リヴァージュママのあれこれ日記

栃木市でフランス料理店を営むママの日記。お店のメニューや日々のあれこれを徒然なるままに。コメントお気軽にどうぞ!

テオ ヤンセンを 知っていますか?!

2009-04-06 23:43:13 | お店紹介
春休み 最後の 月曜日に 日比谷パティオに 行ってきました。
年明けから 楽しみにしていた  テオヤンセンの 展示を見てきました。
 彼は 1948年 オランダ生まれ 大学で 物理学を学び 1975年に画家となり 1990年より 彼の考えた アニマリ(ビーチアニマル)を誕生させています。
 ”Strandbeest” オランダ語では ”砂浜の生物というそうです。
 彼は 生命の動きを コンピューターの 画面上の動きだけに留まらず 実際に動く 立体としして 再現したいと思ったようです。
 いろいろな 素材から 生命を誕生させようとしてきましたが 最終的に たどりついたのは 塩化ビニールのパイプ チューブ ペットボトルによるものです。
 ”生命体の”足の動きを 彼なりに割り出した 黄金比により 滑らかに再現することに成功しました。
動きの元になっているのは 主に 風とそれによって送り込まれた空気の圧縮による ピストン運動 その力が スキーのストックのように 後方への力となり体を 前にと押し出すしくみになっているようです。
 彼は ヨーロッパでは 21世紀のダヴィンチと称されているそうですが 実際に これだけの”生命体”を
 誕生させたことは ダヴィンチにも勝る部分があると 思います。
 電気や ガソリンを燃料とし コンピューターで滑らかに動く 機械達に 見慣れた私達は どうして動いているのかな? なんてことは あまり考えなくなっているけど そこに至るまでの人々の 研究開発は はかりしれないものがあります。
 でも あえて 何百年も 遡って緻密な 物理学の計算と 手作業の積み重ねによって 誕生した”生命体”
は 無機質な 物でできていますが どこか 温かみのある ”命”をかんじることができます。
 これはやはり  20年にも亘り テオが 情熱と愛情を 注ぎこんできたからでしょう。
 彼が 有名に なってきたのは ほんの 2,3年前からだと言われますが DvDには かなりの ”生命体”
が 登場してきます。
 オランダの砂浜を 歩き回る ”Strandbeest”を見ていると かなり 癒される感じがします。
 写真の”生物”は まだ自分では 動けず 人の力が必要です。
 会場には 15メートルくらいの ”砂浜の生物”も展示されています。昨日の 日曜はそれも動く所が見られたようです。
 この展示は 4月12日(日)までです。
お時間と 遊び心のあるかたに お勧めいたします。


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