無口になった夜

今日は雨。昼だと云うのに、薄曇りの空模様です。
昨日は無事、本番が終了しました。それは良かったんですが…
昨年春に、私の所属劇団で上演した舞台の「原作者」である映画監督夫妻が観に来て下さいました。
「21世紀」の主要メンバーであるMちゃん・Kちゃんコンビは、掛け持ちで私と同じ劇団のメンバーでもあり（私も劇団と事務所の両方に籍を置いているので、珍しい事ではありません）、共通のお知り合いです。
Yちゃん（奥様）には、メールでご案内を送ってたんですが、監督は私が出る事をご存知なかったようで、驚いてらっしゃいました。
終演後、監督夫妻とMちゃんと4人で飲みに行ったのですが、近々Mちゃん主演で映画を撮る予定との事。22日が出演者の顔合わせで、うちの劇団員も何人か出るそうな。
監督の意図する話にMちゃんはぴったりで「なる程納得」のキャスティングなので、友人としては「おぉ、良かったね～。頑張っていい作品にしてね～」なのですが…
役者としては、お声の掛からなかった事実にガックリ。と云うか、身近でそんな話が進行している事すら全く知らなかったので、かなりのショックでした。
熱く語る男達の会話に圧倒されていたのも事実ですが、蚊帳の外に置かれた自分が情けなくて、おしゃべりな私が無口になってしまった夜でした。
くそぅ、見ず知らずの人からも「こいつが欲しい」と云われる役者にならなくちゃ。まだまだ修行が足りん！！