ひとせのとびとび日記

仁瀬由深の個人ページです。

映画オムライスのコト②

2009年04月12日 20時24分19秒 | Weblog
ようやく家族内がおちついてまいりました

幼稚園が始まって一週間、娘はすっかり19時就寝が身に付いたようです。
すばらしい~~

さてさて。オムライスのことです。
スタッフさんのことをさておきで申し訳ないのですが、出演者のことから・・

今日は石田聖次さんと、長谷川善一さん、そして宗像良東さんのことを書きたいと思います

なぜこのお三方からかというと、みなさん俳優さんでなく、それぞれの道で一流の方々だからなのです。
石田さんは町を飾る照明美術で、長谷川さんは鋳物美術、宗像さんは鋳物工場社長。
みなさんに共通するのはその人柄です。とにかく温かい。

長谷川さんは初めてお会いしたときから親しみを込めて接してくださって、「脚本家ってもっとごつい人を想像してたんですよ~」なんて笑わせてもらいました。
立ち会ったリハーサルでは、照れながら酔っ払いを演じてらっしゃいましたが、本番ではちゃんと「気の良いおっちゃん」キャラが出てて。
ニコニコしながら近づいてくるだけで笑っちゃうようなカンジでした。
監督の狙い通りだったのではないかと思います。

石田さんは私がロケに立ち会った唯一のシーン(スタジオシーン)の出演者さんです。
背が高くて渋くておしゃれで・・・シャイな方です。
お茶目で気持ちが柔軟な方なので、すぐに気持ちが顔に出ます。
それが石田さんの演じる「プロダクション社長」のイメージと違うようで、NGになっていましたが・・・
私、石田さんと監督に謝らなくちゃいけないのですが、石田さんにアドバイスするのに「自分の可愛がるアイドルがかわいくてたまらない、というラインでいいんじゃないでしょうか」と言ってしまっていたのです。
元々監督ともイメージのすり合わせの段階で、元イエローキャブの野田社長のイメージ、と統一していたのですが、私の野田社長のイメージと監督のイメージがちがったようで・・・
なので、監督が「最初の登場シーンで、何テイク撮っても石田さんがアイドル役のなかやと歩いてる時ニヤニヤしてて、編集に困った」と裏話をされていて。

ごめんなさ~~い!それ、私の責任です!みたいな。
でも、石田さんはそのことおっしゃらなくて・・・
あああ。足引っ張ってますね、、、私・・・
しかもそのことに気付いたのは帰宅してからでした・・・
すいません、監督。すいません、石田さん・・・。
それはともかく、石田さんはナイスガイです。カッコイイ。
若いころ相当もてたという話を聞きましたが、今でもひとせにはもててます

さて、宗像さんですが・・・

実はこの方、の映画の主題に深く食い込んでいます。

以前NHKで鋳物工場のドキュメンタリー?番組で、「集団就職で川口に来たとき、初めて鋳物工場でドロドロの鉄が色んなものに生まれていくのをみて感動した」という逸話を、たまたま監督のお姉さんが御覧になっていて。
その話をロケハンおよび打ち合わせでお会いしたときに、私にしてくださって。
私はその話にいたく感動して、「今回川口の話だし、鋳物のエピソードを入れたい」と聞いて、そのままストーリー上のセリフに組み込ませてもらいました。

それが後々、このNHK番組でお話していたのが宗像さんご本人だったということが判明してミラクル。

宗像さんは主役の片割れの父親役で、劇中でも鋳物職人の役でしたがセリフはなく、回想シーンだけのご出演でした。
しかし、リアルなだけあって、その存在感の重厚さは圧巻でした。

この三方の存在で映画全体がぐっとひきしまっていると思います。
青臭くなりがちな主題にも現実味を持たせてくれていると思います。

抜擢された監督のセンスに拍手です

なんだか、映画を御覧になってない方に分かりにくい日記になっているみたいで申し訳ありません。
映画が広く知られる前に内容自体がネタバレになってしまうとまずいので、ご勘弁ください
では、また続きは後日・・・

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