りとるぱいんわーるど

ミュージカル人形劇団“リトルパイン”の脚本の数々です。

“ロベルトの旅” ―全9場―

2012年02月27日 20時19分23秒 | 未発表脚本



      

      少し光の加減で、薄くなってすみません^^;




 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ 


    〈 主な登場人物 〉


    ロベルト  ・・・  本編の主人公。優しい少年。

    フリード  ・・・  悪魔。

    マリアンヌ  ・・・  幽霊城の姫。

    アース  ・・・  ロベルトの友達。

    ニルス  ・・・  ロベルトの友達。

    りリア  ・・・  ロベルトの母。

    ユリア  ・・・  村の守り神の娘。

    リィ、ルゥ  ・・・  潤いの森に住む、双子の妖精。



 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


         開演アナウンス。(客電落ちる。)

    ――――― 第 1 場 ―――――

         音楽流れ、幕が上がる。
         (舞台上、全出演者達、板付き。)
         全出演者、彼方を見上げるように歌う。

         “遥か遠い空の果て
         まだ見ぬ憧れを胸に抱き
         さぁ行こう!
         彼方遠い道の果て
         希望の夢を求め旅立つ
         さぁ行こう!”

         出演者による総踊り。
         其々上手、下手へ走り去る。
         2人の少年(アース、ニルス)、ロベルトを
         認め声を掛ける。

  アース「おーい、ロベルト!!」
  ロベルト「アース!ニルス!」
  アース「今そこで、村の守り神ユリアに聞いたんだけど、あの彼
       方(客席上方を指差す。)に、何でも望みの叶う不思議
       な白い花の咲く、砂漠があるんだって!!」
  ロベルト「まさか・・・(笑う。)」
  ニルス「本当さ!!その花を手にした者は、何だって一つの願
       いを手に入れることができるんだ!!」
  ロベルト「何でも・・・?」
  アース「うん!(頷く。)大金持ちになりたいとか、永遠の命が欲
      しいとか!!何だって!!」
  ロベルト「・・・本当に?(何かに心が奪われたように、呆っと彼
       方を見遣る。)」
  ニルス「ただ、そこへ辿り着くのが大変で、まだ今まで誰もその
      花を見たことがないんだ!」
  アース「大変って、一体どんなことがあるんだろう?(ロベルトの
      様子に気付いて。)ロベルト・・・?おい、ロベルト!!何
      呆っとしてんだよ!!」
  ニルス「ロベルト、聞いてるのかい!?」
  ロベルト「あ・・・うん!聞いてるさ!あの砂漠に行けば、夢や願
       いごとが何だって叶うんだろ?僕にはどうしても叶えた
       いことがあるんだ。」

         ロベルト、瞳を輝かせ歌う。

         “僕には叶えたい願いがある
         一つの夢 追い求め”

         アース、ニルス、歌に加わる。

         “僕らは未来へと続く
         あの虹を越えてどこまでも行こう”

         子ども達踊る。(ロベルト、アース、ニルス)
         (途中フリード、チラッと登場し子ども達の話し
         を聞いている風に。)
         繰り返し歌う。
         子ども達、希望に満ちた表情で、彼方を見遣る。

    ――――― 第 2 場 ―――――

  アース「何だよ、ロベルト!おまえの願いごとって・・・。」
  ロベルト「いいだろ、何だって!」
  アース「いいじゃないか!聞かせろよ!」
  ニルス「教えてくれよ!」
  ロベルト「煩いな・・・。早く大人になりたいんだよ!!」
  アース、ニルス「大人になりたい!?」

         アース、ニルス顔を見合わせて笑う。

  ロベルト「父さんが死んで・・・母さん、苦労ばっかしてきたんだ
       ・・・。何時までもこんなチビの僕じゃ、力仕事だって満足
       にできない・・・。早く大人になって、父さんのように力持
       ちになれば、母さんにも楽させてあげられる・・・。」
  アース「ロベルト・・・」
  ロベルト「(ハッとして。)馬鹿!それに大人だと、学校に行かな
       くてもいいだろ!?」
  ニルス「なぁんだ、やっぱりそんな理由か!(笑う。)」

         その時、下手より籠を抱えてリリア登場。
         ロベルトを認め近寄る。

  リリア「ロベルト!」
  ロベルト「(リリアを認め。)あ、母さん!今、仕事の帰り?」
  リリア「ただいま。」
  アース「こんにちは、小母さん。」
  ニルス「こんにちは。」
  リリア「こんにちは。遅くまで遊んでいると、もう直ぐ夕食の時間
      よ。」
  ロベルト「うん。でもこの2人と遊んでいると楽しいんだ。」
  リリア「遊びばかり・・・?」
  ロベルト「え?」

         音楽流れ、リリア歌う。

         “宿題は済んだのかしら?”

         ロベルト、首を振る。

         “毎日本を読みなさいと言ってるでしょう”

         ロベルト、頷く。

         “林へ行って薪を集めて来て頂戴”

  ロベルト「分かってるよ・・・。」

         “あなたはいい子よ
         素直に返事のできる・・・
         ただそれを行動に移すのが
         少し苦手なだけ”

  リリア「母さんは買い物を済ませて帰るから、先に戻って火を熾
      しといてね。」
  ロベルト「分かったよ・・・。」

         リリア、上手へ去る。
         リリアと入れ代るように、上手よりフリード登場。
         意地悪そうな顔付で、3人を見詰める。

  アース「どこの母さんも、言うことは同じだよなぁ・・・。」
  ニルス「うん。」
  アース「帰ろう・・・!」

         3人、ゆっくり下手方へ行きかける。

  フリード「おい、おまえら・・・!!」

         3人、振り返ってフリードを認める。

  フリード「俺と何かして遊ばないか?(ニヤリと笑う。)」
  アース「誰だ?おまえ・・・。」
  ロベルト「遊ぶ・・・?」
  フリード「ああ。」
  アース「止めとけよ、ロベルト!俺達はこれから真っ直ぐ家へ帰
      るのさ!」
  ニルス「うん。」
  アース「行こうぜ!」

         アース、ニルス歩き始める。

  ロベルト「誰だよ・・・。」
  フリード「俺の名前はフリード・・・。あの彼方の(客席上方を、指
       差す。)砂漠から来たのさ!」
  ロベルト「あの砂漠から・・・?」
  フリード「ああ・・・。あの願いの花の咲く・・・砂漠からね・・・。」
  ロベルト「見たことあるの・・・?その花・・・」
  フリード「勿論!砂漠に咲く、たった一輪の黒い花・・・。」
  ロベルト「・・・黒い?嘘だ!!願いを叶える花は白いって聞い
       たぞ!!」
  フリード「・・・おっと・・・そうそう白い・・・白い花だ!ちょっとした
       勘違いさ。そんな怖い顔しなくてもいいだろ?」
  ロベルト「本当は見たことなんてないくせに!」
  フリード「おや・・・疑うのか?」
  ロベルト「信用できない。」
  フリード「じゃあ、いいものを見せてやろう・・・。(服のポケットか
       ら、一枚の写真を取り出し、ロベルトの方へ。)」
  アース「ロベルト!」
  ロベルト「(写真を受け取り見る。)・・・これは・・・」
  フリード「そう・・・それが願いを叶える白い花・・・。その花を探し
       に行きたいんだろう?」
  ロベルト「どうやったら、この花の咲く砂漠へ行けるの!?」
  フリード「知りたいかい・・・?」
  ロベルト「(頷く。)」
  フリード「・・・いいだろう・・・。(ニヤリと笑って、客席方を指差す。
       )・・・この道を真っ直ぐ・・ただひたすらに真っ直ぐ・・・突
       き進めば、一つの古城が見えてくる・・・。その城に住む
       姫に会って、次に目指す場所・・・“潤いの森”に行く道筋
       を教えてもらえばいいのさ・・・。」
  ロベルト「・・・分かったよ・・・。」
  アース「ロベルト、まさか行く気じゃないだろうな!?」
  フリード「さぁて・・・俺様にものを聞いておいて、ただって訳には
       いかないぜ・・・。」
  ロベルト「え?お金なんて持ってないよ、僕・・・。」
  フリード「・・・ふん・・・金・・・?金だと?俺は悪魔だ!!金では
       動かない!!俺様が欲しいものは人間の魂だ!!それ
       も、おまえの一番大切な者のな!!」
  ロベルト「・・・悪魔・・・?」
  ニルス「ロ・・・ロベルト・・・」
  ロベルト「どう言うことなんだよ!!」
  フリード「早く、お家に帰らないと!」
  ロベルト「まさか・・・母さん・・・?」

               ロベルト、上手へ走り去る。アース、ニルス、
         ロベルトの後を追うように上手へ走り去る。

  アース、ニルス「ロベルト!!」
  フリード「もう一つ、サービスで教えといてやろう。その城に住む
       マリアンヌ姫は、もうとっくの昔に死んで、今いるのは・・・
       (声を上げて笑う。)」

         フリードの笑い声で暗転。

    ――――― 第 3 場 ―――――

         音楽流れ、舞台薄明るくなる。
         中央、一つのベット(ソファー)にリリア、横に
         なっている。ユリア、横に付いて手を握っている。
         一時置いて、上手より息を切らせてロベルト、走
         りながら登場。

  ロベルト「母さん!!(リリアを認め、呆然と。)・・・母さん・・・」
  ユリア「あ・・・ロベルト・・・。小母様、突然倒れられたの・・・。」
  ロベルト「あいつだ・・・あいつのせいで・・・」
  ユリア「・・・あいつ?」
  ロベルト「(リリアの横へ跪く。)母さん・・・ごめんよ・・・。僕があ
       んな奴の相手になったばっかりに・・・。(涙を堪えるよう
       に歌う。)」

         “心苦し温もり・・・
         憂い溢れ思い出・・・
         夢と希望叶える
         遠い空の下へ・・・”

  ロベルト「ユリア・・・僕に教えて・・・砂漠に咲く白い花のこと・・・。
       僕はなんとしてでも、その花を探してくるよ・・・。何でも
       願いの叶うその花を・・・。」
  ユリア「・・・ロベルト・・・。でも、そこへ辿り着くには、何があるか
      分からないのよ?」
  ロベルト「・・・分かってる・・・。でも、僕は行かなきゃ・・・。母さん
       を助ける為に・・・。僕のせいだもの・・・母さんがこんなこ
       とになったのは・・・。だからお願い・・・」

       ロベルト“願いを叶えるんだ・・・”

       ユリア“白い花は願いを叶えてくれるだろう
           その手に入れる為に試練に向かえ・・・”

  ロベルト「ユリア・・・僕が戻るまで、母さんのことを頼むよ・・・!
       !」
  ユリア「ロベルト・・・!!」

         ロベルト残して、カーテン閉まる。

    ――――― 第 4 場 ―――――

         音楽流れる。
         ロベルト、固い決心に肩を震わせ、彼方を
         見上げ歌う。

       コーラス“旅立つ未来に向かい
            あなたの信じる道
            旅立つあの空の下
            一つの願い求めて”

       ロベルト“行こう!!未来に向かい
            明日がある限り
            行こう!!あの空の下
            自分の信じる道を!!”

  ロベルト「待ってて、母さん!!必ず・・・必ず・・・僕が花を見つ
       けてくる!!だから、それまで・・・!!」     ※

       ロベルト“一つの願い求め
            今旅立とう!

            行こう!!未来に向かい
            希望がある限り
            行こう!!虹の彼方へ
            願いを叶える為に”

         その時、上手よりアース、ニルス走り登場。

  アース「ロベルト!!」
  ロベルト「アース!!ニルス!!」
  アース「一緒に行くよ!!」
  ニルス「僕も!!」
  ロベルト「けど・・・」
  アース「何、遠慮してんのさ!一人より二人、二人より三人って
      さ、力を合わせれば屹度見つかるよ!!」
  ニルス「うん!!」
  ロベルト「アース・・・ニルス・・・」

         ロベルト、嬉しそうに大きく頷く。
         他の2人、微笑んで頷く。3人、手を重ねる。
         3人踊る。(足踏みする。)

       3人“行こう!!未来に向かい
          明日がある限り
          行こう!!あの空の下
          自分の信じる道を”

       コーラス“旅立つ未来に向かい
             あなたの信じる道”

       3人“行こう!!虹の彼方へ
          願いを叶える為に”

       ロベルト“一つの願い求め
             今旅立とう!!”

  ロベルト「見つけるんだ、必ず!!」
  アース「白い花を!!」
  ニルス「うん、必ず!!」
  ロベルト「行こう!!」

         3人、客席後方へ駆け抜け去る。

  ロベルトの声「待ってて、母さん!!」

         暗転。

    ――――― 第 5 場 ―――――

         下手スポットにフリード浮かび上がる。
         何か良からぬ考えを、思い巡らしているように
         ゆっくり抜き足差し足で踊る。
         物陰に隠れる。
         舞台、明るくなると城内の様子。
         中央後方にドレス姿の姫(マリアンヌ)、一人で
         曲に乗りワルツを踊っている。
         途中、フリード物陰から表われ、マリアンヌの前へ。
         深く一礼し、手を差し出す。
         マリアンヌ、驚いたようにフリードを見詰めるが、
         嬉しそうに微笑むと、フリードとワルツを踊る。

  マリアンヌ「あなたはどなた・・・?」
  フリード「俺はフリード・・・。」
  マリアンヌ「・・・フリード・・・?」
  フリード「(ニヤリと微笑み、後方に置いてあった一つの椅子の
       上から、手鏡を取りマリアンヌの方へ差し出す。)これを
       見てみな・・・。」
  マリアンヌ「(鏡を受け取り見る。)何かしら・・・。」
  フリード「そこに子どもが3人、映っているだろう・・・?」
  マリアンヌ「・・・ええ・・・。」
  フリード「その子どもらは、誰も住んでいないこの城を、目茶苦茶
       に荒らし回って、金品をかっさらいに来た悪い奴らだ・・・
       。」
  マリアンヌ「・・・なんですって・・・?(口調が少し変わる。)」
  フリード「あんたの大切な指輪・・・奴らに持ってかれてしまうか
       も知れないぜ。(笑う。)」
  マリアンヌ「・・・許さないわ、そんなこと・・・。私が何故、何時ま
         でもこの城に留まっていると思ってて?恋人に贈ら
         れたあの大切な指輪・・・。あの指輪をこのお城のど
         こかで無くしてしまったからよ・・・。あの指輪を贈られ
         た直後に、彼は事故で亡くなってしまったの・・・。あ
         の指輪がないと、天国で彼に合わす顔がないわ。」
  フリード「さぁ、お越しだ・・・。(ニヤリと笑う。)」
      
         フリード、上手へゆっくり去る。マリアンヌ、後方
         の椅子に後ろを向いて、腰を下ろす。
         舞台、薄暗くなり音楽流れる。
         一時置いて、下手よりロベルト、アース、ニルス
         恐々と回りを見回しながら、ゆっくり登場。

  ニルス「な・・・なんか寒くない・・・?」
  アース「うん・・・。」
  ロベルト「・・・大丈夫さ!こう言う古めかしいお城は、造りが冷
       たいレンガで・・・だから中がひんやりするのさ・・・。」
  アース「そ・・・そうだよ・・・。何、ビクビクしてるんだよ!!全くニ
      ルスは・・・。」
  ニルス「だって・・・」

         アース、上手方の壁に飾ってあった肖像画に
         気付き、その方へ。ロベルト続く。

  ニルス「(慌てて2人に続く。)ま・・・待ってよ!!」
  アース「へぇ・・・肖像画だ・・・。マリアンヌ・ボルドー・・・1813年
      から1845年・・・。ふうん・・・今から100年以上も昔だな
      ・・・。」
  ニルス「・・・綺麗な人だね・・・。」
  アース「まぁな・・・。」
  ロベルト「・・・それで、この城に住むお姫様って一体・・・何処に
       いるんだろう・・・。」

         3人、回りを見回す。

  マリアンヌ「・・・私のお城へようこそ・・・。」
  アース、ニルス「わあっ!!(思わず叫ぶ。)」

         マリアンヌ、立ち上がる。

  アース「な・・・なんだ人間か・・・。」
  ロベルト「・・・あなたが、このお城のお姫様・・・?」
  マリアンヌ「・・・ええ・・・。」
  ロベルト「ごめんなさい、黙って入って・・・。実は僕達、お願いが
       あって・・・。」
  マリアンヌ「(口調厳しく。)駄目よ・・・!!」
  ロベルト「え・・・?」
  マリアンヌ「私のお城の金銀財宝を盗もうったって、そうはいか
         ないわ・・・。」
  ロベルト「違うよ・・・。僕達、何もあなたのお城を荒らしに来た盗
       賊でもなんでもないんだ・・・!僕達ただ・・・!」
  マリアンヌ「ただ何!?みんなそんなことを言ってここへ来て、
         結局は私の大切な宝物を1つ・・・2つ・・・自分のもの
         にする為に、持ち帰ろうとするのに!!」
  アース「本当だぜ!俺達、ただあんたに“潤いの森”に行く、道
      筋を教えて欲しいだけなんだって!!」
  マリアンヌ「人間って、なんて嘘吐き・・・。」

         その時、肖像画とマリアンヌを何気なく
         見比べていたニルス、驚いたように。

  ニルス「・・・ア・・・アース・・・」
  ロベルト「どう言ったら信じてもらえるのかな・・・。」
  ニルス「アース!!」
  アース「なんだよ!!煩いなぁ!!」
  ニルス「見・・・見てよ・・・この肖像画・・・」
  アース「今、そんなもの呑気に見てる場合じゃないだろ!!もう
      ・・・何て顔してんだよ!!」
  ニルス「だけど・・・!!ほら・・・!!ほら・・・!!(肖像画とマリ
       アンヌを交互に指差す。)」
  アース「だから何だって・・・(何かに気付いて、驚いたように。)
      ロ・・・ロベルト・・・」
  ロベルト「一体どうしたんだよ・・・。」
  アース「こ・・・この肖像画とその人・・・」
  マリアンヌ「(微笑んで。)そう・・・その肖像画は私・・・」
  ロベルト「・・・え?(肖像画を見る。)・・・だけど・・・この肖像画は
       100年以上前のだって・・・」
  マリアンヌ「・・・そう・・・。」
  アース「じ・・・じゃあ・・・あんたは・・・」
  アース、ニルス「幽霊!?(尻餅をつく。)」
  ロベルト「幽霊?まさか・・・」
  マリアンヌ「(声を上げて笑う。)・・・人間はみんな、私の正体を
         知ると逃げ出すの・・・。さぁ、あなた達もとっととお帰
         りなさい!!」












      ――――― “ロベルトの旅”2へつづく ―――――













   ※ この一文・・・何となくどこかで聞き覚えがあるような・・・
     気がしませんか・・・?^^;はい、エリオットくんが“白い花”
     を探しに旅立っていましたよね~・・・^_^;
     こう言ったシチュエーション・・・昔から好きだったんでしょう
     ね^^;





 ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪ ― ♪


    (どら余談^^;)

     昨日お話しした通り、この作品は手直しが入ったものが、
    一度舞台公演されています^^;
    ・・・が、書いたまま状態の作品は殆ど誰の目にも触れて
    いませんので、今回敢えてこの“未発表”ページに入れさせ
    て頂きました(^.^)




         (おまけフォト^^;)
         

     録音スタジオの中を写そうと思って撮ったのですが、
    光って何も見えない上に、ガラスに映る私の影・・・^^;
    以前、スタジオの写真を皆様に見て頂いた時に、ボツ
    にした一枚でした~・・・^_^;    



    
    (どら余談2^^;)

    それまでは、ファミリーミュージカルと言っても、演じる
    のは大人の方の劇団に提供していた脚本でしたが、
    この作品は、初めて本物の子ども達が演じる劇団へ
    書いたお話しでした(^.^)
    お稽古場にも、何度かお邪魔し、子ども達とも仲良く
    させてもらっていたのですが、その子ども達の、嘘の
    ない瞳の輝きはとても素敵で、その時の思いが、今の
    私の軸になっていると言っても過言ではありません。

    その時に、子ども達から「どらちゃん♪」と呼んでもらって
    いたのですが、それが今の私の“どら”の由来になって
    います^^;(何故“どらちゃん”と呼ばれるようになった
    か・・・って?単に私が某アニメの主人公が大好きだっ
    たからであって、決して私の風貌がその主人公に似て
    いたからではありませんので、あしからず・・・^^;)

    現在は皆大きくなっているであろう、当時の子ども達は
    どんな道に進んでいるのでしょうか・・・。
    訳あって、本番に見に行くことができなかったのが、
    唯一の心残りです・・・。




    (どら余談3^^;)

    今日は、グーグル版“ワールド”に、“勇気の石”のラスト
   少しの動画を公開致しました(^^)vとっても動きは雑です
   が、音は最近の作品とあまり変わりのない出来栄えとなっ
   ていますので、よければ目を瞑ってお楽しみ下さい^_^;








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