リヴァージュママのあれこれ日記

栃木市でフランス料理店を営むママの日記。お店のメニューや日々のあれこれを徒然なるままに。コメントお気軽にどうぞ!

ダーウィン展に 行って来ました!

2008-05-19 09:00:11 | お店紹介
先日 ゴールデンウィークの 最終日に 上野の 国立科学博物館に ダーウィン展を 見にいってまいりました。
イギリス人のチャールズ・ロバート・ダーウィンは医者の父と あの食器で有名な ウエッジウッドの創始者の娘である母親の下に生まれました。
幼少より 昆虫を集めるのが好きで 大学では 地質学を学ぶなどしていたそうです。
1831年22歳の時に 伯父の協力を得て ビーグル号というわずか 全長28メートルの帆船で世界航海に出かけました。 ブラジルや アルゼンチン そして 他では見られない貴重な生物の宝庫である ガラパゴス諸島でいろいろな生物を見ました。 同じ ぞうがめのようでも 柔らかな土の多い島では 地面から生える草を食べることができますが 岩が多く乾燥した島では 首を思いっきり伸ばし 木の葉をたべなければなりません。 先の島では ゾウガメの甲羅の形は ドームの様に 丸くなっており あとの島では 甲羅は 乗馬の時に使う 鞍のように 亀の首の後ろの部分が持ち上がっていて 首が上に伸ばしやすくなっています。
 また 別の島では 岩ばかりで 食料がわずかなサボテンしか無い所に 生息している 陸イグアナや 海藻しか 食べない 海イグアナが 生息しています。又 同じ様な 鳥でも 島によって 微妙に口ばしの形が 変わっていることに気がつきました。
ダーウィンは これらから 生物に関する 一つの考え方をまとめました。 甲羅の形が違う亀や 陸イグアナと 海イグアナも 元々は 同じ種類の生き物で それが 自然選択により 長い年月をかけて 枝分かれする様に 姿を変えてきたのではないかと言う考え方です。
5年に及ぶ ビーグル号での航海の後 進化についての考えを論文にまとめます。しかし、ダーウィンは なかなか 発表しませんでした。 それは なぜかというと 当時の ヨーロッパでは キリスト教的な 考え方が支配していたからです。 生き物は 全て 神が 今ある形で この世の中に送り出された と言う考え方です。
 何年も 発表を ためらっていたダーウィンですが 試論を 書いて15年後に 若い学者が 全く同じ説を発表してしまいました。 これを知った  友人が 強くすすめて やっと ダーウィンの『進化論」が公にされたのです。進化と言う 同じ考え方を持つ学者が現れたことにより より確信をもって 進化論を唱えました。すでに50歳になっていました。
 当然ながら ダーウィンの 考え方は 神を否定するものとして 教会の反発をかってしまいました。
 しかし 後には正当な理論として認められたそうです。
そして 73歳で亡くなった後には 偉大な自然科学者として 遺体はウエストミンスター大聖堂に埋葬されたそうです。



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