ヒロヒコの "My Treasure Box"

宅録、DAW、ギター、プログレ、ビートルズ、映画音楽など趣味の四方山話

アナログ・サウンドへの回帰1~レコードとカセットテープ

2015年09月07日 | ミュージック
 今、レコードがブームだ。デジタル・サウンドとして80年代半ばにCDが世の中に登場、その後ポータブル音楽プレーヤが人気となり、やがてネット配信による音楽環境が整いつつ、とうとうハイレゾ音源を聞くことができるまでになった。その流れの中でレコードが再評価されている。いやそれどころか、カセット・テープというかつてとても身近に存在したアナログの媒体が復権しているとも聞く。

 レコードのブームが起きているのは間違いない。今日札幌のローカル・ニュース番組でも特集していたが、新作をレコードでもリリースするミュージシャンが増えている。また、何十年も前に発売された大物ミュージシャン(ビートルズやレッド・ツェッペリンなど)のアルバムを初期のマトリックス(原盤の製造番号)で聞きたいと願うファンがネット・オークションでも多数やり取りしている。リユースショップでは、レコードプレーヤやプリメインアンプなどは人気の上昇と共に価格も高騰化しているように思える。加えて、新作をカセット・テープでリリースするアイドルやインディーズ・バンドも最近出ているようだ。

 しかし、なぜアナログなのか。ここで考察し結論づけるつもりはないが、ノスタルジーもあるだろう、古き良きものに回帰するのが人間である。加えて、例えばレコードのサウンドはCDでは再生できない高域周波数の音が含まれ、また温かみがあるとも言われている。A面が終わったらB面にセットする煩わしさが実は楽しい、あるいは新鮮なのかもしれない。だが、私自身はレコードの質感、つまりジャケットや盤の存在感が好きなのだと思う。年齢と共にCDの小さな字がもはや見えないという状況もあるのは言うまでもない。

 また、カセットテープも音楽媒体として主に演歌、歌謡曲、J-Popなどがレコード同様に売られていた。特にシングルのカセットテープ版にはオリジナルのカラオケが収録されていたので、それが目当てで私もいくつか購入したものだ。先ほど段ボール箱をひっくり返してみたら5本の市販カセットが出てきた。忘れていたが当時私は稲垣潤一が好きで、カラオケで練習をしていた。チェッカーズも好きだったがWinkはなぜあるのか?これらは1000円で売られていた。結構高価だった。(続く)