珍客

我が家の居間のルームライトは、和紙作りの真ん丸なランプシェードなのですが、ふと見上げたら、球体に奇妙な出っ張りを発見しました。いつどこから迷い込んで来たのか、それは1匹のカナブンでした。うっすらと毛が生えたような、茶色の地味なカナブンなのですが、お父さんは子供のように指に這わせ、背中を撫でたり、ジュースを指につけて舐めさせたり…。
虫を見てハシャぐ習性は女性には余りないので、ちょっと不思議な感じがします。暫くしてから、ちゃんと外に放しましたが、我が家のニャン達に見付からなくてよかったですよ。あの大きな手で叩き落とされたら一巻の終わりです。と云う訳で、夏の珍客参上！　の巻でした。

伯父の病状

現在、京都に住む母の兄が膵臓他数ヶ所の癌で入院中です。
入院当初、両親がお見舞いに訪れた時に、病室から私に電話をして欲しいと頼みました。電話を代わった伯父は「心配ない。すぐに治る」と気丈に話していたのですが、現在は食欲もなく、体重が30キロ台にまで減ってしまったのだそう。補助なしでの歩行も困難になり、お盆まで持つか持たないか、と云う状況で、家族も覚悟は出来ている、と聞いています。
伯父に最後に会ったのはいつだったのか…。元気な姿しか記憶にないので、今一つ実感が湧きません。せめて痛みと苦しみがないように、1日でも長く生きて欲しいと祈るばかりです。

ウォーリー

12月公開の映画「ウォーリー」の予告を目にするようになりました。が、あの「名前はウォ・オ・リー。700年間独りぼっち…」と云うフレーズを聞いただけで涙が出そうになるのです。自分でも「オバチャンだなぁ」と思うのですが、700年の孤独を想像しただけで、やり切れない気分になってしまうのです。
「死」を考える時、今はまだ恐怖感が先行し生への執着がありますが、段々と歳を取り、生きている友人より彼岸に渡った友人が多くなって来たら、多分「自分が死ぬ事」も怖くなくなるのではないでしょうか？　怖いのは取り残される事です。「アイ　アム　レジェンド」と云う映画の中にもありましたが、地球上にたった独りだけ生き残った主人公は、唯一の話し相手である愛犬を失った時に自殺行為に及ぶのです。私ならそうなる以前に、既に生きる気力を失っていると思いますが…。
精神的に独りぼっち、と云うのもあるはずで、大多数の人に認めて貰えない＆信じて貰えないような特殊能力なら欲しくありませんね。例えば霊を見るとか、宇宙からのメッセージを受け取るとか、流行りの「ヒーローズ」のように神掛かり的な超能力を持つとか、ですね。本当の事を話しているのに誰にも理解されない、となったら、そんな孤独にはとても堪えられません。自ら精神に変調をきたす気がします。自分は特別な存在だと信じたい半面、平凡な人間でよかった、と思う瞬間ですね。

ケイトウ

我が家にモッコリモコモコの仲間が増えました。「ケイトウ」です。私が子供の頃から知っていた「鶏頭」はその名の通り、鶏のとさかにそっくりの、平べったくて先だけクチュクチュとレースのようにくねっている、ちょっと赤紫色のお花でした。最近はめっきり見掛けなくなりましたが…。
このお花は、昨日の朗読会の帰りに友人Nちゃんに頂いた物です。終演後、2人でお茶を飲みに行ったのですが、道中にあったお花屋さんの前で「この花、好きなの」と話したら、その場で買ってプレゼントしてくれたのです。似合わないと云う自覚はあるようで「俺って、そう云う事しちゃう男なのよ」などとふざけていましたが、又最近彼女と別れたのだそうな…。真面目でいい男なのになぁ。
取り敢えず、頂いたケイトウは、我が家の草係さんが必ずや増やしてくれる、と信じています。ありがとう。大切にしますね～。

壕の内に月さして

今日は、大森スポーツセンター小ホールに、伊藤和子朗読会「壕の内に月さして―逝きし者、残されし者たちの声―」を聴きに行って来ました。第二次世界大戦時の手紙や詩・体験談など15篇を、ピアノの生演奏に乗せて語ると云うもの。題材が題材だけに盛り上がりはありませんでしたが、染み入るような静かな会でした。
配られたパンフには「敗戦から63年、戦争体験者が少なくなる一方で、命の重さに思い及ばない若者たちによる犯罪が日々報道され、心が痛みます」と書かれていました。

演出／伊藤弘一　朗読／伊藤和子　ピアノ／江平みゆき

憐れ、散切之介

我が家の坊、アッシュをお風呂に入れたがために、長毛がフェルト状に固まり悲惨な事になっている、とは前述の通り。私が少しずつ手で解していたのですが、一向に改善が見られず…。
業を煮やしたお父さんが、今日再びアッシュを連れてお風呂場に篭り、新たに買い求めたシャンプー＆リンスで毛の滑りをよくしよう、と試みたのですが上手く行かず、ついに凶行に及んでしまったのです。お風呂場にハサミを持ち込み、団子になった毛の塊をバサリバサリ。見るも無惨な散切り状態で、腿の辺りは殆ど毛がなくなり皮膚が露出してしまいました。
本人は引っ張られる感覚がなくなってさっぱりしたようですが、毛がない部分を手で撫でると、普段と感触が違うのか、変な顔をするのが笑えます。きちんと生え揃うのはいつの事やら。憐れ、散切之介！の巻でした。

ラッキー・グリーン!?

久々に妹から電話がありました。又も何か凶報か、とドキリとしましたが、さにあらず。「シャンプー＆コンディショナーを送ったから」と云うものでした。
今の部屋に引越した時に風水の本を貰い、我が家の「バスルームは緑」と出て以来、つい気になって無意識に探してしまうのですが、市販のシャンプー＆コンディショナーには緑色のパッケージは少なく、しかも中身が気に入る物はなかったのです。が、帰省の折り、実家のバスルームで緑色のシャンプー＆コンディショナーを発見。妹夫婦が経営する美容院で扱っていた物なのですが、デザイン変更で今はもう在庫がないと聞き「空になったら容器だけ送って」と頼んでいたのです。さすがに容器だけでは意味がないと思ったのか、業務用の詰め替えセットも一緒に送ってくれたとの事。有り難や有り難や。これで我が家のバスルームから赤い容器が2つ消え、当分の間、市販品を買わずに済みます。
ついでに、あれやこれやと話題が飛び、久々に姉妹の会話に花が咲きました。たまには私からも電話してみようかな、と思ったのですが、用件のない電話ってなかなか掛けられないんですよねぇ。何はともあれ悪い電話でなくてよかったです。ありがとう！（写真は、後日現物が届いた時の物。実家にあったのとは別の緑でした）

どデカヘッド

昨日の話。先月一緒に打ちっ放しに行ったKさんから「ドライバー」が送られて来ました。プロギアの「T3モデル305」と云うチタン混合タイプのデカヘッドです。このKさん、次々と新しいクラブを買う方で、以前お会いした時にも「要らないセットを皆、人にあげちゃった」と話されていたので「要らないパターがあったら下さい」とお願いしていたのです。
私が使っていたドライバーは、プロギアの「Revexseデータウッド」と云うチタンヘッドなのですが、打ちっ放しの時に「今時、そんな小さいヘッドを使っている人はいない」と云われ「これからもゴルフを頑張るんならプレゼントするよ。どうせ貰うならパターよりドライバーの方が嬉しいだろ？」と云うお話になったのです。しかもご自身が使っていた「お古」ではなく、わざわざ買って送って下さるなんて、本当にびっくりです。有り難や有り難や。
近々一緒にショートコースを廻る約束になっているのですが、私の腕ならドライバーの出番もあるかも…。おニューのドライバーを下ろすのが楽しみです。

ロボット歩き

下半身を中心に、身体中がギシギシ云っています。足の裏から、ふくらはぎや太腿までシップだらけですよ。昨日の下山途中に、膝から下が自分の物ではないような感じになって、痛くて痛くて1歩足を進めるのも辛かったのですが、今日は全身筋肉痛でロボットのような動きになっています。
帰宅直後には鏡を覗いてびっくり。頭に掛けたタオルの上から帽子を被って脱走兵のようなシルエットになり、顔が白くなる程に日焼け止めを塗りまくって日差しを避けていたにもかかわらず、サングラスの形に日焼けして「逆パンダ」状態に。更には「タラコになるよ」と脅されてUVカットのリップクリームを買ったのに、唇が腫れて皮がむけていました。すっかり忘れていましたが、唇も日焼けするんですね。びっくりです。
更に更に、長袖のTシャツを着ていたので、手首から先だけが、まるで手袋をしているかの如くくっきりと真っ赤に日焼けしていたのです。1日経って大分日焼けの赤みが落ち着いて目立たなくなりましたが、こんなになるまで太陽と遊んだのは久しぶりです。いい歳をしてこんなに焼いたら、後で「シミ・シワ」が怖そうです。
いろんな意味で貴重な体験が出来た富士登山でした。機会があったら、又チャレンジしてみたい気もしますが、その時はもう少し鍛えてから行かないと…。今回も当分ロボット歩きが続きそうです。アイタタタ(>_<)

只今

夜中に富士山頂に到着し、昼頃に無事下山。先程帰宅しました。
昨夜は1晩かけて富士登山の仔細を実況レポートするつもりでいたのに、マヌケな事にメモリー不足で写真が撮れず、不要データの消去だ何だとあれこれ操作をしていたら、携帯の充電がなくなってしまったのです。写真も撮れず、文章を打つ事も出来ず、実況レポートも尻切れトンボに…。別に途中で遭難した訳ではありません。一緒に行った知人が携帯で写した写真を、後日送って貰う予定なので、届いたら改めて続きをアップしたいと思います。
と云う事で、今から寝ます。山小屋のベンチで30分程仮眠しただけで、36時間くらいずっと起きているので、さすがにもう限界が来ています。あれこれ中途半端なままですが、後日何とかするとして、取り敢えずお休みなさ～い！

夕焼け

時刻は19:00。夕焼けが綺麗です。

影富士

宝栄山に被さるように、雲に写った富士山の影。通称・影富士です。

富士登山・新7 合目

登り始めてから2時間。正確には6合5尺に当たる「新7合目」に到着しました。数年前の雪崩で、この上にある「元祖7合目」の山小屋がなくなった時に「仮の7合目」として改名され、現在もそのままになっているのだそう。それにしても、富士登山をする人の多さにびっくりです。

青空と雲

余りにも空が青く、雲が近くに見えたので写してみました。

宝栄山と雲海

荷物を下ろして休憩。雲海に埋もれて箱根の山も見えます。