「私の好きな…」シリーズ第2弾は
フィレンツェ・ルネサンスを代表する画家ボッティチェリです。
私は世紀末芸術にはまる前はルネサンス(特に初期ルネサンス)絵画が好きだったのですが
(今でも好きです)
その中でも特に好きなのがボッティチェリです。
フィレンツェで彼の代表作の数々を目にして、ますます好きになりました。
第5位 海の聖母
あまり有名な作品ではありませんが、
少女の面影を残す聖母と
窓から見える海の風景が印象的です。
すべての生命の「母」である海と
人々の「母」とも言えるマリアが重なって見えます。
第4位 神秘の降誕
文字通り「ミステリアス(神秘的)」な作品だと思います。
天上を舞う天使たちや地上で抱擁しあう天使と人間など
そのしぐさは祝意に満ちたものであるにもかかわらず
彼らの表情には不安と苦悩が垣間見えます。
第3位 歌う天使と聖母子
歌う天使の表情や白百合の花などから
実に清新な印象を受けます。
「ルネサンスの息吹」を感じ取ることのできるような作品です。
第2位 マニフィカトの聖母
流麗な線描、鮮やかな色彩、聖母子や天使たちの表情など、
どこをとっても「美しい」としか言いようの無い作品です。
天使たちの美少年ぶりにも惚れ惚れしてしまいます(笑)
第1位 ヴィーナスの誕生
やはりBest1はこの作品です。
絵の前で涙したのは後にも先にもこの作品のみです。
流麗な女性や可憐な女性
中性的あるいは両性具有的な美少年たち
ボッティチェリの描く人物は古きよき時代の少女漫画の登場人物のようです。
私がボッティチェリの作品に惹かれるのも少女漫画好きであることが大いに関係しているかもしれません。