくアジア・アフリカ争奪を目的とする帝国主義戦争であったこと、その反省の上に保護貿易を排し自由貿易体制を作るためのガット体制、あるいはWTO体制などが作られたが、これらの多国間貿易協定では先進国と途上国などの利害対立を調整できず、今はFTAやEPAなど2国間協定へと移行してきている経緯がよく理解できた。

 続いて、今またTPPという新手の多国間協定に注目が集まる背景、今後の方向性について提起された。そもそもTPPは2006年にシンガポール、チリ、ブルネイ、ニュージランドの4カ国で発足。対象はモノ、ヒト、サービスなど全てを含み、例外は認めていない。現在アメリカ、オーストラリア、マレーシア、ペルー、ベトナムが参加を表明している。日本にとってTPPに加盟することは必ずしも有利ではなく、一番得をするのはアメリカであることを数字や具体的な事実を例に説明された。その上で、批判や反対だけではなく、私たち自身が地域社会の再生と一体となった農業再生や中小企業の再建を本気で考え、取り組んで行く姿勢が求められると締めくくられた。


破綻したプルトニウム利用-政策転換への提言~原水禁講演会

2011-01-28 14:52:27 | 反戦・反核・平和

2011127_2  127日、自治労会館で原水禁講演会が開催され、西尾漠原水禁国民会議副議長から、「破綻したプルトニウム利用-政策転換への提言」と題した講演を受けた。

 講演前半では、六ヶ所再処理工場での高レベル廃棄物のガラス固化の失敗、前・原子力安全委員長をして「将来展望は未だにかなり不確定である」と言わしめた高速増殖炉の稼動問題、再処理してできたプルトニウムの消費のための危険なプルサーマル計画など原子力政策が破綻している実態、それにも関らず莫大なお金を浪費しつつ無責任に進められてきている原子力政策、そして、また、原子力発電の流れは核兵器開発に直結している怖さなどが理解できた。2011127_4  

後半はエネルギー政策の転換について触れられた。昨年12月から進められている原子力大綱の改訂作業の中で、新たな原発建設・計画の中止、既存の原発の段階的廃止、太陽や水、風といった自然エネルギーへの転換、とりわけエネルギー利用の効率化により消費を小さくすることなどを提言されるとのことだ。日本のエネルギー構造の中で実際に利用されているエネルギーは3分の1程度。残り3分の2は「損失」となっており、その4割弱が発電時に生じる。この「損失」を防ぐ技術の向上によりエネルギー消費を少なくすることができるようだ。脱原発派、原発拡大反対派が圧倒的に少ないメンバー構成の中で、原子力大綱の大幅な改訂を行うには、世論を変えることが大切だと訴えられた。


全国農団労2011春闘討論集会

2011-01-24 10:37:47 | インポート

1月21日・22日、全国農団労2011春闘討論集会が京都にて開催されました。

138名が参加し、広島県からは18名が参加しました。

初日はまず大谷中央執行委員長のあいPhotoさつから始まり、次に小川書記長より2011春闘方針(案)の提起がなされました。午後からは会場を移動し、7班に別れ分散会を行いました。春闘をテーマに各単組の現状や課題などを話し合い、意見交換を行いました。

2日目は、分散会の報告を行った後、関西大学商学部教授・杉本貴志講師より「協同組織運動と労働者の待遇・労働条件」をテーマに講演学習が行われました。Photo_2

これから各単組にて2011春闘が始まりますが、学習したことを活かし、みんなで団結してがんばっていきましょう!!


第3回単組代表者会議・2011春闘幹部学習会・旗開き

2011-01-18 15:07:59 | インポート

1月15日(土)、福山労働会館みやびにて第3回単組代表者会議・2011春闘幹部学習会・旗開きを開催しました。まず第3回単組代表者会議を行い、2010秋闘総括と2011春闘補強方針について協議をしました。

続いて2011春闘幹部学習会を行いました。全国の統一要求の一つである共済事業改革と農林年金をテーマに学習会を開催しました。2

共済事業改革では現在の付加収入体系について学習し、農林年金については、その歴史と仕組みについて理解を深めました。

最後に旗開きを行い、今春闘への結束を深め、2011年最初の団結ガンバローを行いました。


広島県農協労連1月の予定

2011-01-07 15:54:14 | インポート

1月8日(土) 広島県農協労連四役会議

1月12日(水) 広島県中央会との意見交換会

1月14日(金) 全国営農販売担当者交流集会(~15日)

1月15日(土) 第3回単組代表者会議・幹部学習会

1月21日(金) 全国2011春闘討論集会(~22日)

1月28日(金) 全国セクハラ防止プロジェクト

1月29日(土) 第2回リーダー養成講座