わんこと一緒♪ マールママ日記

愛しいシェルティ2匹と暮らすマールママの記憶と記録のためのページ

2007年03月18日 | 病気・健康
私はひどく疲れていた。
夫の検査結果を気にしながら、3月に入ってなかなか休みが取れなく家に帰ってきても何もやりたくない気分の日が多かった。
昨日は夫と2匹が出かけた後、もう一度ベッドに入って休んだあと部屋の掃除をしようと思ったが中途半端な昼寝の後はかえって頭がボーーッとしてしまった。
ソファーに横になりながら目に入ってくる、散らかった部屋、ホコリのかぶった観葉植物、汚い窓・・・イライライライラ・・・・

怒りの矛先は娘・・・
「いつまで寝てるの?!いつになったらやるの?!
なんでもっと、ていねいにできないの?!どこを掃除したっていうの?!
これでお母さんが倒れたら、あんたどうするの?!しっかりしなさい!!!」
胸のつかえを一気に爆発させた

気合を入れながら自分も動いた。
部屋がきれいになったら気分も落ち着いてきた。
夫の前で不安を隠している分、どこかにストレスがたまってしまっていたようだ。

 ギンギアナム


夫のいとこのSちゃんから頼まれたものがあって届けにいってきた。
いつも笑顔で、そこぬけに明るいひまわりのような彼女
どうしてこんなに元気でいられるのだろう。

彼女はこの数年、壮絶な闘病生活を乗り越えてきている。
肺炎の入院から始まって、乳がん、頭部の腫瘍の2度にわたるわたる大手術。
今も通院をしているけど、だまっていればそんな病歴があったなんて信じられない。
そんな彼女の前では、夫の病気など深刻に話すに値しなかった。

「私もね、つらかったよ。。でもね、何度も入退院を繰り返して、もういやだ~
と泣いたとき Rさん(旦那様)が、”Sちゃんも辛いだろうけど俺だって辛いんだよ~”と私の胸に顔をうずめて大泣きしたの。あの Rさんがよ~・・・」
その時だけ、彼女は胸を詰まらせ涙を浮かべた。
「だから私、彼の前では絶対泣かないことにしたの。あの人を泣かせてはいけないって。笑顔でいよう!泣いたって、わめいたって、なるようにしかならないんだったら笑顔でいようって決めた」

「病院に行くときも、赤い口紅つけて、少し派手な洋服着て
”先生こんにちわ~”って笑顔で顔を出すようになったら先生も、とっても嬉しそうに”お~!!今日はどんな顔みせてくれるか楽しみにしてたよ~”って迎えてくれるの」

子供もいない、旦那さんと二人だけの生活の中でお互いの絆の深さを改めて実感し、いまある暮らし、いまある幸せを大切に生きていこうと言う彼女の前向きな生き方がとても素敵だと思った。
元気をもらった。

 シンピジューム

今日は義妹夫婦も夫の好きな、おだんごをもって遊びに来てくれた。
一番身近な夫の親戚。「兄さんどんなにか落ち込んでいるかと思って・・」と妹。検査結果を報告し、これから何かとお世話になることとなることを心からお願いした。「私たちでできることは何でも言って」と。嬉しかった。

私の姉夫婦、親しい夫の友人、皆から心配して電話をいただいた。
夫も、元気をもらい「本当にありがたい。俺は幸せものだ。なんだか病気をしてみて初めていろんなことを学び、人と人との絆について考えさせられたよ」
数日たって気持ちも落ち着いてきている。癌なんて他人事のようだよと。

私もネットの友達から、たくさんの励ましを頂き本当にうれしかった。
見守っていてくれる人がいるということの心強さを胸に