■ 「目標」と「結果」について |
◆ オシムJAPANの目標は、東大合格?
まず初めに、現在、当ブログで行っている、アンケートにご協力していただいた方に心より感謝いたします。本当にどうもありがとうございました。6月30日が締め切りですので、気軽に投票して下さい。参議院選挙みたいなことはありませんので(笑)
実は、このアンケートを作ってしばらくしてから考えていた事がありました。
「アンケートの結果をどうやって記事にするか?!(笑)」
いや、当初、考えていたのはもっと単純明快なものでした。しかし、皆さんにご協力いただいているので、くそみたいな記事は書けないな・・・と、当初の路線を大きく変更しようと思い、脳みそをかき回しています。
さらに、最近、記事を書くネタ(試合)もなく色々な方のブログなどを読んだりしていて、根本的な疑問に気付きました。
オシムJAPANの「最終目標」ってなんだ?!・・・ってことです。
アンケートでは、目標(ノルマ)と便宜上表現していましたが、目標に伴うのは、「結果」。目標が達成出来ても出来なくても、「結果」は勝手に出てきます。
例えば、東大に合格する!という「目標」を立てて勉強する。最終的に合格発表の日には、2つの「結果」しかありません。
・東大に合格出来たという「結果」
・東大に合格出来なかったという「結果」
■ オシムJAPANの「最終目標」は? |
サッカーの話、オシムJAPANの話に入ります。そもそもオシムJAPANの「最終目標」は、どこなんでしょうか?東大レベル?、英検3級レベル?つまり・・・
2010年W杯南アフリカ大会に出場することが「最終目標」なのか?
2010年W杯南アフリカ大会でベスト16へ進出することが「最終目標」なのか?(以下、2010年W杯)
それともアジアカップ2007で優勝することが「最終目標」なのか?
この「最終目標」をクリアする為には、段階的に「目標」が存在します。例えるなら、関所みたいなものです。
今回のアジアカップ2007であれば、予選という関所は通過していますが、2010年W杯でベスト16へ進出するには、「アジアの出場枠『4.5』」という関所を通過して、その後本大会で「グループリーグ」という関所も通過しなければなりません。
つまり、オシムJAPANの「最終目標」が分からなければ、段階的な「目標」に対しての評価って出来ないんじゃないかな?と思ったのです。さらに、この「最終目標」が明確でなければ、アジアカップで「結果」を問うか?「内容」を問うか?という問題を考える際にも多少なりとも違ってくると思います。
さらに、アンケート自体の本質の部分で意味をなさないのかも・・・って今さら思っているからです(苦笑)
いや、でも・・・アンケートに関しては、こういう大きな枠組みを取っ払って、単純にアジアカップでの「結果」を皆さんがどう思っているか?一票を投じてくれればそれで私は構いませんです。私自身は、「最終目標」云々を別にして、アジアカップは一つの大会として重要だと思っていますし。
◆ 暗黙の「最終目標」
まぁ、協会側の心中やサッカーファンの皆さん雰囲気などは感じから、「最終目標」は、 「2010年W杯出場」と「ベスト16進出」に二分されているような気がします。
私個人は、後者がオシムJAPANの目標だと思っていますし、超長期的な方針としても常に「W杯ベスト16」まで勝ち上がれる地力を付けることが、日本サッカーの「目標」だと思っています。その後は、スペインやイングランドのように「ベスト8」の壁ってやつがあるのですが、まぁそこは当分先の話でしょう。
■ 判断する協会の客観性 |
◆ 「内容」を評価するのは、誰?
ジーコJAPANの時の「目標」は、ジーコ監督いわくドイツW杯で優勝でした(笑)まぁ、この辺は言葉のあやというか、ジーコの意気込みだったと思うのです、別にこういう発言自体は悪いとは思いませんし、むしろオシムにはこういう部分が足りないと思っています。(この辺については、次の機会に)とりあえず、ジーコJAPANの「最終目標」は、ベスト16突破だったと思うのです。明言していたのかどうかは分かりませんが、少なくともサッカーファンの中では暗黙の了解としてあったと思っています。
しかし、ジーコJAPANの最後は、東大に合格できなかった学生と同じだったわけで・・・やはり、前述の段階的な「目標」をクリアしても「最終目標」をクリア出来なければ意味がありません。そこで問題となるのが「内容」です。
あまり細かく書くとキリがないので、シンプルに・・・
問題の「内容」は誰が判断するのでしょうか?我々サッカーファン、マスコミ、サッカー協会、それともオシム監督?
段階的な「目標」はあるとしても、段階的に「内容」をきちんと客観的に評価する人たちがいないとダメなんじゃないかな?と思います。W杯には、“滑り止め受験”がないのでね。(あれ?あんまり上手くない?)
◆ 実力を客観的に捉える
実は、ドイツW杯の「最終目標」がベスト16だったとして、日本にとっては東大の試験どころか、司法試験レベルだったのかもしれません。しかし、ブラジルなどにとっては、ベスト16もまだまだ模擬試験レベルだと思うのです。
ドイツW杯後、日本サッカー協会の作成したテクニカル・レポートでは、「ピークの持っていき方を間違えた」みたいな内容がありましたが、これって「試験前に朝まで遊んでました~」みたいなもので、そんな評価あんのかよ?(苦笑)って思ったりもします。意外と自分達の実力を客観的に捉えられていなかったのかな?って思いますね。それじゃ、段階的な「内容」の判断・評価にズレが生じるってなもんです。それが、ドイツで起きたと。
ドイツW杯の各試合については、『プレーバック・ドイツW杯』で書いていますので、参照下さい。
■ 「結果」と「内容」について |
◆ 「内容」を評価するのは、難しい
事実として、ジーコJAPANは、段階的な「目標」を全てクリアしました。アジアカップも優勝してコンフェデにも出ました。さらになかなかの好ゲームをしました。また、ドイツW杯出場権もアジアで一番最初に獲得しました。つまり段階的な「目標」は全てクリアしました。模擬試験でA判定みたいなもんです。(ちと違うか?・笑)
まぁ模擬試験の例えはどうでもいいのですが、段階的な「結果」に伴うのは、あくまでも段階的な「内容」でしかなく、「最終目標」をクリアする為に必要だった「内容(中身)」が足りなかった。
実は「最終目標」は、東大の問題用紙ではなく、司法試験の問題用紙だった。つまり、東大を「最終目標」に頑張って来たが、試験会場についたら司法試験だった・・・そんな感じだったと思うのです。(ん?違うか?)
訳分からない例えをしていたら、訳分からなくなってきたのですが・・・
1.最終目標を決定する・明確にする。
2.「最終目標」は、日本代表にとっては東大の試験なのか?司法試験なのか?(客観的判断)
3.段階的な「目標」をクリアし、「内容」を評価していく。
あくまでもこれまでの内容は、日本代表に関する内的要因であって、試合の位置付け、対戦国などなど、様々な外的要因も複雑に絡み合ったりするものです。だから、ある側面ではクラブよりも代表というのは、難しいと思うのです。それをどれだけ協会側が真剣に考え、対応しているのか?正直、協会は、「最終目標」を司法試験レベルではなく、英検3級程度に捉えているとしか思えないのですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/8b/45e975144957c76ab58f50260405f973.png)
最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
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■ 第1回 アンケート |
◆ アジアカップの結果による、オシム監督の去就を考える 今回、初めてアンケートを実施しています。お手数ですが、下記リンクよりご協力願います。 今回のアンケート実施期間は、今月末(6/30)までとします。 |
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![]() | ・ チャンピオンズリーグ06-07 決勝 |
むずかしいですね~。
オシムジャパンでの最終目標は2010年W杯ベスト16ではないのでしょうか。
そのためには、やはり内容重視につきると思うのです。(内容がよければそんなにひどい結果にはならないような気もしますし)
ブログ内でもコージさんが書いているように内容を客観的に評価出来る人がいないと、またドイツの二の舞になりそうですね。(あと3年後に協会から同じ言い訳を聞く事が無い事を願います。)
ありがとぅ~!!
こんばんは。
「結果」と「内容」って考えれば難しいけど、
意外と相反するものではないのかもしれません。
おっしゃる通り、内容が良ければ、酷い結果にはならないと思いますし。
ただ、「結果」を強く求めない者には、勝利の女神は微笑まないと思います。
この辺は、アンケートの結果が出た後にちらっと書きますね。
◆ 「内容」を評価するのは、誰?
(今試合批評コメント出しいるのは)オシム監督。
主要メディアはジャーナリズムゼロ、主要サポーターもなんかちょっと・・。
◆ オシムJAPANの「最終目標」は?
W杯ベスト16。
◆ 実力を客観的に捉える
日本はグループリーグ第3シードに属するレベルと思うのでグループリーグ1勝1敗1分位程度の結果を。
(たぶん)日本の成長速度よりサッカー先進国の進化(日本では補えない経験値が違いすぎるし戦術発展も)の方が速いと思うので上出来。
南半球だからスタミナの消耗速度は遅そうなので日本に好材料だけどオシムさんと真逆で引いて守ってリスク犯さない、第1,2シードにまともにやったら厳しい気が。
06WCでのネガティブイメージが引きずっているだけ?
こんばんは、はじめまして。
「内容」を判断する人・・・オシム監督は、結構核心を突いていると思います。理由は、機会があれば記事にて。
ドイツW杯のネガティブなイメージを引きずっている人は多いと思います。
私も多分そうですけど(苦笑)
でも、ある側面では、ファンはシビアな考え方をしていると思うので、良いかな?とも思います。
今後もどうぞよろしくお願いします。
個人的には内容の善し悪しの基準として『見ていて面白い』・『危なげない』の2点を挙げたいと思います。
トルシエ、ジーコどちらの日本代表も”面白い”ゲームはしていましたが、トルシエの時の”ゲームを支配して勝つサッカー”と、”スリリングでギリギリ勝利”のジーコでは内容が違いすぎます。
そこに『危なげない』という要素を加えれば、どちらが良い内容のサッカーをしていたのかの答えになるのではないでしょうか。
また、オシムジャパン(というよりも日本代表)の最終目標は、”W杯で優勝の可能性があるチームのひとつになる事”だと思うのですが、その為にはまずはW杯グループリーグ突破が50%以上の確率で可能というレベルくらいにはなる必要があるかと思います。
具体的には欧州の中堅国(W杯には出場出来ないけど強い国とか)には6~7割の確率で勝てるくらい(?)でしょうか。
(・・・この例えも抽象的ですかね(笑))
どうも、お久し振りです。
「内容」は突き詰めればどれも抽象的な事って出ると思います。だからこそ「結果」が大事な気もします。
完璧な「内容」ってありませんけど、個々の選手が出来る事をすべて出し切ってチームとしての一つとなっていれば、それは「内容」として評価されるんでしょうかね。
それは、選手の一人一人が自分の役割を代表の中でつかみつつあるのではないかというこです。
そこで考えているのは今回のアジアカップという大会の中で監督は何を求めているのかということ。
選手間の連携?得点力?体力?ポリバレント?走ること?
チームとして足りていなかった要素が望んだ分だけ向上しているのかを大会を通じて判断し、次の強化につなげて欲しいと思います。
こんばんは。
やっと第一期オシムJAPANとしてメンバーの固定や連携など高まったきたと言う感じでしょうね。
監督及び選手には、勝利を求めて欲しいですね。