毎年のお花見がその年初めてジャンバーを脱いでの外出となる。
そして秋の社員旅行でそのジャンバーを引っ張りだすことになる。
今週末に着て行こうと思っているジャンバーは
去年も一昨年も、きっと一昨々年も、たぶん二昨々年
(こんな言葉があるかは知らないけど)も着ていったと思う。
初めての客先に行く時は決まってコレという勝負スーツがある。
これを履く時はかなり気合いが入っているという靴下がある。
決まって、というか決めていたらむしろ気持ち悪いとさえ思うけど
頼りになるモノ達というのはTPOから色、付け心地まで素晴らしく
「この秋はコレで決まり」と雑誌に載ってるジャケットなんかより
全然ピタッとくる逸品のようで、自分の定番となる。
着慣れたものでかつ有能なので、大事な日にはとても助かる。
そんな風に、変に物持ちが良くお気に入りをとことん使う私は
自分がボロッとしている事に気付かず得意気に街を歩いていたりもする。
今日は職場が変更になった初日だったので
そんな事を思い出し、靴、スーツ、シャツ、髪型、
一つ一つ見たがびっくりした。
こんなときは必ず引っ張り出される、
私の体系を素晴らしくカバーしてくれて
生地も気に入っている黒かグレー(気に入って色違いも買った)の
無名のストライプのスーツは、ミニなので年齢的に降板となり
変わりに7~8年前位に買ったけど全然着ていないので
未だに新品同様のグレーのスーツを着ている。
ちょっとくすんだ茶色でオデコが丸くて
可愛くもコンクリートに合うミッシェルクランの靴は
どんなにクリームを刷り込んでもしらっちゃけてきた事と
かかとの縫い糸がほつれてビローンとなり
靴の裏も革も磨り減ってきてしまい
さすがに最近、捨てようか悩んでいるところなので
今日は、5年前位に買ったけど全然履いていないから
新品同様の黒のパンプスを履いている。
生産中止になったと聞いて買いだめしておいた
XXXのストッキングがとうとうなくなり、
去年の春頃に買ったけどやけにつま先が痛くなるから
履いていなかったストッキング。
あーつま先が痛い。
木製で自分では質感がいいと思っている
私なりに高いお金を出して買った髪留めは
先日の我が家の戦争で大破してしまったので
シンプルだけど止める力が無いため日の目を見ない髪留め。
ピン止めを何本使うんだっつーの。
唯一、最近買ったばかりのストライプのシャツと
彼に買ってもらった大きな鞄が今日の武器。
いつかは捨てるときが来るものだけど
なぜか一気に来てしまい、今日の支えはやっぱりなんだか頼りない。
愛着があった分だけ多い、想い出も捨ててしまうようで寂しい。
もちろんそんなものは心の中にあるからいいのだけど
モノとの別れは人との別れとも違う感情が持ち上がる。
そして秋の社員旅行でそのジャンバーを引っ張りだすことになる。
今週末に着て行こうと思っているジャンバーは
去年も一昨年も、きっと一昨々年も、たぶん二昨々年
(こんな言葉があるかは知らないけど)も着ていったと思う。
初めての客先に行く時は決まってコレという勝負スーツがある。
これを履く時はかなり気合いが入っているという靴下がある。
決まって、というか決めていたらむしろ気持ち悪いとさえ思うけど
頼りになるモノ達というのはTPOから色、付け心地まで素晴らしく
「この秋はコレで決まり」と雑誌に載ってるジャケットなんかより
全然ピタッとくる逸品のようで、自分の定番となる。
着慣れたものでかつ有能なので、大事な日にはとても助かる。
そんな風に、変に物持ちが良くお気に入りをとことん使う私は
自分がボロッとしている事に気付かず得意気に街を歩いていたりもする。
今日は職場が変更になった初日だったので
そんな事を思い出し、靴、スーツ、シャツ、髪型、
一つ一つ見たがびっくりした。
こんなときは必ず引っ張り出される、
私の体系を素晴らしくカバーしてくれて
生地も気に入っている黒かグレー(気に入って色違いも買った)の
無名のストライプのスーツは、ミニなので年齢的に降板となり
変わりに7~8年前位に買ったけど全然着ていないので
未だに新品同様のグレーのスーツを着ている。
ちょっとくすんだ茶色でオデコが丸くて
可愛くもコンクリートに合うミッシェルクランの靴は
どんなにクリームを刷り込んでもしらっちゃけてきた事と
かかとの縫い糸がほつれてビローンとなり
靴の裏も革も磨り減ってきてしまい
さすがに最近、捨てようか悩んでいるところなので
今日は、5年前位に買ったけど全然履いていないから
新品同様の黒のパンプスを履いている。
生産中止になったと聞いて買いだめしておいた
XXXのストッキングがとうとうなくなり、
去年の春頃に買ったけどやけにつま先が痛くなるから
履いていなかったストッキング。
あーつま先が痛い。
木製で自分では質感がいいと思っている
私なりに高いお金を出して買った髪留めは
先日の我が家の戦争で大破してしまったので
シンプルだけど止める力が無いため日の目を見ない髪留め。
ピン止めを何本使うんだっつーの。
唯一、最近買ったばかりのストライプのシャツと
彼に買ってもらった大きな鞄が今日の武器。
いつかは捨てるときが来るものだけど
なぜか一気に来てしまい、今日の支えはやっぱりなんだか頼りない。
愛着があった分だけ多い、想い出も捨ててしまうようで寂しい。
もちろんそんなものは心の中にあるからいいのだけど
モノとの別れは人との別れとも違う感情が持ち上がる。