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日本vsモロッコ【ロンドン五輪】

2012年07月30日 | 日本代表 (五輪世代)
■ ロンドン五輪 グループD 第2戦
   日本(1-0)モロッコ
     ・後半39分 永井(日本)



この試合の詳細は、ブログランキングにてサポーターの方のエントリーをご覧下さい。


■ シドニー五輪以来、3大会ぶりの決勝トーナメント進出決定

◆ 初戦の勝利がチームにもたらしたもの
きっと多くのサッカーファンが関塚JAPANが決勝トーナメント進出出来るとは思っていなかったと思います。しかし、第1戦の強敵スペインに素晴らしい勝利をおさめ。そして、第2戦、モロッコに非常に苦戦しながらも1-0と勝利しました。

やはり、初戦のスペイン戦での勝利は、チームに自信をもたらしたと思うのです。
(そのスペインはホンジュラスに0-1と敗れ、グループリーグ敗退が決定)
試合後の選手のインタビューなどからもチームの状態が良いのが伝わってきます。
若いチームはこういう追い風に乗ってドンドン勝ち進むことがあるので、決勝トーナメント(ベスト8)の試合にも期待が出来ると思います。

◆ スペインより強かったモロッコ
スペイン戦から中2日ということで、全体的に動きが重かったと思います。まぁスペイン戦のあのプレッシングは、異常ですけど。
日本のフィジカルコンディションが第1戦より悪かったとはいえ、それ以上に、モロッコのサッカーが良かったと思います。

北アフリカのチームは、ナイジェリアやカメルーンなどブラックアフリカンのように肉食動物のようなフィジカルを生かしてくるというよりは、どちらかと言うと中東系に近い。中盤でボールを受けた選手はパスと同じくらい自身で運んで日本の守備ブロックにズレを生じさせる。この試合で言えば、サイドとトップの選手が軸となり日本の裏を突くイメージ。そして、日本のDFラインが下がり広がった中盤のスペースでドリブルでボールを動かす。
日本は、モロッコの捉え所がないスタイルに翻弄されました。決定機をかろうじて防ぎ、永井のスピードを生かした速攻で決勝ゴールを決めた日本。永井を前線に配置するメリットが発揮された試合でした。

◆ 永井のスピードと日本の守備
やはり、永井のスピードはこの大会でも断トツだと思うのです。日本のパッシング・サッカーに永井のスピードは、相手チームのDFラインにとっては常に喉元にナイフを突きつけられているような状態と言えるでしょう。

大会前不安視された、(セットプレーを含む)日本のディフェンス。モロッコ戦では2~3回ほど危険なシーンがありましたが、オーバーエイジの吉田、徳永の効果で2試合続けて零封しました。やはり、どんなに攻撃力を持っていても守備力が安定しなければ、このような大会では勝ち上がれません。そういう意味では、日本のDF陣は結果が伴っている分、良い精神状態でしょう。

◆ これまで以上に重要な決定力
しかしながら、今回のモロッコ戦でも、第1戦同様、いくつか決定機で決めきれなかった。決勝トーナメントに進出したら、これまでのような決定力では勝ちきれないと思います。過酷な日程なので、勝ち上がるにつれてスタミナ面での問題も出てくるでしょうけど、試合勘、大会への慣れが精神状態と上手くハマれば、1点以上取れるような気がしています。ちなみに、第3戦ではなく決勝トーナメントで、ハマれば一気に決勝も夢でないでしょう。(それと同様に精神力、フィジカルのコンディションの充実が重要になる)

■ 第3戦は勝ちに行くべきか休ませるべきか

◆ 首位通過がベスト
個人的には、首位通過を目指すべきだと思います。

まず第1に、前述の通り2試合零封し難しい試合を勝利した関塚JAPAN。
その流れ、良いチーム状態を第3戦で切りたくないと思うのです。

しかし、その一方で、第1戦よりも第2戦の運動量の低下は明らかでした。
肉体的にも精神的にも疲れていると思うので、第3戦でこれまでスタメンで使われなかった選手を投入して、チームの士気を維持したまま控え選手のモチベーションを上げるという意味では、スタメンを入れ替えて短期決戦の中でもチーム力をアップするという考え方もあると思います。しかし、良いリズム・精神状態の選手をスタメンから外すというリスクもあります。きっと関塚監督はこの辺は凄く悩んでいるでしょう。

やはり個人的には、フィジカル面よりも今のチームの調子をそのまま維持させる方がいいような気がします。ホンジュラス戦の理想は、前半で先制して試合を優位に進めつつ、3枚の交代枠を上手く使って選手・チームを休ませるのがベストな気がします。

第2に、仮にグループD2位で通過した場合に、隣のグループCの首位がブラジルということです。グループCの2位争いは、ベラルーシとエジプト。

第3戦は、ブラジルvsニュージーランド、エジプトvsベラルーシ。となっています。
C組 - 1次リーグ - ロンドン五輪2012 - SANSPO.COM

どう考えてもブラジルとの対戦を回避するのが、理想形だと思うのです。
勿論、ブラジルが第3戦を落とせば順位が変動することもあり得ますが、この場合ブラジルが首位通過をするとみるべきでしょう。

仮にベラルーシが相手となれば、親善試合で一度戦った相手ですし、エジプトならば今回のモロッコと似たようなタイプのチームだと思うのです。つまり、ベスト8・決勝トーナメントの相手を考えれば、とにかく、第3戦のホンジュラス戦は勝利するか引き分けて首位通過を狙い、そしてブラジルとの対戦を回避するのが理想です。

さらに、ちょっと気が早いのですが…。
ベスト4は(第2戦の順位を参考にすると)

B組1位(メキシコが1位、韓国が2位)
A組2位(英国が1位、セネガルが2位)

この勝者となります。
勝ち負けは別にしてベスト4で対戦するカードとしては面白そうです。
そう考えると、やはり第3戦は引き分け以上で首位通過を狙う戦い方をすべきだと思いますね。

決勝トーナメント組み合わせ - ロンドン五輪2012(男子) - SANSPO.COM

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