ポニョちゃんとキナコちゃん 時々薔薇と猫

ワンコ大好きな母さんが 保護犬ポニョちゃん、キナコちゃんを迎え 彼女達との毎日を綴ります。猫や趣味の薔薇についても。

大好きな ファーブル昆虫記を また読んでみる。何十年ぶり❓

2017-08-13 08:24:03 | 人生もろもろ


少女の頃 大好きだったのが ファーブル昆虫記
夏休みは 捕虫網持って セミ捕り トンボとり
これで その頃からどんなに 変な女の子だったか わかります。
今は 変なばあちゃん。

さて 年月はあっという間に経過
アラ還になって また 孫と虫捕り再開。
楽しいな〜虫捕り。

ファーブル昆虫記の中に あった一節
ちょっと長いけれど 読んで見て。

(ファーブルが ツチバチの巣と思われるところを掘り返して
たった今 羽化し破られたばかりの繭を発見したあとの帰り道。
ツチバチの幼虫が食べて育つのが コガネムシの幼虫で 掘りあてた繭にその残骸が
くっついていた。これは彼にとって 大発見。)

博物学を学びたいと思っている若い人たちよ、
あなた方は自分の血管の中に聖なる火が燃えているかどうか、
知りたいと思われるだろうか。
それなら今、こうした遠出の帰りだと仮定してみるとよい。
あなたは農家の人の使う思い道具を肩にかけている。
かがみこんで一所懸命土を掘っていたために腰は痛くてたまらないし
八月の午後の暑さのために 頭はがんがんし
陽がぎらぎら照りつけたために、まぶたは眼病にかかったようにむず痒く
しょぼしょぼする。
喉は灼けつくように渇き それなのに ゆっくり休みを取れるところまでは
埃っぽい道がまだこれから数キロメートルも続いているのだ。
それでも あなたの心の中では 何かが喜びの歌を歌っている。
あなたは今現在の辛さを忘れて ひどく幸せな気分で歩いていくのである。
なぜか。
それは、あなたが今 腐ったぼろぼろの虫の皮を手にしているからか。
もし、本当にこの通りだったら、若い友よ、そのまま前に進め。
何かを成し遂げることができるだろう。
ただし、あらかじめ言っておくけれど、
これは出世の道なんかではまったくないのだ。


ゾクゾクする様な発見や対象物は 人それぞれですが
こういうファーブルの考え方やスタンスは 何にでも当てはまるよね。
ここのくだり、アラ還母さんは 涙が出るほど 理解できて
世俗の道を歩いてしまった 過去を悔やんでいるのよね。
ま。。。凡人だから 仕方ないわ。
たとえ、100倍譲って 南仏で ツチバチの巣を掘り返していたとしても
体力ないので 熱中症で救急車搬送がオチでしょう。

というわけで。。。暑い夏を 孫と虫捕り、ファーブル昆虫記再読で
エンジョイ‼️
もちろん バックミュージックは 80年代 メタルだよ〜ん。