兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

浅草の香り

2006年11月06日 18時36分31秒 | ちょっぴり仕事絡み?のような話
今日は午後から芝居の稽古。と云っても、稽古2日で本番1日のみですから、台詞合わせと段取りの確認と云った感じですが。
「浅草21世紀」と云う劇団(?)があって、浅草の木馬亭を拠点に活動しています。毎月8日間の定期公演と各種イベントに参加されているようです。
定期公演ではコントや漫才の他、月変わりゲストのマジックショーや歌謡ショーなどがあり、古き善き時代のスタイルを継承しようと頑張っている団体です。
先頃亡くなられた「御大」関敬六さんも、ここのメンバーでした。
2時間半程の公演の後半に、1時間弱のお芝居があり、私はそこに出演します。と云っても、レギュラーの女の子が都合で出られない、1日2公演のみのピンチヒッターですが。
ここのメンバーは、コントのコンビやピン芸人・マジシャン等の集合体なので、他の仕事と重なることがあるんですね。8日間丸々出られないのであれば、その人を抜いた台本が書かれるんですが、2~3日であれば自分で代役を用意して、演出家に許可を得るスタイルが定着しているようです。
私は、昨年も2度程お手伝いで板に乗った事があり、補助要員として認識されているようで、いつも直前に連絡が入ってきます。
まぁきちんと作り込んで行くお芝居ではなく、ちょっと長めのコントと云った感じのお芝居なので、2日の稽古でも何とかなるようなもので、普通のお芝居ではなかなかそう簡単にはいきません。
映像と違って舞台はやり直しが効かないので、それが面白くもあり恐怖でもあります。
今回は「たけくらべ」の美登利(なんと15歳!!)の台詞を喋るシーンもあり、私が娘かつらを被って「美登利でござい」と出て行くだけで、お客様が大爆笑になりそうで怖いです(>_<)。