りんたろうのきときと日記

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『グリーン・ホーネット』観てきました♪

2011年05月01日 01時04分31秒 | 映画
☆『グリーン・ホーネット』
(原題:THE GREEN HORNET)
監督:ミシェル・ゴンドリー
出演:セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、キャメロン・ディアス、クリストフ・ヴァルツ、エドワード・ジェームズ・オルモス、デヴィッド・ハーバー、トム・ウィルキンソン、エドワード・ファーロング、ジェイミー・ハリス、チャド・コールマン、ジョシュア・チャンドラー・エレンバーグ、アナリー・ティプトン、テイラー・コール、ロバート・クロットワーシー、マイケル・ホールデン、ジェームズ・フランコ、アイリーン・ホワイト


今年2月に鑑賞した本作。
レビューをUPしたつもりが、下書き保存されたままでした・・・(^-^;

60年代に放映された全米人気TVドラマ『グリーン・ホーネット』をリメイク。

昼は新聞社の社長、夜は“グリーン・ホーネット”となり悪と戦うブリット・リードを演じるのは『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のセス・ローゲン。

ブリットの相棒カトーには『頭文字[イニシャル]D THE MOVIE』、『王妃の紋章』のジェイ・チョウ。

ブリットの秘書レノア・ケースにはキャメロン・ディアス。

冷酷非道の暗黒街のボス・ベンジャミン・コドンフスキーには『トルスタンとイゾルデ』、『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツ。 

他にも『ターミネータ2』の美少年、現在は薬物依存症とアルコール依存症のメタボ親父
エドワード・ファーロングや、『スパイダーマン』シリーズのジェームズ・フランコなんかも出演しているのですが、全く気づきませんでした(^-^;

本国アメリカでは今もなお根強い人気を誇るドラマのリメイクとなる本作。
オリジナルは日本でも放映され人気に。
まだ有名ではなかったブルース・リーがカトーを演じていた事も有名ですね。
しかし、人気があったとはいえ観ていたのは僕らのお爺ちゃんお父さん世代。
かくいう僕も懐かしの番組紹介やネットで1、2話観た事がある程度で、ましてや現在の若者は知らない人の方が多いかと。
僕の周りでも『何故今グリーン・ホーネット?』という声もちらほらと。
なんで、全く期待せずに鑑賞。
これが予想外に面白かった!
ストーリーのテンポも良く、アクションも見応えあり。
小気味よいギャグも満載で観ている者を飽きさせない。
完全武装のハイテクカー“ブラック・ビューティー”のカーアクションもスカっとする。
驚くのはブリットやカトーをはじめ、秘書のレノア、敵役のコドンフスキー、その部下たちなどなど、登場人物が皆おバカな事。
ここまでバカだと見ていて気持ちが良い(笑)
オリジナルでは結構クールなイメージだった主人公ブリットも、本作ではボヤきまくりのダメ人間。
これといって頭が良いわけでも戦闘能力が高いわけでもない。
ノリと勢い、能天気な性格、豊富な財力が武器である。
相棒のカトーは天才的な頭脳、超人的身体能力とあらゆる格闘技を武器に悪を倒していく。
“グリーン・ホーネット”の80%はカトーで出来ているのでは?とさえ思ってしまうほど大活躍。
しかし、ストーリーが進むにつれてブリットが格好良く見えてくるから不思議☆

“グリーン・ホーネット”もほぼノリと勢いで誕生。
犯罪が発生しそうな場所をネットで割り出し、悪の巣窟には“ブラック・ビューティー”で突っ込み一網打尽。
悪を退治する時も緻密な計画なんてありゃしない。
正体は秘密にしなければいけないのに、戦闘中にお互いの名前を呼びあっていたり(普通はそこから正体がバレるのに、まぁ、悪党もバカなので全く気づきませんが)。
もうね、いかにもアメリカンヒーロー。

そして良かったのが、ブリットとカトーの友情と絆がしっかり描かれている事。
ともすれば主人と召使的に描かれがちなのに、本作では2人の関係はほぼ対等。
会社ではカトーがブリットに『コーヒーを入れてくれ』と言われた事に切れたり、レノアをめぐり恋の火花を散らしたり、殴り合いのケンカをしたり。
黄金期のジャンプよろしく、男と男がわかり合うには拳と拳が一番ですよ。
スカっと爽快♪
119分の上映時間があっという間。
難しい事考えずに楽しめる。
現在の日本では知名度も低く、さほど話題にならなかったけど、今年観た映画の中ではベスト5に入る面白さだったなぁ(^-^)