Chiro's Memo

My Sweet RoseとRosariumの更新記録です。

舞踏―原始のエネルギー

2006-04-29 22:01:35 | 美術
グザヴィエ・メルリ「時の円舞曲」
1890 個人蔵


上の作品は昨年開催されたベルギー象徴派展に出展されていたので
ご覧になった方も多いと思います。

私は最初図版で見たとき、もっと大きな作品を連想したのですが、
実際の作品を見てみると意外に小さな作品(47×73cm)で驚きました。

中央にいる鎌を持つ有翼の老人は「時の翁」と呼ばれる
「時」の寓意像です。
時の翁を取り囲んで若い女性たちが輪舞を踊っています。


グザヴィエ・メルリ「舞踏」

図録の見開きからスキャンしたので、画像が見づらく申し訳ありません。

この作品は1997年に開催された「ベルギー象徴主義の巨匠展」に出展された作品です。
メルリという画家の名前は知っていたのですが、
はっきりと意識して作品を鑑賞したのはこのときが初めてでした。
この作品も等身大くらいのように思えますが、88×184cmの作品です。
しかし黄金の背景に逆光に照らされたように浮かび上がる
彫刻的な肉体を持った人物群像に圧倒されます。

「時の円舞曲」は円になって踊る女性たちの姿も優美で
常に移ろい続ける「時」の儚さを感じるのですが、
大地を踏み鳴らして力強い踊りを見せる「舞踏」からは
野性的というか原始のエネルギーを感じます。

クラシックバレエには空気の精(シルフ)や死霊(ウィリー)、白鳥のように
大地に繋ぎとめられた肉体を脱して天上を目指すというイメージがあるのですが、
19世紀末から20世紀初頭にかけて起こったモダンダンスには
肉体を賛美し母なる大地への回帰を目指すといった感じがします。

この「舞踏」という作品には、
声楽曲の題名ではないのですが「大地讃頌」という言葉がふさわしく思えます。

二つの質問に答えました

2006-04-28 22:01:47 | Weblog
RosariumのQuestionsのコーナーに
「民族音楽好きに50の質問」
「古代文明コミックファンの皆様にQuestions!」
の回答をUPしました。

どちらも私にとってとても興味のある内容なので
楽しく回答させていただきました。

今までに回答した質問や
自分で作った質問などを見ていると
いかに自分がある意味「オタク」であるか痛感します。
猫オタク、エスニックオタク、歴史漫画オタク、極めつけは世紀末オタクです。

いずれ自分の好きな歴史漫画やワールドミュージックについても
このブログで語ってみたいと思っているのですが、
内容がなかなかまとまりそうにありません。

美術館・博物館好きさんへの50の質問

2006-04-26 19:17:51 | Weblog
本日久々にRosarium質問配布処に新しい質問を追加しました。
「美術館・博物館好きさんに50の質問」です。

絵画を対象にした100の質問には答えたことがあるのですが、
「美術館・博物館」にテーマを絞った質問はこれまで無かったようなので
自分で作ってみました。

今までいろいろと質問を作ってきましたが、
今回の質問を作るのが一番時間がかかりました。
内容も(自分としては)充実したものになったのではないかと思います。

他の質問配布のレイアウトも少し手直しをしました。
これらの質問の内容を見ていると
私という人間がいかにマニアックなものが好きであるかを実感します。

成分解析

2006-04-25 23:52:56 | Weblog
最近「成分解析」というのが話題になっているようです。
サイトはこちらです。

早速私もやってみました。

千露の解析結果
 千露の83%は電波で出来ています
 千露の8%はマイナスイオンで出来ています
 千露の7%は心の壁で出来ています
 千露の2%は成功の鍵で出来ています

ネット上の「私」という人格は電波人間なのでしょうか?
《マイナスイオン》というと何だか癒し系みたいですが
実際の私はおよそ癒し系からは程遠いです。
むしろ「いやしい系」だと思います。

ちなみに本名だと
*****の解析結果
 *****の93%は元気玉で出来ています
 *****の3%は黒インクで出来ています
 *****の3%はミスリルで出来ています
 *****の1%は成功の鍵で出来ています

《元気玉》いう結果を学生時代の友人が知ったら、
「やっぱり・・・」という反応が返ってきそうです。
現在の知人からは意外に思われるかもしれません。

どちらにも共通するのが《成功の鍵》です。
私が持っているはずの《成功の鍵》ですが
いまだにそれを使ったことがないように思えます。
これから何事にもチャンスを見逃さないように務めたいと思います。

四月の恋

2006-04-24 20:47:46 | 美術
現在My Sweet Roseのトップページに使用してる作品が
アーサー・ヒューズ「四月の恋」です。

アーサー・ヒューズ(1832-1915)はラファエル前派の追随者の一人で
恋人たちの逢瀬や別れを描いたミレーの作品を賞賛し
自らもそのような作品を好んで描きました。
「四月の恋」はそういった作品の代表的なものです。

この作品はアルフレッド・テニスンの詩「涙よ、空しい涙よ」に基づいて描かれ
恋人たちの小さないさかいをテーマにしています。
困惑した表情の娘の背後には、彼女の手に口付ける男がいます。
おそらく仲たがいから和解したばかりのところであると思われます。
散った花びらはいさかいを、蔦は真の貞節を暗示しています。
英国の四月の天気は変わりやすく
「四月の恋」は移ろいやすい恋人たちの心を四月の空にたとえた作品のようです。

この作品は評論家ラスキンが欲しがったのですが
結局当時学生だったウィリアム・モリスが購入しました。
現在はテイト・ギャラリーに所蔵されています。

最果ての地より

2006-04-23 22:54:01 | Weblog
このブログでも何度も述べていますが
私の住むところは本当に田舎です。

私が高校生の頃にはコンビニもなく
ファストフード店も個人経営の店があるだけでした。
そして民放テレビ局は2つしかありませんでした。
なので私の世代であれば子供の頃たいてい見ていたと思われる
「全員集合」や「ザ・ベストテン」などは見たことがありません。

大学卒業後こちらへ帰ってきたとき
マックにミスタードーナツ、ケンタッキーが
市内のショッピングセンターにできていたことや
民放が4局になっていたことに驚きました。
そしてここ数年の間にコンビニが次々と出店しています。

私は学生時代実家へ帰省するたびに
「また最果ての地へ戻ってきたなぁ」と感慨にふけりました。
今でも旅行から帰るたびに
「ここはやっぱり最果ての地だな」と実感します。

最果ての地で暮らしながら展覧会めぐりをするのは
体力的にも経済的にも結構負担が大きいです。
20代の頃には深夜到着する列車で帰宅して
翌日通常通り出勤(当時朝7時出勤の職場でした)
ということを平気でやっていたのですが、
現在は多分無理だろうなと思います。
でも展覧会を見に行くことは本当に自分の好きなことなので
これからも興味ある展覧会が開催されるたびに
この最果ての地を飛び出していくと思います。

乗り物あれこれ

2006-04-22 21:11:23 | Weblog
私にとって「展覧会へ行く」ことは「旅行」になってしまうので
いろいろな乗り物のお世話になります。

京阪神方面へ行く際は松山から神戸行きのフェリーを利用することが多いです。
私が利用するのは2等寝台席です。
普通の2等は雑魚寝なので、ひとりだと持ち物が心配ですし、
何より寝台だとゆっくりと寝ることができます。
ただし2段式ベッドの上の段になってしまうと
降りるとき少し怖いです。
大浴場もあるので、足を伸ばして入浴できるのもうれしいところです。

広島へ行くにはフェリーもあるのですが
私が利用しているのは「スーパージェット」という高速艇です。
松山から広島まで約一時間で行くことができますし
座席もゆったりとしています。
現在JRで広島・呉フリーきっぷが発売されており
特急列車とスーパージェットにお得な料金で乗ることができます。

現在四国の特急列車には車内販売がありません。
以前はあったのですが、数年前に廃止になりました。
四国で特急をご利用の際はお買い物は駅で済ませておかなくてはなりません。

そして四国には「ワンマン列車」が存在します。
平たく言えば「ワンマンバス」の列車版です。
乗車の際整理券をとり、
降車の際は運賃表を見て整理券番号の運賃を運賃箱に入れるシステムです。
切符を購入している場合でも整理券を取る必要があります。
ワンマン列車の沿線はほとんどが無人駅なのですが
有人駅で降車する際は切符は改札口で出すことになります。
このワンマン列車にはお手洗いの設備がありません。
乗車前に用は済ませておくことが必要です。
予土線(しまんとグリーンライン)の場合は
途中で10~15分ほど停車する駅があるので、
そこでお手洗いに行くことができます。

私はこれまであちこちへ行っていますが
松山、高知、広島ではバスに乗ったことがほとんどありません。
たいてい路面電車で用が済んでしまうからです。
岡山、高松ではほとんど徒歩で駅から美術館まで行ってしまいます。
(電車はあるのですが、徒歩で済ませられる範囲なのです)
そして京阪神へ行くと電車(JR・私鉄・地下鉄)での移動が主流になります。

私の中では
・大都会の乗り物・・・電車(地下鉄含む)
・プチ都会の乗り物・・・路面電車
・ローカルな乗り物・・・ワンマン列車
という位置づけになっています。

高知県立美術館

2006-04-21 15:05:55 | 美術
高知県立美術館は私の好きな美術館の一つです。

美術館の外観


エントランス
水の回廊を通ってエントランスホールへ入ります


写真は無いのですが中庭も水の上に舞台が浮かぶようで、とても素敵です。
(実はその舞台で踊るのが私の隠れた野望なのです←実現しません)

昨日「フランス近代絵画展」を見に行ったのですが
常設展もあわせて見ました。


マルク・シャガール展《ポエム》
高知県立美術館のコレクションの根幹の一つがシャガール作品で
シャガールの油彩画5点が常設展示されています。
今回はサントリーミュージアム天保山に2点貸出中のため
代替作品としてシャガールと同時代の画家の作品が3点
サントリーミュージアムより展示されていました。

《ポエム》はシャガールの詩画集で
彼の自作の詩とリトグラフによって構成されています。
シャガールの描き出す独特の世界は
画家よりも詩人や文学者にまず理解されたといいますが
これらの作品を見ていると、
シャガールが詩人の心を持った画家であることが良くわかります。


ピカソ、マティス、ルオーと過ごす 極上の版画の時間
ピカソ 版画集「オルガス伯の埋葬」
エル・グレコの傑作からタイトルが取られていますが
内容は全く無関係です。
ピカソ独自の奔放でシュールな世界が展開されています。

マティス 版画集「ジャズ」
マティスは晩年切絵を多く制作しました。
シンプルな色と形で構成された「ジャズ」の作品群は
文字通りリズミカルな印象です。

ルオー 版画集「ミゼレーレ」
「ミゼレーレ」とは「憐れみ」を意味します。
全体に暗く重厚な雰囲気の作品ばかりなのですが、
「愛すれば心嬉しきに!」はやさしい雰囲気の母子像でした。
20世紀最大の宗教画家ルオーの荘厳な世界が繰り広げられる版画集です。


今回昼食も美術館内のレストランで取りました。
普通のランチメニューもあるのですが
今回は「フランス近代美術館特別コース」をいただきました。
 前菜:ニース風サラダ
 メイン:伊予赤鶏のロースト
 パン:バゲット
 デザート:四種の中から一つ ガトークラシック(私が選んだのは)
このレストランは高知市内のイタリアンレストランの姉妹店です。
私が高知県立美術館へ展覧会を見に行くと
見て終わるのがたいてい昼ごろになるので、ここで昼食にすることが多いです。

高知へ行く機会がございましたら、ぜひ訪問していただきたい美術館です。

ベオグラード国立美術館所蔵 フランス近代絵画展

2006-04-20 20:02:08 | 美術
高知県立美術館で開催中の
ベオグラード国立美術館所蔵 フランス近代絵画展を見てきました。

今回の展覧会はバルビゾン派、印象派、後期印象派、
象徴派、フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリと
19世紀後半から20世紀前半に至るフランス近代絵画の流れを網羅したものとなっています。


写実の系譜~コローから印象派へ
コロー、ブーダン、ドーミエといった印象派のさきがけとなる写実主義の画家から
モネ、シスレー、カサット、ピサロ、ドガの印象派の画家の作品で構成されていました。

コローの作品は3点展示されていましたが、
コロー独自の銀灰色に煙るような大気よりも
森や田園風景を描き出した豊かな緑の質感が印象的な作品群でした。
「ポール=ベルトーの公園にて」は
緑の森の中光に照らし出された白いドレスの女性が印象に残る作品です。

ブーダン「さくらんぼのある静物」
テーブルクロスの白と壁の茶色が支配する画面の中
赤いさくらんぼがアクセントとなっており、
このさくらんぼに目を奪われてしまいました。

モネ「ルーアン大聖堂/ピンクの大聖堂」
ルーアン大聖堂を描いた連作の一つで、
硬い石で出来ているはずの大聖堂が、薔薇色の光に溶け込んでいくような錯覚を受ける作品です。

カサット「猫を抱く少女」
今回の展覧会で見た作品の中でも私が「これいいな!」と思った作品の一つです。
少女の表情もいいのですが、
ひざの上にいる猫(大きな猫です)の気持ちよさそうな表情がとても印象的でした。

ドガの踊り子の習作が数多く展示されていました。
バレリーナだけではなく、エジプトの踊り子の習作もありました。
ドガは数多くのデッサンをすることによって、
多くの傑作を生み出して言ったのだということがよくわかる展示でした。


ルノワール~身近なものたちへの眼差し
今回の展覧会で最も数多くの作品が展示されていたのがルノワールです。
今回の看板作品といえる「水浴する女性」はかつて盗難にあい
画面に大きな損傷を受けました。
一年近くかけて修復された作品が展示されていました。
正直に言うと私はあまりルノワールは好きではないのですが
(好きな方申し訳ありません)
今回展示されていた小品の静物画や風景画、
「ギター奏者」の連作デッサンなどは、素敵な作品だなと思いました。
ルノワールという画家の違った一面を見ることが出来たように思います。

参考作品としてひろしま美術館所蔵の「パリスの審判」「麦わら帽子の女性」が出品されていました。
これは「水浴する女性」と同じモデルを使った作品という意味合いで展示されていたようです。


印象主義を超えて~後期印象派と象徴派
後期印象派・・・セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ
新印象派・・・シニャック
ナビ派・・・ボナール、ヴュイヤール
象徴派・・・モロー、ルドン、カリエール
そのほかロートレック、ヴァラドン、ロダンらの作品で構成されていました。

ロートレック「若い女性の肖像(リヴィエール嬢)」
ロートレックには珍しい油彩画で、正統的な手法で描かれた肖像画です。
一般的なロートレックの人物画はデフォルメが著しく
歌手イヴェット・ジルベール(今回彼女を描いたデッサンも展示されていました)の周囲の人間は
彼の描いたジルベールの肖像に大きく反発していたほどです。
ロートレックの意外な一面を見ることの出来る作品です。

ヴァラドン「バラを活けた花瓶と東洋風のカーペット」
ルノワールらのモデルを務め、
後に画家となったシュザンヌ・ヴァラドンの作品です。
鮮やかな色彩で量感豊かに描かれた薔薇の花が印象に残ります。
ヴァラドンはユトリロの母として知られていますが
彼女自身個性を持った画家であったことがよくわかる作品です。

モロー「疲れたケンタウロス」
モロー美術館所蔵の「死せる詩人を運ぶケンタウロス」と
ほぼ同じ大きさ、同じ構図で制作された作品です。
使われている色彩もほぼ同じなのですが
ベオグラードの作品のほうが空の色がやや明るく感じます。
(私はモロー美術館の作品を見ていないのではっきりと比較できないのですが)
もっと大きな作品だと思っていたのですが、意外に小さな作品でした。
この詩人は特定の詩人ではなく、
モローが作り上げた「神との仲介者」としての詩人です。
この詩人の魂はすでに神のもとへ還っているように思えます。

ルドンの木炭画5点が展示されていました。
一見奇怪な幻想光景なのですが、
ただ不思議なだけではなく、どことなく孤独や寂寥を感じます。
この「黒」の世界の中に、後年の色彩が封印されていたのだと思うと
ルドンの黒の世界の奥深さをより痛感します。


20世紀絵画の旗手たち~フォーヴィスム、キュビスムとエコール・ド・パリ
フォーヴィスム・・・ヴラマンク、マティス、ドラン、ルオー他
キュビスム・・・ピカソ他
エコール・ド・パリ・・・ローランサン、ユトリロ、キスリング他
以上のような構成でした。

マティス「窓辺」
マティスといえば「金魚」(プーシキン美術館所蔵)のような
鮮やかな色彩で構成された作品のイメージが強いのですが、
この作品は白を基調とした画面構成になっています。
白い服の女性、白いカーテン、窓から見える風景も色彩は控えめです。

ユトリロ「サノワの療養所」
色鮮やかな画面に人物が大きく描かれた作品です。
一般的にユトリロと聞いて連想する
白い壁の家々の立ち並ぶ哀愁漂う風景画というイメージを覆すような作品だと思いました。


ベオグラード国立美術館の作品は
東西冷戦、その後の紛争などで長らく国外でその存在が知られることがありませんでした。
今回出展されていた作品の作者はほとんどが有名な画家なのですが
意外な一面を見せてくれる作品が多く展示されていたように思えます。

ネット時代の情報収集

2006-04-17 22:43:43 | Weblog
ネット時代になって一番変わったと思うことが情報の収集方法です。

たとえば展覧会についての情報を集める場合
私が展覧会めぐりを始めた頃(1990年代中期)は
私の展覧会情報収集の主な手段は新聞の学芸欄と
「芸術新潮」「美術手帖」などの美術雑誌
そしてNHK教育テレビの「日曜美術館」でした。
図書館へ行っては「芸術新潮」の展覧会情報のコーナーを
目を皿のようにしてチェックしていました。

現在私が展覧会情報を集める主な手段は
各美術館の公式ホームページを見ることです。
私は京阪神、中四国の主な美術館の公式HPをお気に入り登録しており
特別展・企画展のスケジュールを定期的にチェックしています。
そしてよくお邪魔するブログやHPで興味ある展覧会について紹介しておられる場合
展覧会の公式サイトをチェックして巡回展があるかどうか確認します。

旅行計画を立てる際、以前は必ず最新のJTB時刻表を購入していたのですが
現在はこれもネットで検索して済ませてしまいます。
JR四国や地元のバス会社、
四国から本州へ渡るフェリーや高速艇を運行している船会社などの公式サイトも
お気に入り登録しています。

私のように地方に住んでいると情報量が限られてくるので
こうしてネットで情報を収集することが出来るのは大変便利なことです。
そしてその情報をいかに活用するのかが重要なことだと思います。