ひとせのとびとび日記

仁瀬由深の個人ページです。

映画オムライスのコト⑤

2009年04月29日 22時13分36秒 | Weblog
いや、今月はホント飛び飛び更新になってしまいました。。。

え~、では、俳優編の最後になるかと思いますが。

ストリートミュージシャン役の安部務さん。
人懐っこい人で、会った瞬間から友達みたいにはなせる人です。
劇中セリフはありませんでしたが、ミュージシャンでありながら(本業の方です)、しっかりと画面と作品に馴染んでいました。
良い声されてます。
公式ホームページでも歌声が聴けます。
チェキですね~♪

で、続きましてアシスタント・博史役の丸山素行。
ひとせが劇団主宰時に最後の新人でした。
今回ヘボな感じの役ということで、監督に使っていただきました。
まぁ・・・まだ一年半ほどの俳優スキルですから・・・
本人はアワアワして現場の空気に呑まれながらもなんとか乗り越えた状態でしょうかね。(笑)
監督には気に入ってもらえたのか、上映されたディレクターズカット版にはなかなかたくさんのカットを採用してもらってました。
こやつの長所は素直なところ。短所はツメの甘い賢さ。
先は無限大。がんばれ。

そして主役の一人の和田慎太郎君。
よく似たタイプの友人の俳優さんが居て、なんだか重なるところがあります。
感情がウェットで、男性の俳優さんでは面白いタイプです。
ひとせの持論ですが、男性はいじめられっこタイプの方が面白い俳優さんになると思います。
好きな女性を取られても、キレるよりもメソメソ泣いたり、二股をかけてるくせに、「どうしよう、どうしよう」とうろたえてたり。
あ。和田君がそうだというのではないですよ!!
そういう役をやってもらったら面白そうだな~。という意味で。
和田君とは面白い接点があって、この世界狭いなあ~と思いました。
(彼の先輩がひとせのダンナさんの先輩でした~。)
あと、劇中彼の歌声が見た目とギャップがあって、驚きました。歌も歌えるのですね~。すばらしい。

さて、もう一人の主役の小笠原圭吾君。
彼は監督の前作の「ハヤシライス」でちゃらんぽらんなオレオレ詐欺男をやっていましたが、本人はとてもシャイで無口な人です。
常に目線が不思議なところを見ているような・・・(素の時です)
今回は前作と正反対ともいえる役で、幅の広さを出せたのではないでしょうか。
なかなか触れ合う機会がありませんでした。残念です。
また現場で会えると嬉しいですね~。

最後に山浦日紗子。
alifeの活動を含め、すっかり女優業をやめていましたが、ヒロイン役をやらせていただきました。
彼女はひとせの秘蔵っ子ともいえます。
劇団時代はかなり可愛がって?いました。
ひとせの考えるメソード演技を体現できる一人といえます。
約三年ぶりのひさちゃんの姿。
母は嬉しい。
なんか、内輪を誉めるのは恥ずかしいですが、もう二度と見ることはないと思っていただけに、本当に嬉しかったのです。
気まぐれにでいいから、またやってくれ。

さて、俳優さんについては今回でおしまい。
次回スタッフさんのことに触れさせていただいて、、、
作品のことはDVDをいただいて、もう一度観たら書こうかな、なんて思ってます。
ゲストスタイルでやらせていただいたのが久しぶりだったので、なかなか余裕を持っていろいろ書き込んでます☆

さあ、今週からゴールデンウィークですね。
予定はほとんどたってませんが、仕事も家庭もバランスよく充実できたらな~と思います。
次作の資料集めが滞ってますので、そっちもがんばらなきゃな~。

家族の三角バランス

2009年04月27日 23時22分49秒 | Weblog
痛ましい事件がまた起きてますね。。。
聖香ちゃんの事件。

昔から無くならない悲惨の風景が最悪の形となって表われたように思います。

心よりお悔やみ申し上げます。
安らかに、次はきっと賢い母の元に生まれられますよう・・・

ひとせ宅でもそうですが、家族のバランスというものがあると思います。

子が母をかばい、父が子をかばい、母が父をかばう。

今のところ、このバランスはなかなか良いと感じています。

ちなみに一昔前は、
子が母をかばい、母が子をかばい、父は・・・
さらにもう一昔前は、
子が母をかばい、母が父も子もかばい・・・
というのが主流だったのではないかと思います。

いつの時代でも子は母をかばうものですね・・・いくつまでだろう?なんて。

その家族のバランスを考えた場合、
今回の事件に類似する悲劇は(継父が妻の連れ子を虐待する)、十分予測できる事態であり、回避できる人は母しか居ないと考えられます。

子が母をかばい、父が(自分の)子(だけ)をかばい、母が父(男)をかばう

再婚家族の場合、母は古の母にならなければいけないときがあるのではないでしょうか。
母が父(男)も子もかばう。

新しい家族を受け入れるとき、一番努力を重ねるのは子供。
でも、母は新顔である男の顔色ばかり気にする。
気になるのは仕方ない。
でもそれ以上に、子供を気にかけてほしい。
気分が乗らなくても。
イヤでも。
その時点で自分の人生につきあってくれているのは、他でもない子供だ。

子供に感謝を。

離婚・再婚は誰の身にも起こりうること。
こういう事件が明るみに出る時代になった今こそ、人間の理性と知性に女性全体が真に目覚めて、どんな人生を歩もうとも子供と共に得られる幸せへの力・手段(方法=お金ではなく)を蓄えておくべきだと感じます。

母こそ、賢くあるべき。

もう一度、聖香ちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ワークショップで講師します☆

2009年04月24日 22時04分32秒 | Weblog
「ジャイアント・キリング」さんという劇団でワークショップの講師をやります。

なんか~レッスンは久しぶりでワクワクしますな。

俳優さんに稽古つけるのは大好物、いや、大好きです。
それは、「俳優」という人種が好きだから。
あ、誤解の無いように、人を一くくりにしているのではなく、俳優のように人間を研究することに熱心な人たちが好きなのです。

稽古中、メキメキと殻を破って変身していく人が居ます。
また、そういう原石を感じさせる人物が居たりします。
さらに、頑固に自分のスタイルに固執していた人が、納得した瞬間、いとも簡単に新しいステップに入る瞬間があります。

そんな一瞬に出会いたいために。
それが何年も劇団をやっていた理由の一つです。

力を尽くしたいと思います☆
まだ参加枠に若干名(たぶん1~2人)は余裕があるようです。
興味のある方はアクセスを♪(以下引用)


**********

質問・参加ご希望の方は、下記の内容を受け付けております。

・氏名(フリガナ)
・性別
・芝居経験の有無
・連絡先

応募締切:随時(ワークショップ終了前日まで)

問合せ先mail: giantkilling3.16@gmail.com

公式HP: http://giantkilling.nobody.jp/

担当:ジャイアント・キリング制作部 小川・纐纈


【WS詳細】
「ワーク・ザ・ジャイアント4」
日時:5/23、6/6、/20、6/27or7/4(どちらかを予定)
すべて(土)
13:30~16:30
場  所:港区「赤坂区民センター」or渋谷「リフレッシュ氷川」or大田区
(連絡が来次第、詳細な場所連絡いたします。)

参加費:1回2000円
    一括で5000円

娘とフォークダンス

2009年04月22日 23時46分39秒 | Weblog
すっかり映画の方のカキコがお休みになってますが
少しずつアップしますので、しばしお待ちを

さて、娘の初の参観日でした。
TPOを考えて、母らしいカッコで登園。
年少さんの園生活はまだ始まったばかりで、ようやくみんな少し落ち着いた程度。
そこへ母たちが登場すれば必然的に泣く子続出です。
朝も行きたくないと泣く子が多いそうです。なんか、かわいいですねえ
ひとせの娘はクールなせいか、そういうことで手を焼くことは少ないです。
今日も得意げにお歌の途中で私の顔を見るので、一緒に口パクで歌っていると「いっしょにうたわないで」と怒られてしまいました。

さて、参観日で一番面白かったのは今度のおやこ遠足で踊ると言うフォークダンスの練習。
三歳児とのフォークダンスなんて、円になって手でもつなぐのかな?と思いきや、親との2ショット。
向かい合って鏡で手を振り合ったり、お尻を振り合ったり、ひざまづいたところへ子供が周りをチョウのようにくるくる走ったり。
こんなおやこダンスは初めてだったので、娘も大喜びで、ひそかに母もメロメロしてしまいました。
クラス全員でやるので恥ずかしさもなく楽しめました。
ほんの一週間前の父母会でちょこっと教室を覗いたときは、身の回りのこともなかなか進んでできなかったのに、今日はさくさく色んなことをこなしていて、ほっと一安心。
いつもフルネームで話に出てくるクラスメイトのお友達とも初対面できて、娘の小さいながらも第一歩の社会生活を垣間見られて、面白かったです。

明後日からは午後保育。
ますます力いっぱい遊んで、体力限界で帰ってくることでしょう。。。
19時就寝で足りるかな~

言葉の教育

2009年04月20日 21時30分36秒 | Weblog
娘が「バカなのか~♪」と歌っていました。

思わずぎょっとして、「誰がそんな歌、歌ってるの??」と聞いたら、「バカボン~」と娘。
先日たまたま見た衛星放送の「天才バカボン」の再放送中、バカボンのパパが歌っていたようです。

「バカなんて、言っちゃダメ!」
・・・と、言ってしまってから考えました。
「バカ」という言葉は造詣が深すぎます。
色んな意味を含むし、ニュアンスで心を探りあったり、感じあったりするときにも使われます。
そういう感覚は小さなときから言ったり言われたり、傷ついたり傷つけたりする中で獲得するもので・・・
でも、まだよく意味の分からない内から振り回す言葉でもない・・・

どう教えていいか困り・・・

結局、「まだバカ、と言う言葉を使うのはちょっと待って。もう少しお姉ちゃんになってからにしようね」という子供には理不尽な教え方になってしまいました。

娘は不思議がって「はずかしいことばだから?」と聞いてきましたが、「聞いて嫌な思いをする人もいるし、難しい言葉だから、まだ使わないで」と、いう説明しかできず。
かといって、意味が分からず振り回して、無邪気に同級生とかを傷つけたり、仲間はずれの意識(好みの区別)が生まれたときに、不用意に悪意の種をまく事になってはいけないし。。。

いよいよこれから育児の難しい段階に入るのかもしれませんね~。(長いなあ~)

人間ののびしろ

2009年04月18日 22時55分51秒 | Weblog
今日は映画オムライスをお休みして、先日アップしたチャンネルFOXの「アメリカンアイドルシーズン8」について・・・
というか、見ていて自分に跳ね返ったことでしょうか。

全米から発掘されたアイドル候補(とはいっても、日本で言うそれとは違い、カンペキにアーティストま求められます)は現在10人に絞られ、ひとせが応援していた候補も消えてしまいました。
しかし、ここに来て目に見えてきたことは二つ。
1.圧倒的な実力
2.アーティストとしてののびしろ
1は既に番組参加の時点でそれぞれが持っていたもので、突出しているのは3人。
問題は2の「のびしろ」。
1を持っているだけの人は、スタート時は突出していても、番組進行中にどんどんみんな力を付けていくので、あっという間に追いつかれてしまいます。なので、すでに実力派の内の一人は平均的な存在感になってしまいました。
もちろん個性だけで勝負していた人は、2が少なければ、もう首の皮一枚です。

今、はっとするほどの成長を見せているのは前述とは別の三人。
そのうち16歳の女の子が居ますが(平均年齢は20代中盤なので、ものすごく若いと言えます)、この子は本当に驚きます。
元々ハスキーで良い声はしていましたが、うまいけど色気は無し、という印象でした。
それが歌唱力はもちろん、ドーンとしたような貫禄と、危ない色気のようなものとを持ってきて。なんか、イカす。

1、2、両方を持っているのが一人居て、優勝候補と思われます・・・が、ひとせ的にはちょっと好きじゃない・・・
でも、確かに良い。

それはさておき、やはり人間伸び率が大事ですね・・・
伸び率が低いなら人一倍努力しなくちゃいけない。
俳優に「スロースターター」と呼ばれる人が居ます。
最初ぜんぜんダメなのに、どんどん良くなる俳優さんのことです。
器用貧乏という言葉がありますが、俳優にも当てはまるようで、不器用な人は着実に魅力を付けます。(あ、もちろん1が有る程度無いとキツいとは思いますが)
有名どころでは西村雅彦さんとか、稲垣吾郎さんのスロースタート逸話がよく露出します。

で、やはり自分を振り返る・・・

仕事のことだけじゃなくて、人間として、伸びているか。
今は海でたとえると凪ぎに入っているように感じます。
たぶん、伸びているときというのは、苦しいときなんだと思います。
・・・苦しいことから逃げておる気がする・・・
これで目一杯な気もするし。
いやいや、やはりまだまだがんばれるなあ。

自分ののびしろを信じたいと思います。

映画オムライスのコト④

2009年04月16日 20時07分36秒 | Weblog
ブログの看板通り飛び飛びの更新になってますが

こんばんは。今日も引き続きオムライスの出演者さんのことを。
今まで舞台のことでもこんなふうに一人一人への言葉をこういった公の場に出すことはなかったと思います。
稽古場で本人に言ってしまうので、改めて書く機会がなかったんですね~。
でも自分のためにもこういう書き残すことって良い様な気がします。
過去の自身の言葉が未来の自分へのメッセージになることがあります。

さて。
この映画を語るに抜けない二名を今日は。

まず、小川雅広さん。
セリフの無い役でしたが(アイドルのマネージャーという役どころ)、最大の武器は「どっかで会ったことあるな~、この人」と思わせる風貌。(長谷川さんもそんな感じがする方ですが)
そしてどこで切られても(カットされても)後悔の残らない遊び心の豊富さ。
普段は製作会社を運営されているとか。
職種は違いますが、リアルに裏方の方が裏方の役をされていたのですね。
出演者の中でも気の使われ方とか、現場でのスタンバイの姿勢が、全体の士気を上げたのではないかなと思います。

そして野口千鶴さん。
女プロデューサーの役でセリフ量の一番多い役柄でありながら、ロケ現場での出演者達の環境管理までされて、気遣いはもちろん、ひたむきな姿勢も素晴らしかったです。
試写会の後の懇親会で「恋愛ものがやりたい」とおっしゃってました。
お天気雨のような涙をパラパラと落とすような、強がっている女性の役とかどうでしょう?
向田邦子さんの「胡桃の部屋」の桃子みたいな役とか。
がんばって老け役に挑戦して、縁側の震える純愛とかもすてきかも・・・
これは実年齢に開きがあるので、(70歳前後を狙いたい)かなりがんばらないとですが・・・

ひとせの夢ですが、昼下がりの美しい老婦人の話をいつかやりたいですね~。
白髪の老婦人と昼下がりの日光はぜったい美しい

あ。小川さんはですね~、、、もし本当に俳優さんだったら聾唖の役をやってみてもらいたい。この方、目が美しいのです。瞳がキラキラ。(笑)

今日はこんなとこでしょうか。
フィギュア、やってますね。演技のたびに釘付けになります。
エバンライザチェックのかっこよさにうっとり。氷上降りたら「あれれ?」ですが。。(ひとせは二重・ソース顔の男性が苦手です)
がんばれ真央ちゃん彼女の氷上の色気はすんばらしい
ではまた明日~

映画オムライスのコト③

2009年04月13日 23時01分18秒 | Weblog
こんばんは~。

さて・・・なんだか細かくなりつつある映画のことですが。
まずは昨日の記事で間違いがありましたので!
訂正させてください!
出演されていた長谷川さんは彫刻家でした!!!
あああ。穴があったら入りとうございます
長谷川さん、ごめんなさ~~い!

え~、では。
これから書き込んでいくのは、ひとせの「アクタートレーナー的な」面での
感想がほんとんどになると思います。
なので、映画の内容と言うよりは俳優さん個人へのメッセージみたいになってくるので、、、う~ん、俳優さんは色々あるんだなあ、という感触で読んでいただければなあ、と思いマス。
俳優さんに感謝の意を込めて、僭越ながら少しずつ述べさせていただけたらと思います。

まず、劇中で売り出し中アイドル役だった「なかやかな」ちゃん。
基本的には女性的な面を出すことに抵抗がある女優さんのようです。照れ屋さん。
顔立ちがかわいらしいのです。だから、実はそんなに女性的な面がでてないわけではないのですが、もっと女っぽい面が観られるのではないかな、と期待してしまうのかもしれません。
素直な女優さんで、起きた事に対する反応がピュアです。
なので、等身大の役で、より光る方だと思います。清潔感があるのは武器ですね♪

そして録音の女技術者の役だった箱崎早苗ちゃん。
彼女はなかなか仕事師です。綿密な計算と記憶で演技につじつまを合わせていくことのできる女優さんです。
私の知っている俳優さんでは数人しか居ないタイプです。
繊細な感性を持っているので、恋愛ものとかやったら見ごたえ有りそうです。
(ひとせの思う恋愛ものは成就しないタイプのものか、熟年の純愛ですな)

音楽効果の技術者の役をやっていた高橋こうじくん。
私の好きなタイプの俳優さん。年齢を考えると男性としては早熟な俳優さんだと思います。ダメだし吸収型。思い切りも良いし、遊び心もあり。
堅実に経験を重ねる人だと思うので、クセが付く事だけ気をつければますます力の有る俳優さんになりそうです。
彼のニール・サイモンとか観てみたいです。

同じく技術者の役をやっていた宮崎将弘くん。
男前です。
ハンサムというより、男前。(違いがあるのか??)
妙な色気があります。映画ではヘンな役でしたがシリアスなヘンな役も見てみたい。女監禁しちゃうようなのとか、ストーカーとか。
ダークな役ができるというのは強みです。
ひとせは俳優時代、ぜったいダークな役は回ってきませんでした。
ぱっさぱさに乾いた役とかはありましたが。
うん、ぜひ観てみたい。苦しくなるような孤独な役とか。
サディストか。おれは。

え~。また今日はここまでで、また続きを後日にしたいと思います。


映画オムライスのコト②

2009年04月12日 20時24分19秒 | Weblog
ようやく家族内がおちついてまいりました

幼稚園が始まって一週間、娘はすっかり19時就寝が身に付いたようです。
すばらしい~~

さてさて。オムライスのことです。
スタッフさんのことをさておきで申し訳ないのですが、出演者のことから・・

今日は石田聖次さんと、長谷川善一さん、そして宗像良東さんのことを書きたいと思います

なぜこのお三方からかというと、みなさん俳優さんでなく、それぞれの道で一流の方々だからなのです。
石田さんは町を飾る照明美術で、長谷川さんは鋳物美術、宗像さんは鋳物工場社長。
みなさんに共通するのはその人柄です。とにかく温かい。

長谷川さんは初めてお会いしたときから親しみを込めて接してくださって、「脚本家ってもっとごつい人を想像してたんですよ~」なんて笑わせてもらいました。
立ち会ったリハーサルでは、照れながら酔っ払いを演じてらっしゃいましたが、本番ではちゃんと「気の良いおっちゃん」キャラが出てて。
ニコニコしながら近づいてくるだけで笑っちゃうようなカンジでした。
監督の狙い通りだったのではないかと思います。

石田さんは私がロケに立ち会った唯一のシーン(スタジオシーン)の出演者さんです。
背が高くて渋くておしゃれで・・・シャイな方です。
お茶目で気持ちが柔軟な方なので、すぐに気持ちが顔に出ます。
それが石田さんの演じる「プロダクション社長」のイメージと違うようで、NGになっていましたが・・・
私、石田さんと監督に謝らなくちゃいけないのですが、石田さんにアドバイスするのに「自分の可愛がるアイドルがかわいくてたまらない、というラインでいいんじゃないでしょうか」と言ってしまっていたのです。
元々監督ともイメージのすり合わせの段階で、元イエローキャブの野田社長のイメージ、と統一していたのですが、私の野田社長のイメージと監督のイメージがちがったようで・・・
なので、監督が「最初の登場シーンで、何テイク撮っても石田さんがアイドル役のなかやと歩いてる時ニヤニヤしてて、編集に困った」と裏話をされていて。

ごめんなさ~~い!それ、私の責任です!みたいな。
でも、石田さんはそのことおっしゃらなくて・・・
あああ。足引っ張ってますね、、、私・・・
しかもそのことに気付いたのは帰宅してからでした・・・
すいません、監督。すいません、石田さん・・・。
それはともかく、石田さんはナイスガイです。カッコイイ。
若いころ相当もてたという話を聞きましたが、今でもひとせにはもててます

さて、宗像さんですが・・・

実はこの方、の映画の主題に深く食い込んでいます。

以前NHKで鋳物工場のドキュメンタリー?番組で、「集団就職で川口に来たとき、初めて鋳物工場でドロドロの鉄が色んなものに生まれていくのをみて感動した」という逸話を、たまたま監督のお姉さんが御覧になっていて。
その話をロケハンおよび打ち合わせでお会いしたときに、私にしてくださって。
私はその話にいたく感動して、「今回川口の話だし、鋳物のエピソードを入れたい」と聞いて、そのままストーリー上のセリフに組み込ませてもらいました。

それが後々、このNHK番組でお話していたのが宗像さんご本人だったということが判明してミラクル。

宗像さんは主役の片割れの父親役で、劇中でも鋳物職人の役でしたがセリフはなく、回想シーンだけのご出演でした。
しかし、リアルなだけあって、その存在感の重厚さは圧巻でした。

この三方の存在で映画全体がぐっとひきしまっていると思います。
青臭くなりがちな主題にも現実味を持たせてくれていると思います。

抜擢された監督のセンスに拍手です

なんだか、映画を御覧になってない方に分かりにくい日記になっているみたいで申し訳ありません。
映画が広く知られる前に内容自体がネタバレになってしまうとまずいので、ご勘弁ください
では、また続きは後日・・・