Vol.28 FLY HIGH

2004-08-07 23:55:48 | 日経新聞
<今日の日経新聞 04年08月07日朝刊>

「牛丼3社、損益大幅悪化 12面企業財務1」

吉野家、ゼンショー(すき屋)、松屋の牛丼三社の2004年度第一四半期の連結業績は、
豚肉など食材価格の上昇で損益が大幅に悪化した。
吉野家と松屋は既存店売上高が大幅に減少し中間期と通期の業績予想を下方修正したが、
ゼンショーはすき家が前年同期を上回る既存店売上高を確保し業績予想を据え置いた。
米国産牛肉の輸入が再開されれば、業績は急回復する可能性がある。

豚丼が当たり前になった牛丼業界においてアメリカからの牛肉輸入再開が求められているが、
牛丼の復活がはたして牛丼チェーン各社の救世主となるのか。
万が一輸入が再開されればどういった事態が想定されるだろう。

   「牛丼復活に伴う各社の値下げ戦略」
   「豚丼廃止に伴う業者の生き残り」
   「輸入停止前と同じくメニューのマンネリ化」 etc

いずれにしても消費者や企業において泣き笑いが生まれることは確かである。
今回の騒動で判明したことがいくつかある。

   「吉野家の商品開発力のなさ」
   「意外と高かった牛丼のスペック」
   「味より安さを重視する客層の強さ」
   「牛丼一本頼みの弱み」 etc

安くておいしい牛丼はハイリスクハイリターンである。
業界の先駆者でもある吉野家においては、
輸入再開後も引き続き製品開発に注力する必要があり、
競合他社は牛丼という看板メニューを強化する必要がある。
どんなにお得なサービスや宣伝も本質である商品に芯がとおってないと長期的な利益には結びつかない。
企業ブランドは競争が拮抗している業界においては特に有用なツールである。
製品開発への費用を惜しんでは勝ち残ることはできない。


<後書>
スポタカでビーチバレーボールとフリスビーと軟球を購入。意外とかかって3500円もした。
今のところ砂浜に繰り出す予定はないけど一足早いスポーツの秋への準備といった感じ。
ほんとはグローブも欲しかった。しかし高い。高すぎる。
一昔前に少年がグローブをもらってはしゃぐシーンがよくあったが、
なるほどこれは少年には手が出ないわ。
もちろんピンキリだが今日確認したものではセールで4000円のものから
高いと本格レザーの大リーガーモデルで数万円のものまで。
外で遊ばなくなった子供が増えてるそうやけど、もしかして遊び道具の価格も一因なんじゃ、、。

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