蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

半夏生’19  (bon)

2019-07-03 | 日々雑感、散策、旅行

 蒸し暑い日が続いていますが、昨日(7/2)は、七十二候の一つ「半夏生」に設定され
た暦日でした。
  七十二候では、
半夏(はんげ)という薬草、カラスビシャクが生える頃、つまり「はん
げしょうず」の意味で、農家にとっては大事な節目の日で、雑節としてカレンダーにも
記載されています。 この日までに(旧暦では)農作業(田植え)を終え、この日から
5日間は休みとするなどとしていたそうです。 この日以後に田植えをしても収穫が少いと
され,「半夏半作」などとも呼ばれていたようです。

 かっては、夏至から数えて11日目としていたそうですが、現在では天球上の黄経100度の
点を太陽が通過する日を指しています。

 この頃に降る雨を「半夏雨」や「半夏水」と言い、大雨になることが多いと言われてい
ますが、今年も九州地方特に鹿児島、熊本、宮崎県で大雨洪水で、降り始めてから800㎜を
越える記録的な大雨で、避難勧告が100万人超に出されているようです。 どうぞ大きな
災害にならないことを祈るばかりです。

       カラスビシャク
       (goo花図鑑より)

 カラスビシャク(烏柄杓)とは、サトイモ科、半夏属の植物です。『コルク層を除いた
塊茎は、半夏(はんげ)という生薬であり、日本薬局方に収録されている。鎮吐作用のある
アラバンを主体とする多糖体を多く含んでおり、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、半夏
瀉心湯(はんげしゃしんとう)などの漢方方剤に配合される。』(ウイキペディア)と
あります。薬草で咳止めの特効薬なんですね。

 半夏生は、半化粧(はんげしょう)に通じて、カラスビシャクとは別の、ドクダミ科の
植物があります。片白(かたしろ)草とも呼ばれ、丁度この頃、葉の半分が白く化粧をした
ようになることから半化粧と呼ばれているのでしょうね。

 pookyさんちの庭に群生した、半夏生(半化粧)を、ご覧ください。

 半夏生(半化粧)   pookyさん撮影
 


                 


半夏生については、当ブログ記事「半夏生」(2012.6.28)にもアップしています。 




 

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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綺麗ですね! (pooky)
2019-07-03 19:13:21
庭をドンドン占拠して増えてしまいましたが
群生すると綺麗です。
桔梗などと合わせて生けると中々いいものですね
返信する
写真使用しました。 (bon)
2019-07-04 22:14:14
先日の貴庭に咲く半夏生(半化粧)を見て、この記事を書かせていただいたのでした。
2012年にも、記事アップしていましたが、視点を変えて・・
ありがとう!
返信する

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