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歯医者さんは怖くない!?(^-^;)

2013-03-15 00:24:32 | 徒然の日常
 ひさっしぶりに歯医者へ行きましてね。

 歯医者と言えばもう、子供の怖い場所の筆頭だと思うわけですが、大人だってなかなか足が向きません(;^-^)


 かなり前にあった記事では、不景気になってから
「多少の虫歯は我慢して、歯医者へ行かない」
という方が増えているのだそうでしてね。ほっとけばどんどん悪化してしまいますんで、本当は初期にしっかり治しておいた方が良いのは皆さんご存知のはずなんですが…………どうにも後回しになりますよね!

 お金を掛けたくないのもありますが、やはり、「痛い」というのがね、どうにも足を遠ざける原因ではないかと思います。


 まぁ、私ね、岐阜市に住んでおりましても、わざわざ大垣市の駅ビルまで通うわけでして、遠いとなおさら重い腰が上がりません。

 なんでわざわざ遠くの市までって、最初はね、仕事の都合であちらに毎日居たわけなんですが、どうにも痛くてどうしようもないってことがありましてね。たまらずそこの駅ビルに飛び込んだのでありました。

 当時は経営者が違いましてね。やたらお姉さん(歯科衛生士?)がたくさんみえまして、メイド喫茶の歯医者バージョンか!? って状態でした(;^-^)

 メイド喫茶ってのもね、必要最低限の従業員でまわすわけでなく、多目のアルバイトを雇います。人件費がかかる分は商品の単価を上げて元を取っていますが、歯医者でそれってどうなのと思ってたんですよね。


 診療台の上で横になっていますと、常に誰かがついている。2~3人ついてることもある。

 そのうち
「この前さ~、○○(誰か)が○○○って言うわけぇ~。ちょっと酷いよね~」
「うんうん、わかるわかるぅ~」
とか始まるんですが、正直耳元でうるせーよ!!(;^-^)ってね、私、何しにここ来たんだっけって考え込みたくなったものでした。

 メイド喫茶のように、診療代の単価を上げるわけにもいかないでしょうし、収支どうなってんだろって思っているうちに、今の経営者に変わりました。設備はほぼ流用していましたが、スタイルの余りの変わりように驚かされましたね。(『流用していた』と過去形なのは、その後違う階へ移転したため)


 現在の経営者は、先生はひとりだけ。歯科衛生士さんも最低限です。まぁ、その先生がなかなかやり手でいらっしゃいましてね、やはり、経営とはこうでなくては、と頷かされます。休みもなく毎日ひとりで全ての患者さんを診てみえるので、たまには休まれた方が……と心配にもなりますけどね(;^-^)


 この方がね、説明にとても力を入れられる方なんですよ。患者が今、どういう状態なのか。そのまま放置するとどうなるのか。ちょっと見にくい箇所でも実際に鏡で見せたり、図に描いて説明されたこともありました。そして、今後どういう処置をするのか、『患者に選択させます』

 その選択させるというのが重要でしてね。近年、インプラントの話をよく聴きますでしょ。人工歯なんですが、あごの骨まで繋げ、実際の歯のような感触が得られる、ある意味究極の治療です。ただ、これが高額でしてね、いくつもの歯医者が強く勧め、これが余計に患者の歯医者離れを誘発したのではないかとも思いますなぁ。

 保険適用の可否がネックにもなりますが、我が国では現在、適用可のものと、適用不可のものを同時に施術する混合治療が法的に認められていないので、高くつく治療はどうしても高くなります。ただ、この問題は現在審議されていますので、そのうち混合治療が合法化されるのではないかと思いますが、まだ先になるでしょう。


 患者としてもですね、そんな事情はおかまいなしに「インプラントにしましょう! 高いけど! これでバッチリですよ! 高いけど!!」って強引に言われるよりは、選ばせてもらった方が良いに決まってます。それぞれの事情もありますし、「取れる可能性もあるけど、安く済ませたい」「高くついても終生使えるようにしたい」「もっといろいろ選択肢を知りたい」って様々なニーズに対応して下さる先生は信用できますよね。なにしろ、患者は自分から見えない状態でチュイーーーーンってやられるわけですから、信用できない先生に身を任せたくないはずです。

 そしてね、診察室(いくつもあるのを先生ひとりでサクサクまわられる)に様々な説明や図解も貼ってありますが、診療台の患者の目の前にディスプレイがありましてね。先生が処置の段階ごとに各診療室を移動している間、患者が見るようになっています。患者が心配すること、恐れることについて、そこで丁寧に説明されているんですよ。
 「痛くない麻酔のために」というプロセスの説明、「院内感染を防ぐために」という取り組みの説明、とにかく患者が安心して治療を受けられるよう配慮されていましてね、生意気にも「やるなぁ」なんて、感心致しました(^_^;)

 隣りの診療の声も聞こえますが、ちょっと怖い人っぽい患者さんもみんな先生を信頼しているのがよく分かりましてね、普通ならイチャモンつけそうな人も、「この先生には言えないやな」な感じが伝わってきます。





 歯科治療って、ある意味、外科手術みたいなもんですからね。

 医者の信用を落とす事件って、昔っからありますでしょ。不手際とか、失敗とか、まぁ医者と言えども人間ですから、完璧ではないでしょうけど、それでもどうして? っていう死なせ方や、責任の押し付け(よくある看護士のミスとかって言われるものも、結構な割合で医者自身の過失と言われています)など、自分の身体にメスを入れられるのに不安を感じてしまうニュースは枚挙に暇(いとま)がありません。



 先日、こんなのありましたね。


<名古屋大病院>がん3年放置 30代患者、肺に転移し死亡


 これも酷い話でしたが、大きすぎる病院ってのも、膨大なデータを扱うのでこういった怖さがありますよね。

 私の友人が昔、この名古屋大病院に入院していましたが、ちょっと危ない思いをされました。


 何か、投与してはいけない薬がありましてね。間違って投与しては命に関わるので、カルテに注意書きが貼り付けられていたんですよ。この薬は不可って。

 ところが、医者がなぜかそれを使おうとする。友人が「駄目です」と訴えても、医師は最初、強引に押そうとしたそうです。友人はそういった関係に多少明るい人なので、これは絶対イカン、と激しく抵抗して医師に調べ直させた結果、そのカルテに貼られた注意書きが不手際でどこかへ落としてしまったとかで、本当に危うく命を落としかけたわけなんですよ。危機管理でよく言われる『ヒヤリ・ハット』というやつです。友人が不退転の意志で抵抗しなければ、不本意にも新聞記事となって他界していたはずですね。


 ま~~、そんな話を聴きますとね、私も医者に身体を預けるのが怖くなってくるわけで、医者に対して「大丈夫なのぉ~?」というスタンスになりがちです。

 そこで先程の歯医者さんなんですが、まぁ、これは私の個人的な考えではあるんですけれども、
「この先生で失敗したら、まぁ、しゃーないか」
って、最悪の結果にも諦めがつくと申しますかね、いや、諦めんなよ!! って言われそうですが、先程も書いた通り、医者だって、歯医者だって人間にはヒューマンエラーがありますからね、駄目な時は駄目です(;^_^)

 でも、この先生はそれを防ぐことに心血注いで下さっている、という信頼があれば、失敗されても
「これ以上は無理だったのだろうな」
と、言えるのではないかと思います。



 医者、歯医者って言いますのも、不特定多数の、他人の運命を預かるわけですからね、もし私がそんな職業に就いていたら、プレッシャーの大きさたるや、相当のものだったろうと常々思っております。


 どうせどこかの医者に掛からなければならないのならば、或いは、医師の道を目指すのならば、やはり、こういった医師でなければなぁ、としみじみ感じるのでありました。(^-^)




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