~経済ニュースの森の奥~ ・・マクロな視点から。

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No11 グローバル海外投資元年・・ =資産逃避元年 (番外篇) 

2005年10月16日 | 投資・運用
今日は、興味深く拝見していて時々トラックバックさせてもらっているブログ
日本国財政破綻SaftyNet< http://wanderer.exblog.jp/ >主宰者“わんだぁ”さんからアツいコメントを頂きました記念?に、ちょい感情込みのファイルにします。

わんだぁさんは国家破産に関する情報収集・勉強を個人レベルで行い情報発信しているまさにアツ~いblog主宰者です。

・・・・・

日本の財政状況を注視しなければならない一番の理由は、それによって日本の一家庭の資産運用の考え方が大きく左右されるからだと思います。我々一市民は、破綻するかもとただ恐怖におののいて立ち止まるわけにはいきません。ひとりひとりの将来の生活がかかっていますから。

世間話で、「日本ヤバいよねー」みたいな会話は日常的に交わされていても、ヤバい前提で実際に大胆な資産運用の行動を起こす人は実際はまだまだ少ないようです。
どこかでまだ他人事な気持ちが大きいとか、本当に自分の生活まではヤバくはならないだろうとか、実際なるようにしかならないから流れに身をまかせようなどと考えている
人々が実際にはまだ大半残っているのではないでしょうか。

しかしデフレ真っ最中で資金繰りに余裕なく資産運用どころではなかった今迄より、ようやく景気が回復しつつあり将来を考える余裕が出てくる現在~これからのほうが、本当に日本を値踏みして大胆な行動に出る人の数が大増殖していくだろうと直感的に感じています。
大胆な行動とはひと言でいって「日本個人資産の本当のグローバル化運動」悪い言葉でいえば資産逃避です。
No10に書いたように既にそうゆうトレンドへ突入しつつあります。
破綻しなくとも国内では大増税が現実としてヒシヒシ迫ってきていることも、このトレンドを押す大きな推進力となるはずです。

もし今後国民がこのような行動を取らなければ、
破綻すれば大きな痛み、破綻しなくとも何もしなければ個人の税負担能力を超える長い痛みが待っている、どちらに転んでも激痛になることは必至であると(ファイルNo6参照)、ハムレットよろしく考え込んで終わってしまうしかないわけですから。

とはいっても、
資産と呼べるものが少ないから無力である、だからって私に今いったい何が出来るというんだ!というような無力感にさいまなれている人も大勢いるかもしれません。

そうゆう方でも、危機感を全く感じずに無関心で生活している人々よりはずっと進んでいるかと思います。

このブログやわんだぁさんのを見ている人は、少なくとも無関心な層ではないはずです。
であれば、今消費している保険や家や毎日のホンの小さな経済行動を見直したりすることで、大胆な行動に出る準備が自然に積み重なっていくはずです。最初はそこからはじめる人は意外に多いような気がします。少なくとも私はそうでした。

ただし、日本人として「激痛」を堂々と正面から受けて立つという覚悟が出来ているスーパーマンであれば、こんなファイルは不必要です。

しかし、日本人の各々の行動による個人資産のグローバル化が大きく進めば、
違う観点から個々の集合体である日本全体のパワーを増殖させることができるかもしれません。
政府や役所の傘の下で安穏と生活する考え方を積極的に捨て、個人の自助努力の集積パワーを世界に向けるという考え方です。

皮肉にも政府中枢は小さな政府実現へ向けて「国は立ち行かなくなってきて、役割の多くを放棄したいので、皆もう政府や官へは頼らず自分でなんとかして欲しい」と盛んにメッセージしています。
コレがはっきりと選挙では言えない「本音」であることを、国民全員がもっとくっきり認識すべきだと思います。

2 コメント

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わんだぁさんblogブックマーク (ririo)
2005-10-16 21:37:51
リンクありがとうございます。

こちらもリンク入れさせていただきました。

・・地方の状況、だけでなく景気回復の実感はGDPの半分を占める個人消費や日本の産業の大部分を占める内需関連では特にまだ実感できない状況かと思います。

・・この先ちょうどファイルへ書いてみようと思っていたことなのでよろしければ少し後覗いてみていただければと思います。



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御礼 (わんだぁ)
2005-10-16 10:49:29
ご紹介くださり、恐縮です。マイブログにリンクを貼らせていただきました。今後ともよろしくお願いします。貴ブログの益々のご発展を祈念りいたします。

さて、地方では、政府が発表する経済指標ほどには、景気の回復が実感できない状況です。地方では、もう国も危ないよね、みたいな話はまだ話題にのぼりません。資産防衛・逃避を実践しているのもまだ一部のようです。
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