兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

平穏な日々

2008年01月07日 05時36分56秒 | よもやま話
現在、帰京するバスの中にいます。最後のトイレ休憩を終え、多分もうすぐ都内へと入るところでしょう。
今回の帰省は長かったです。実家に7泊8日、行き帰りの車中泊が2日あるので、実際に家を空けた期間は9泊10日になりますね。何年も寝たきりだった祖父の介護を手伝いに、ほんの3週間ばかり滞在した事がありますが、それも遠い過去の話で、それを除いては過去最高に長い帰省になりました。
相も変わらずわがままな父と、昔に比べれば随分強くなった感のある母と。喧嘩しながらも仲良く2人で暮らしている様子がうかがえました。夜が明けたら、父は再び入院です。食欲もあり口も達者なので、とても重病人には見えないのですが、抗がん剤の投与が始まれば、又何日も吐き続け、食べられない日が続くのでしょう。
毎回、こうして帰京の途に着くと、何故郷里を離れて暮らしているのか?と自責と郷愁の念にかられます。両親の老いた姿を見れば尚更。長年スポーツを続けているため、実年齢より遥かに体力もあり見た目にも若い2人ですが、それでも老いは確実に忍び寄っているようで、2人の口から「後、何年」と云うような台詞を聞くと胸が痛くなります。
実家の仏壇に「まだ連れて行かないでね」と祈って来ました。長く、この温かく平穏な日々が続きますように。