うまさいと

お馬さんは好きですか?

凱旋門へ思いを馳せて。

2005-09-24 00:25:59 | 競馬
とりあえず現時点での凱旋門賞のお話。

もうすぐなんだよねぇ。Prix de l'Arc de Triomphe(FR G1 T2400m:凱旋門賞、以下「Arc」)は。
前半戦で頑張ったAzamourが回避してBreeders' Cup Turf(USA G1 T12f)に直行という噂なので、ちと淋しい気がしますな。

05 Azamour-Night Shift
04 Doyen-Sadler's Wells
03 Alamshar-Key of Luck
02 Golan-Spectrum
01 Galileo-Sadler's Wells

ここまで書いてふと考えた。これはKing George IV & Queen Elizabeth S.(GB G1 T12f:Kジョージ、以下「King George」)の過去5年の勝ち馬なわけですが、この五頭(回避予定のAzamourも含めて)は一頭もArcに出とらんのよね。我ながら今気付くなんてアフォかと思った。イメージとしては「前半戦での実績馬 vs 夏の上がり馬&遅れてきた3歳馬」だっただけに少し意外。ただ私が無知だったというのが一番正しいのかもしれないが。奇数年の3頭は古馬にしろ3歳馬にしろ王道のローテできてる印象アリ。DoyenもKing Georgeのみに焦点を合わせた様なローテ(Hardwicke S.から本番へ)だし、ある意味王道なのかもしれない。GolanだけはJCからの長期休養明けだから例外。父方だけ見ても、Golan以外はNorthern Dancerの直系だし、そのGolanも母父はNorthern Dancerのラインと。

んじゃ、次は昨年までのArcの勝ち馬を並べてみる。

04 Bago-Nashwan
03 Dalakhani-Darshaan
02 Marienbard-Caerleon
01 Sakhee-Bahri
00 Sinndar-Grand Lodge

とまぁこんな感じ。Bagoは2歳時から大物といわれており体調不良(ウィルス性の何かだったか)が原因で裏街道を突き進んだか。その前年のDalakhaniも同じくCriterium International(FR G1 T1600m)を勝ってるが、こちらは同馬主Aga Khan VIのAlamsharとのIrish Derby(IRE G1 T12f)での対決に敗れ、潔く秋に向けて休養したっけ。Marienbardは長距離路線からシフトしてきた異色の存在(長距離路線では良績はあげられなかったが)で、ドイツG1連勝からというなかなか見られないローテ。Sakheeは3歳時にクラシック路線でSinndarとやりあったものの、長期休養を経てフレッシュな状態(叩き三戦目)で臨んだはず。Sinndarはといえば、英・愛のDerbyをぶっこ抜き、無敵のMontjeuを蹴散らしたわけで、古馬にしろ3歳馬にしろ、これぞ王道といったローテを歩んでいるのはSinndarとDalakhaniだけということになります。こちらはKing Georgeとは違い、Northern Dancerの直系はMarienbard, Sinndarの二頭。Sakhee, Bagoは母父がNorthern Dancer系。Dalakhaniに至ってはNorthern Dancerの血が一滴も入っていないですか。それもまたよし。

King GeorgeとArcの勝ち馬の臨戦過程を比べると、何となくKing Georgeの方が洗練されている気がするねぇ。血統(といっても、父と母父位しか見てないけど)もArcに比べれば流行に乗ってる気がしますしねぇ。

つーわけで、今年の面子がまだわからん。仏語読めないし、公式サイトには行きたくないしなぁ。ブックメーカーのオッズ表を見ただけでは正確性に欠けるしねぇ。racingpostでも仏の大レースの登録馬も見れるようになったらなぁとか思った。←わがまま

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