■ 北京五輪アジア地区最終予選 グループC 第3戦 |
日本(1-0)カタール ・前半 6分 梶山(日本) |
■ 勝ち点3を積み上げたことは、評価に値する |
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北京五輪アジア地区最終予選も折り返しを迎えました。
第3戦、日本は、ホームにてカタールを1-0と辛くも勝利を収めました。
さらに、ゴールを決めた梶山が負傷退場(数ヶ月の戦線離脱)
後半、本田拓が2枚目のイエローカードを貰い退場となり10人対11人の戦いを強いられてからは、ほぼ防戦一方という感じでした。しかし、良く守った!と思いますね。
結果が重要な試合ですので、どういう内容であろうとも勝ち点3を得られたこと。そして、勝ち点を積み上げてトータル7とし、最終予選前に「3戦終了時で最低でも勝ち点7は必要」と思っていた私の考え通りに勝ち点を積み上げた反町JAPANは、現時点では評価に値する成績を残していると思います。
3試合終了時点での勝ち点は次の通りになっています。
順位 | 国 | 勝ち点 |
1 | 日本 | 7 |
2 | カタール | 4 |
3 | ベトナム | 2 |
4 | サウジアラビア | 2 |
次のアウェイでのカタール戦に勝利すれば、ほぼ五輪の切符を手に入れたも同然だと思います。
これまでの3戦、相手チームの戦力を客観的に見た時に、思ったほど強く感じなかった人も多かったと思うのです。むしろ、日本の方が悪く感じた・・・でも、逆の立場で考えると、「日本は思ったほど強くない」と思われているかもしれません。
つまり、戦っているチームは、きちんと相手チームを分析して自分のチームとの力関係を推し量り、戦略を練って戦いに挑んでいるはず。
しかし、見る側の我々は、多少の過大評価があったかもしれません。それは、相手チームに対しても、そして、反町JAPANに対してもです。
■ 過大評価と戦う反町JAPAN |
◆ 堅守のチーム
元々このチームも“谷間の世代”と揶揄されたこともありました。しかし、A代表に招集経験のある選手もちらほらといますし、個々の選手の能力は、Jリーグでの活躍などを見れば決して低いとは思いません。
この年代のプレーヤーは、きれいにまとまった選手よりは、荒削りだけど光るものがある・・・そんな選手の方が将来有望な気がするのです。特に攻撃的なプレーヤーで有望な選手が多いように思うのです。例えば、水野、家長など。しかしながら、だいぶ前から反町監督の監督としてのチーム構築法には懐疑的ですが・・・チームとしてのサッカーの内容がよくない。
これら突出した能力を持つ選手を生かすサッカーをしていない問題は以前から分かっていましたが、今回ふと思ったのは、これまでの戦いの中でチームは、自然と“堅守のチーム”になってきているんじゃないかな?と思うのです。
ここまでの3戦で『2得点/0失点』(得点はセットプレーからのみ)
2次予選6試合で『17得点/2失点』という数字を残しています。
伊野波、水本、青山直の3バックは、非常に堅実な守備をしていますし、今回、内田(右SB)も加わりとDF陣はアジアのレベルでは守りきれると思うのです。
マスコミは攻撃的な選手を取り上げる傾向が強く、また、個々の選手の能力もJリーグなどを見ていると魅力を持った選手が多く期待を抱きたくなります。しかしながら、監督がこういう魅力的なアタッカー陣を生かすようなシステムを構築出来ていない。その一方で、結果を出してきたのは、守備陣が良かっただけだからです。
そうこうしているうちに、“堅守の地味なチーム”になってしまっていると思うのです。(悪い意味という訳ではなく)
しかしながら、それでも魅力的なアタッカー陣への期待が過大評価となり、反町JAPANへの厳しい評価になっているだけだと思うのです。
つまり、理想と現実のギャップを見ている人がいまだに認識しえてないんだと思うのです。それは川淵会長も同様です。それにより、反町監督への批判も厳しくなるんだと思うのです。
残り3試合(アウェイが1試合、ホームが2試合)、よっぽどチームの根幹を揺るがすような負け方をしない限り、1-0の勝利を繰り返して、確実に勝ち点を積み上げると思うのです。面白い試合内容を期待しなければ、北京五輪本大会へ進出は決めれると思います。
◆ 北京五輪に出場することを目標にしたチーム
ただし、本大会でどれだけ出来るか?!は、はっきり言って分かりません。というか、分かる人いないんじゃないかな?と思うのです。
理由は、これまで反町JAPANは、アジアでの戦いに終始してきたのでね・・・アメリカ、ボツワナくらいじゃないですかね?アジア以外のチームとの対戦は・・・
前回のサウジアラビア戦後の記事に『「北京五輪に出場することか?」それとも「北京五輪で勝ち上がることか?」反町JAPANは、どっちを見据えての試合だったのでしょうか?』と書きましたが、今、分かりました。
前者です・・・
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前の五輪チームは「アテネ経由ドイツ行き」で、すごくいいサッカーをしていた(あの時はジーコサッカーで疲れていたため、五輪ですごく癒されたからかもしれません・・)と思っていたのですが、五輪の本選では試合開始直後のミスや失点でずるずると負けてしまった思います。
アジア予選では結果も求められて当然ですが、いいサッカーができていないというのは、それは本当に大問題ですね。U-20のサッカーのような躍動するようなサッカーを期待しています。
本戦で1勝ぐらいしていただければいいんでわ??
このチームU-17はどっかの高校の監督がやって予選敗退(僕の知り合いの選手も選ばれていました)
U-20は一勝もできず摩訶不思議に予選突破し決勝トーナメントで敗退☆
強いチームとやって勝った経験がない選手ばっかなんで☆
本大会で本田君が無回転FKなんか決めたら即欧州行きですねww
最低限の結果を残してきているのは、とりあえず
平山・水野・家長・本田圭あたりに注目が集まる裏で、
じつは水本・伊野波・青山を中心とする守りが
非常に安定しているからだ、というのに同感です。
その一方で、攻めに関してはいまだに右往左往していて、
次々と新しい選手やシステムを試し過ぎたこともあって、
いまだに攻めの形どころかコンビネーションすら固まっていないことが、
反町君(キャプ翼のキャラのモデルらしいのでこう呼ぶ)
への批判が集中する大きな原因になってる、というのもその通りだと思います。
反町君に好意的に考えるなら、とりあえず守備さえいじらなければ
アジア予選は何とか勝ち抜けるはずという前提のもとに、
選手のポテンシャルを最大限に生かせる攻めのシステムを
構築するための実験を繰り返している(それが出来ない限り、
たとえ本大会に出られてもGLは勝ち抜けないだろうから)、
と捉えることも可能なんじゃないでしょうか。
つまり、このチームはとりあえず北京五輪に出場するという
最低限の結果だけを求めるあまり、守備偏重の退屈な戦術に陥っている、
というのがブログ主さんの意見だとすると、オイラの考えは、
守備を固めてあくまで堅実に予選突破を目指すのと同時に、
むしろ本大会で勝ち抜くための攻めの実験を繰り返しているが、
まだそれがはっきりした形にならないために、現時点では
非常に地味なチームに見えてしまっている、というものです。
まあ、反町君のサッカーオタクぶりに選手がついて来られないというか、
この世代の選手はけっこうプライドが高くて自分を出さないので、
ホワイトボードとかを使っての指示とか、ハナから馬鹿にしていて、
チームとしてうまくまとまってないのかもしれんですけどね。
個人的には、元U-20の選手たちに、そのへんの壁を破ってほしいので、
梶山の怪我は痛いんですが、柏木中心のチームを作ったほうが、
このチームは確実に良くなるんじゃないかと思ってます。
鈍感力平山も、さすがに危機を感じたのか、ようやく
ポテンシャルの一端ぐらいは示し始めたようだし(笑)、
この先、チーム内での競争が激化することに期待したいです。
最近サッカー見てません。
この前のオーストリア遠征も録画したはいいけど、見る前に結果知って、見るの失せた感じです・・・。
やっぱ試合はリアルに限りますねww
どんどんサッカーの知識が減って行ってる今日この頃でした。
すいません。全然関係ないコメントで。。
こんばんは。
基本的に北京の出場を獲得することが第1目標ってのは分かりますけどチームとしての出来がよろしいとは思えないんですよね。ただU-20はもっとチームを構築する為の時間はあったような・・・まぁ、どうであれ、五輪に出場を決めてからって考えている所が多いような気がします。
こんばんは。
U-22は現状だと1勝も難しいような気がします。これはいくら楽観視してもです。今の本田圭佑は欧州は無理でしょう・・・あんなFK蹴れてもね(苦笑)
こんばんは、はじめまして。
>守備を固めてあくまで堅実に予選突破を目指すのと同時に、むしろ本大会で勝ち抜くための攻めの実験を繰り返しているが、まだそれがはっきりした形にならないために、現時点では非常に地味なチームに見えてしまっている
反町監督がそこまで考えていたとしたら、大したものだと思います。さぁ、お手並み拝見って感じでしょうか?!
ただ、それとは別に選手の意識がどこに向いているのか?!これもまたこのチームの悶々とした雰囲気になっている気もしますね。
こんばんは、お久し振りです。
生で観るのと録画して結果を知っていて見るのでは、大きく違いますもんね・・・
スイス戦なんかは、結果知っていても「どうやって4点も取ったんだ!?」って思っていたので、それなりに楽しめました。