Chiro's Memo

My Sweet RoseとRosariumの更新記録です。

T.C.Gotchの絵画

2005-05-31 00:09:21 | 美術
本日久々に本館サイト“My Sweet Rose”の更新を行いました。
新企画コーナーを作ったのですが、その中で取り上げた作品の一つが
トマス・クーパー・ゴッチ「死の花嫁」です。

この作品を初めて見たのは1998年に神戸の大丸ミュージアムで開催された「英国ロマン派展」でです。
黒いヴェールをかぶり、紅い雛罌粟の咲く中に微笑みながらたたずむ女性の姿が強く印象に残りまし
た。
罌粟は「眠り」「死」を象徴する花として描かれます。
もちろん雛罌粟には毒は含まれていませんが、この場合罌粟と雛罌粟が同一視されているようです。
黒い衣服は喪服を表します。
この作品はフランス象徴主義の影響を色濃く受けた作品です。

ゴッチは最初は写実主義的絵画を描いていましたが
フィレンツェでイタリア・ルネサンス絵画の図像体系と様式とを学んだことによって
象徴的な人物主題を描くようになりました。
子供や青年を聖画像のように描いた独自のスタイルを確立することとなります。
このような作品の例に「聖なる母」(1902)や、今回タイトル画像とした「玉座の子供」(1894)があります。

緻密な写実描写で描かれた「玉座の子供」をモノクロの図版でみたとき、これは写真ではないのかと思いました。
そのときからゴッチという画家の存在は気になってはいたのですが、
なかなか実際の作品を見る機会には恵まれませんでした。
「英国ロマン派展」には3点のゴッチ作品が出品されていて、
そのうちの1点が「死の花嫁」でした。
もう1点「旗」という作品が展示されていて、頭上に円光をつけた少女の描かれた作品でした。
これらゴッチの作品は特定の物語を主題としたものではなく、「死」や「無垢」といった概念を絵画として表したものです。

蝶モティーフ

2005-05-28 23:10:03 | Weblog
私はどうも蝶のモティーフが好きみたいです。
自分の本館サイト“My Sweet Rose”は薔薇モティーフで統一していますが、
分館“Rosarium”では薔薇もあるのですが、蝶モティーフを多く使用しています。
そしてこのBlogのテンプレートもアールヌーヴォー調のデザインが気に入って使用しているのですが、
やはり蝶のモティーフです。

そして自分で作ったビーズアクセサリーも薔薇モティーフは2点しかないのですが、
蝶モティーフは何点もあります。

なぜこんなに蝶モティーフが好きなのか自分でも分かりません。
象徴モティーフについて調べてみたのですが、蝶が何を意味しているのかわかりませんでした。
もっと調べてみたいと思います。

免許取得

2005-05-28 00:41:59 | Weblog
本日(もう昨日になってしまいましたが)私こと千露は自動車免許を取得しました。
1月下旬から教習所へ通い始め、高校生に混じって教習を受けておりました。
そして先週20日ようやく卒業検定に合格し、27日に松山にある免許センターで学科試験を受けました。

学科試験の前に朝5時半からの講習を受けるため、前日仕事が終わってから松山へ直行し、一泊しました。
でも、講習を受けたおかげで一発合格しました。

午後2時前には免許が交付されたので、その後松山市内に行きました。

県美術館分館で企画展「~女の面差し~安藤義茂刀画展」を見ました。
安藤義茂(1888~1967)は愛媛県出身の洋画家で
「刀画」とは彩色を施した神の表面を刀で削ることで独特のマティエールをえる技法です。
今回の展覧会では童女から母親まで様々な年齢層の女性の姿を描いた作品を展示していました。
私の印象に残った作品は可愛らしい少女が二人描かれている「童女」という作品と
モダンな帽子をかぶった「白い帽子」という作品です。
「童女」は何処となくユーモラスな表情が印象的で、
「白い帽子」は今このあたりにいそうな女性の姿でした。

この分館の建物がとても素敵で外観と室内の写真を何枚か撮影したのですが、
次の機会にUPしたいと思います。

このあと喫茶「こまどり」で紅茶「天使の香水」をケーキセットでいただきました。
「こまどり」は松山でも老舗の喫茶店で、
店内には店主の描いた油彩画が飾られ、画廊喫茶のようです。
またカップ&ソーサーやケーキプレートもとても芸術的なコレクションが見られます。
私の好きな喫茶店の一つで、松山へ行くとたいてい立ち寄ります。
「天使の香水」は花の香りのフレーバーティーで、香りにうっとりとします。
この店には「青い鳥」という紅茶もあるのですが、こちらはオリエンタルな香りが素敵です。

題名が「免許取得」なのに大きく話がずれてしまいました。

追記
県美術館分館で「知られざるベルギー象徴派」尾道市立美術館のパンフレットをもらってきました。
現在東京で開かれている展覧会の巡回展のようです。
「青い翼」は見てみたいのですが、神戸のモロー展へも行きたいし、どうしようかと検討中です。
(やっぱり展覧会貧乏になる運命なのでしょうか?)

人生いろいろ、Blogもいろいろ

2005-05-25 22:42:48 | Weblog
最近の一番の楽しみは色々な方のBlogを訪問することです。

猫関連のBlogでかわいい猫さんの写真やイラストを見たり、
花の写真を多く展示しているBlogで美しい花々に魅了されたり、
そして美術Blogでは色々な方の美術論や美術展の感想を読ませていただいております。

展覧会の感想など、なかなか実際の展覧会へ行く機会に恵まれない者にとって
それを読むのがとても楽しいのです。
しかし自分の興味のある展覧会のことだと、ついつい長文のコメントを投稿してしまいます。
「ベルギー象徴派展」など過去の展覧会の例を引いてあれこれと書き込んでいます。
象徴主義絵画については今後“My Sweet Rose”でもっと多くの事柄を取り上げたいと思います。

今回写真は我が家のさつき(さっちゃん)の写真を使いました。
最近このBlogで「猫」への愛を感じさせるものが少なくなっているからです。
猫のことも述べたいのですが、あまりに身近すぎるせいかかえってネタが見つかりません。
いつか歴代の我が家の猫について語りたいと思います。(色々と面白いエピソードがあるのです)

世界の中心で、猫と美術への愛をさけぶ

2005-05-24 23:16:54 | 
2003年~2004年にかけての大ベストセラー「世界の中心で、愛をさけぶ」
普段ベストセラー、それも恋愛ものはほとんど読まない私ですが、
この作品は本を購入して読みました。
というのも実はこの物語の舞台は私が生まれ育ち、そして今も暮らしている街なのです。
「世界の中心で…」の38ページのサクとアキの下校するシーンの風景は
まさに私の暮らす街の様子そのものです。
今回タイトル画像とした建物は現在歴史資料館となっているのですが、
サクの家のモデルとなった建物といわれています。
人が住んでいたことはありませんが、玄関の上がバルコニーになっていて素敵な建物です。

サクとアキにとっての「世界の中心」とは一体何処だったのでしょう?
映画やドラマではオーストラリアのウルルの岩山のように表現されていましたが、
私には二人が共に過ごしたこの小さな街こそが「世界の中心」であるように思えます。

実際私自身高校を卒業するまではこの街を中心に自分の世界が形成されていました。
その後より広い世界と出会い、自分自身の世界も広がりました。
そして今この小さな街から美術そのほかへの愛をこのBlog上でさけんでいます。

もうすぐアジサイの季節になります。
サクとアキが二人で見に行こうと約束していて叶わなかった城山のアジサイを見に行ってみようと思います。

ミュージアムウエディング

2005-05-23 22:05:32 | Weblog
少し早いですが、6月といえば“June Bride”ですね。
なぜこんな話題になったかというと、先日神戸へ行ったとき日が良かったのか
あちこちの異人館や挙式場、レストランで結婚式が行われていたからです。
私も一度神戸での結婚式に出席したことがありますが、少人数でのレストランウエディングで、
料理もおいしく、とても良い思い出になりました。

東京都庭園美術館では結婚式もできるようですね。
他にもそういう美術館があればいいのに、と思いついたのが“ミュージアムウエディング”です。

愛媛県美術館分館「萬翠荘」で薔薇の花に囲まれて式を挙げるとか、
岡山市立オリエント美術館の噴水のある広間で、オリエンタルな花嫁衣裳を身につけるとか、
高知県立美術館の水の回廊をヴァージンロードとして歩くとか、
色々と考えてしまいました。

これはあくまでも私が結婚式をプロデュースするとしたらというプランであって、
私が結婚式をしたいというわけではありません。
でも友人には私の結婚式が楽しみだと言われてしまいました。
おそらく当分それはないと思います。

神戸へ行ってきました

2005-05-22 21:57:24 | 美術
5月21日に兵庫県立美術館「ドレスデン国立美術館展―世界の鏡」を見に行きました。
前日岡山の友人宅に一泊し、友人二人と神戸へ行きました。
新神戸駅で新幹線を下車し、徒歩で三宮へ向ったのですが、
途中雑貨店やブティックに寄り道してしまいました。
神戸にはおしゃれな雑貨店が多いので、つい立ち寄ってしまいます。
友人がアクセサリーを見ていたのですが、私は自分でアクセサリーを作るときの参考にするのに観察してしまいました。
そして北野の異人館街では結婚式が目立ちました。異人館での結婚式というのもいいなぁと思いました。

三宮からは、阪神電車で美術館へ行きました。
駅では「兵庫県立美術館入館券付往復割引乗車券」が売られていて、そちらを購入しました。
兵庫県立美術館―芸術の館は神戸東部新都心(HAT神戸)の一角にあります。
駅からはボードウォークのような歩道橋を通って5分ほどでたどり着きます。
初めて建物を目にしたときその大きさに驚きました。

いよいよドレスデン美術館展を見学することとなったのですが、
最初のセクションは数学物理学サロンに集められた地球儀や天球儀、コンパスや定規といったものでした。
当時の実用品であったものですが、どれも精巧な細工が為されていて美しいものでした。

次はオスマン・トルコの剣や装飾品、その影響を受けてヨーロッパで作られた工芸品の展示でした。
イスラム文様の細密さにヨーロッパにはない美を見出したのでしょう。

3番目はイタリア美術なのですが、ここではティツィアーノ「白いドレスの女性の肖像」が目を引きます。
女性の肌の質感、薔薇色の頬、こちらを見つめるまなざしなどが印象的です。
他はあまり有名な絵画作品は展示されていなかったのですが、カナレットのヴェネツィア景観画(ヴェドゥータ)が多く出品されていました。

4番目はザクセンのアウグスト強王に関する文物の展示です。
「ローズカットダイヤモンド装身具一式」の煌きにはため息が出ます。
アウグスト強王はフランスのルイ14世を手本とした絶対王政を敷きました。
フランス宮廷画家シルヴェストルによるアウグスト強王の肖像画が目立ちました。

5番目は中国、日本の磁器や漆器とそれを模して作られたヨーロッパの作品を比較して展示したコーナーです。
現在ではマイセンといえば洋皿やティーセット、ロココスタイルの磁器人形が有名ですが、
もともとマイセン窯は中国や日本の磁器を再現するために開発されたものです。
したがって初期のマイセンは中国磁器や日本の伊万里などのデザインを真似て作られたものが多いです。
それらを比較展示しているので、とても見ごたえのあるコーナーになっていました。
そして、伊万里の壷(5個一組)がマントルピースを模した場所に展示されていましたが、
あの壷であれば豪壮なバロック宮殿にも負けない存在感を放つだろうなと思うような壷でした。

いよいよオランダ絵画のセクションです。
最初に目に飛び込んでくるのがレンブラント「ガニュメデスの誘拐」です。
ギリシア神話の一場面を描いた作品ですが、通常妙齢の美少年として表されるガニュメデスを、
レンブラントは泣き叫び失禁する赤ん坊として描いています。
この作品は洗浄の結果左下に人物が描かれていたことが分かり、
そのポーズからこの人物はガニュメデスの母親ではないかといわれています。
エークハウト「天国の梯子についてのヤコブの夢」は、
ふんわりとした柔らかい雰囲気の画面に美しい天使や愛らしいプットーが描かれ、
展示室に入ったときにまず目に入った作品でした。
とうとうフェルメール「窓辺で手紙を読む女」と対面するときが来ました。
始め見たときに案外小さい作品だと思いました。
この作品はフェルメール作品としては大型の部類に入るのですが、私はもっと大きな作品のように思っていたのです。
初期の作品のためか、フェルメール独自の滲み出るような光の表現や色彩はまだなりを潜めているようです。
しかし、ガラスに映る人物の顔や、髪の毛の一筋一筋などの描写力
そして300年以上のときを経てなおつややかな色彩を保っているということには驚きます。

ここで一旦会場を出ることになりました。チケットをもう一度見せるといわれていたのに、
見せるところがなかったな、これで終わりかなと思っていたら、もう一つありました。

最後はドイツロマン主義のセクションです。
はじめにドイツロマン主義絵画に影響を与えたロイスダールの風景画が展示されていました。
そしてドイツロマン主義を代表するフリードリヒの
「雪中の石塚」「エルベ渓谷の眺め」「月を眺める二人の男」の3点がありました。
フリードリヒの空の色の表現はとても巧みだと思います。
特に「雪中の石塚」のかすかに薄紅がかった空の色がとても印象に残っています。
他には今回タイトル画像に用いているエーメ「サレルノ湾の月夜」の青と薄紅色の風景の美しさに惹かれました。

ドレスデン美術館展は以上なのですが、
この日神戸へ行ったもう一つの目的が神戸スイーツハーバーへ行くことでした。
兵庫県立美術館をあとにし、一路ハーバーランドへ向いました。
モザイクで遅い昼食(神戸牛ステーキ 奮発しました)のあと、雑貨店などを見て、
神戸スイーツハーバーでケーキを食べました。
私が食べたのは神戸のパティスリー「ビゴの店」の「ミルフィーユ・デ・ボア」です。
苺のミルフィーユなのですが、苺とカスタードクリームが絶妙なバランスの味で、甘すぎずとても美味でした。

そして帰路についたのですが、列車に5時間乗っているのはとても疲れます。
家についた頃には日付が変わっていました。
地方在住者は展覧会を見に行くのも体力勝負です。
しかし「ギュスターヴ・モロー展」「新シルクロード展」「アムステルダム国立美術館展」「ベルリンの至宝展」など
今年は興味深い展覧会が目白押しです。
体力の続く限り見に行きたいと思います。

いよいよ明日

2005-05-19 20:46:09 | Weblog
いよいよ明日から神戸へ「ドレスデン美術館展」を見に出かけます。
兵庫県立美術館へは新しくなってから初めて行くので、
そちらのほうもとても楽しみです。

今回は大学時代の友人二人と一緒に行くのですが、
そのうちの一人は私の影響で美術好きになりました。

当時の会話を再現してみると
千露「あれっ○○ちゃん美術は特に興味なかったんじゃないの?」
友人「千露の影響」
千露「そうか~私の影響だったのか~。だったら、こっちの影響も受けない?!」と
もう一つの私の好きなこと(猫ではありません)をして見せたのですが、
「NO!」と言われてしまいました。

20日、21日は自宅に不在のため、こちらへの書き込みやコメントを下さった方へのご返事ができませんが
どうぞご了承くださいませ。

「婚約」の静物

2005-05-18 23:51:22 | 美術
以前に記したように、私が初めて見たファンタン・ラトゥールの作品が
「『婚約』の静物」(グルノーブル美術館)です。
色使いや、描かれている花や果物がとても愛らしい作品です。
彼はこの作品を婚約の日に、相手のヴィクトワール・デュブールへ贈りました。

描かれている花には、花ことばによると
  ・ニオイアラセイトウ「逆境にも変わらぬ誠」「愛情の絆」
  ・黄水仙「気高さ」「私の愛にこたえて」
  ・ヒヤシンス「ひかえめな愛」
  ・白薔薇「純潔」
という意味があります。

そして果物はイコノロジー的に解釈すると、
  ・サクランボ・・・天国の果実、聖母の処女性
  ・イチゴ・・・官能的な愛
を象徴しています。

ファンタン・ラトゥール自身は描いたモティーフに特別な意味付けをしたわけではないのかも知れませんが、
花ことばなどをみていくと、まさに「婚約」の贈り物にふさわしいモティーフを選んでいるように思えます。

今日は久しぶりに「美術」の話題を書き込みました。
でも、本の話題や音楽の話題など書きたいことは色々とあります。
だんだん「猫と美術の日々」ではなく「猫と美術とエトセトラの日々」になっていくようです。

夕星の歌

2005-05-17 23:44:50 | 音楽
私の好きな曲の一つに「夕星の歌」があります。

この曲はワーグナーの歌劇「タンホイザー」の中のアリアで、
第3幕で主人公タンホイザーの親友ヴォルフラムによって歌われます。

タンホイザーは歌合戦で享楽的な愛を讃えた罪の許しを求めて巡礼の旅に出ます。
彼には恋人エリーザベトがいるのですが、
彼女は神に自らの命を捧げ、タンホイザーの罪の許しを乞います。
エリーザベトの死を知ったタンホイザーも死んでしまうのですが、最終的には罪を許されます。
この作品は愛による魂の救済を主題としています。

ヴォルフラムはひそかにエリーザベトを愛していて、
死んだ彼女が天国の天使となるように…と夕星に歌いかけます。
それが「夕星の歌」です。

私がこの曲を初めて聴いたのは、映画「ルートウィヒ/神々の黄昏」の中でです。
19世紀バイエルン王ルートヴィヒ2世を主人公としたこの映画では
全編にわたってワーグナーの曲が使われているのですが、
この「夕星の歌」はチェロの独奏とオルゴールのふたつのアレンジがなされていました。
オルゴールバージョンは、彼の城内のプラネタリウムのような天井を見上げるシーンに登場し、
星の煌きのような音を聴かせてくれました。
チェロバージョンが登場したのは、ルートヴィヒがつくったリンダーホーフ城の「ヴィーナスの洞窟」の場面です。
洞窟の中には白鳥が泳ぎ、ルートヴィヒは船に揺られているという幻想的なシーンを甘美に彩るのが「夕星の歌」です。

私が持っている「夕星の歌」の収録されたCDは
 ・ルキノ・ヴィスコンティの肖像 
   DISC1 オリジナル・サウンドトラック「ルートウィヒ/神々の黄昏」(PHILIPS)
   こちらにはチェロ独奏バージョンが収録されています。
 ・天使のセレナード―Angel Serenade (KITTY)
   バリトンのアリア(オリジナルバージョン)が収録されています。
 ・リスト:オペラ・トランスクリプション(ピアノ版)(London)
   リストの編曲によるピアノバージョンが収録されています。
   「夕星の歌」のピアノバージョンがあるので、このCDを買いました。
以上の三点ですが、それぞれにとても魅力的な曲に仕上がっています。