「美の巨人たち」において「絵画史上最も美しい女性の肖像画は?」という企画があったことは以前に記事にしましたが、
今回私なりの「美しい女性の肖像画」を考えてみました。
原則として実在の人物の「肖像画」をあげるようにしましたが、
どうしてもこれはいれたいというのがあったので、
モデルが特定されているものも含めることにしました。
順位をつけることはできそうにないので、順不同です。
・ロセッティ「ベアタ・ベアトリクス」(エリザベス・シダル)
どうしてもこれははずせません。
彼女の浮かべる神秘的な表情は私がラファエル前派に魅かれるきっかけとなりました。
・ベラスケス「青いドレスのマルガリータ王女」
マルガリータ王女の肖像画はどれも好きなのですが、一番好きなのが青いドレスの肖像です。
・ブーシェ「ポンパドゥール侯爵夫人の肖像」
カンタン・ド・ラトゥールの作品も素晴しいのですが、
このウォレス・コレクション所蔵の作品ではとても愛らしい表情の夫人が描かれています。
・ミュシャ「スラーヴィア」(ジョゼフィン・クレイン)
流麗なタッチで多くのポスターを手がけたミュシャですが、
この作品はパトロンの娘を“スラヴ民族の女神”として描いたものです。
晩年のミュシャはスラヴ民族の誇りをテーマにした作品を多く描きました。
・ワッツ「花選び」(エレン・テリー)
ワッツの最初の妻であった女優エレン・テリーの肖像です。
舞台で役を演じる姿で描いています。
・レノルズ「悲劇のミューズとしてのシドンズ夫人」
18世紀英国で悲劇女優として名を博したサラ・シドンズの肖像です。
実際の彼女は絶世の美女というわけではなかったようですが、
この作品ではまさに女神のように描かれています。
・ゴヤ「ドーニャ・イサベル・デ・ポルセール」
友人の妻を描いた作品です。
胸を張り、毅然とした表情はいかにも誇り高いスペインの女性といった感じです。
・ボッティチェリ「若い女性の肖像」(シモネッタ・ヴェスプッチ)
ボッティチェリの描くヴィーナスやマリアにはシモネッタの面影が宿るといわれます。
肖像画として彼女を描いたものとされているものを一枚選んでみました。
・ルーベンス「エレーヌ・フールマンの肖像」
ルーベンスは再婚した妻エレーヌ・フールマンの姿を何度も描いています。
愛情をこめて描かれた作品の中から一つ選んでみました。
・ヴィンターハルター「皇妃エリザベートの肖像」
最後は史上最高の美女の一人といえるシシィの肖像をあげておきたいと思います。
ヴィンターハルターは当時多くの王侯貴族の肖像を手がけています。
ウォーターハウスの作品も好きな作品がたくさんあるのですが、
今回は特定の人物を描いた作品に対象を絞ったので選外となりました。
いろいろ考えてみるのは楽しかったです。
今回私なりの「美しい女性の肖像画」を考えてみました。
原則として実在の人物の「肖像画」をあげるようにしましたが、
どうしてもこれはいれたいというのがあったので、
モデルが特定されているものも含めることにしました。
順位をつけることはできそうにないので、順不同です。
・ロセッティ「ベアタ・ベアトリクス」(エリザベス・シダル)
どうしてもこれははずせません。
彼女の浮かべる神秘的な表情は私がラファエル前派に魅かれるきっかけとなりました。
・ベラスケス「青いドレスのマルガリータ王女」
マルガリータ王女の肖像画はどれも好きなのですが、一番好きなのが青いドレスの肖像です。
・ブーシェ「ポンパドゥール侯爵夫人の肖像」
カンタン・ド・ラトゥールの作品も素晴しいのですが、
このウォレス・コレクション所蔵の作品ではとても愛らしい表情の夫人が描かれています。
・ミュシャ「スラーヴィア」(ジョゼフィン・クレイン)
流麗なタッチで多くのポスターを手がけたミュシャですが、
この作品はパトロンの娘を“スラヴ民族の女神”として描いたものです。
晩年のミュシャはスラヴ民族の誇りをテーマにした作品を多く描きました。
・ワッツ「花選び」(エレン・テリー)
ワッツの最初の妻であった女優エレン・テリーの肖像です。
舞台で役を演じる姿で描いています。
・レノルズ「悲劇のミューズとしてのシドンズ夫人」
18世紀英国で悲劇女優として名を博したサラ・シドンズの肖像です。
実際の彼女は絶世の美女というわけではなかったようですが、
この作品ではまさに女神のように描かれています。
・ゴヤ「ドーニャ・イサベル・デ・ポルセール」
友人の妻を描いた作品です。
胸を張り、毅然とした表情はいかにも誇り高いスペインの女性といった感じです。
・ボッティチェリ「若い女性の肖像」(シモネッタ・ヴェスプッチ)
ボッティチェリの描くヴィーナスやマリアにはシモネッタの面影が宿るといわれます。
肖像画として彼女を描いたものとされているものを一枚選んでみました。
・ルーベンス「エレーヌ・フールマンの肖像」
ルーベンスは再婚した妻エレーヌ・フールマンの姿を何度も描いています。
愛情をこめて描かれた作品の中から一つ選んでみました。
・ヴィンターハルター「皇妃エリザベートの肖像」
最後は史上最高の美女の一人といえるシシィの肖像をあげておきたいと思います。
ヴィンターハルターは当時多くの王侯貴族の肖像を手がけています。
ウォーターハウスの作品も好きな作品がたくさんあるのですが、
今回は特定の人物を描いた作品に対象を絞ったので選外となりました。
いろいろ考えてみるのは楽しかったです。