分かったよーなこと、言ったって~!!

中途半端な知識で適当ぶっこく無法地帯へようこそ( ^-^)ノ

ニコマス過去の名作紹介(32)

2013-05-30 01:32:13 | アイマス・ニコマス
 はい、今日はニコマスのお話です。(・・)

 またシリーズ物になるんですが、本日、二つ御紹介させて頂きましょう。


 ま、どっちも有名どころなんですけどねっ!!(;^-^)




ハリアーP 【ノベマス】響き渡る声・第1話【1/8】


ハリアーP 【ノベマス】響き渡る声・第2話【2/8】


ハリアーP 【ノベマス】響き渡る声・第3話【3/8】


ハリアーP 【ノベマス】響き渡る声・第4話【4/8】


ハリアーP 【ノベマス】響き渡る声・第5話【5/8】


ハリアーP 【ノベマス】響き渡る声・第6話【6/8】


ハリアーP 【ノベマス】響き渡る声・第7話【7/8】


ハリアーP 【ノベマス】響き渡る声・最終話【8/8】


ハリアーP 【ノベマス】響き渡る裏話【おまけ】


ハリアーP 【後日談】響き渡る声【前編】


ハリアーP 【後日談】響き渡る声【後編】



 はい、お馴染みハリアーPのシリーズなんですけれどもね。実は私、最近になってようやく観ることが出来たんですよ。
 もうね、こうやって「いつかは観る」と思っているシリーズがいくつもありまして、時間と気持ちに余裕が出来たらひとつ消化する、という感じでございます^^;

 前々から大変評判が良いのは存じておりましたし、ハリアー動画では視聴者コメントにその名前が出てくることも多いですよね。
 しかし、私、やっと通して観ることが出来て、最初に思ったのは「意外だな」ということでした。

 私の想像ではもっと、インパクトの強いシリーズかと思ってたんですよね。アクがありそうと申しますか。
 ところが当シリーズ、ただただ、味のあるお話だったと思います。過激な動画や猛烈に泣かせる動画に慣れたニコマス視聴者が、よくこのシリーズをしっかり支持してくれたものだなぁ、と。そこで改めて、ニコマス視聴者のレベルに敬服したものでございます。


 このお話には、至る所に伏線が敷き詰められております。もう、足の踏み場もない程ありますよね。非常に有機的なプロットとも言えます。
 ところが、これは後で驚かせるために置かれている感じがしません。話を書く人からすれば「ああ、これはそのうちこうなるな」と、ある程度予測が立つんですよね。隠された伏線と言うよりも、手を伸ばせば届く場所に置かれた伏線とも呼べます。視聴者は、その伸ばせば手に取れる伏線に、あえて手を伸ばさずにテキストを読み進めます。そして回収する時になって、うん、これだったよね、と初めて手を伸ばして頷く。そういった楽しみ方が出来る妙作だと思います。

 また、今作を観ることで、他のほとんどのハリアー動画を”より”楽しむことが出来るというのが面白い。初期ハリアー動画から順番にリアルタイムで観てみえる方々には「なにを、今更」と思われるかもしれませんが、これは…………むしろ、後から戻って初見の方が面白いと言いますか、ちょっとしたサプライズ感がたまらないですねw


⇒ 響き渡る声 マイリスト






 さ、ではもうひとつのシリーズを。



若燕P 俺は真美と結婚したい  第1話


若燕P 俺は真美と結婚したい  第2話


若燕P 俺は真美と結婚したい  第3話


若燕P 俺は真美と結婚したい  第4話


若燕P 俺は真美と結婚したい  第5話


若燕P 俺は真美と結婚したい  第6話


若燕P 俺は真美と結婚したい  最終話



 はい、こちらも皆さんにお馴染みであろう、若燕Pのシリーズです。
 アイドルマスターDSのお話が多い若燕Pには珍しい、765プロのストーリーですね。

 実は私、シリーズの規模(話数)やら、そのPの意外な作風やらといった点で、今日貼っております両シリーズは似ているな、と思っているんですよ。
 このシリーズは、若燕Pの個性とも言える”胃薬動画”でもないですし、若燕Pのまた得意である”お砂糖動画”でもありません。ラブはありますけれど、どこかほろ苦い。若燕Pらしいギャグもふんだんに込められていますが、でもいろいろと考えさせられる。清々しいほどバカらしい設定で進むストーリーで、最後にガチ泣きさせられてしまう。う~ん、さすが上手いなぁと感心してしまいますね。

 特に最終話、目の前の進行から様々な背景を悟らせる手法は、全くお見事と言わざるを得ません。この、隠すことと、明かすことのバランスって本当に難しくて、デリケートなさじ加減が必要なんですよね。違和感なく見せる力量に感服です。





 まさに扉が開け放たれる瞬間、戦慄すら覚えます。


 シリーズ専用のマイリストはありませんが、このシリーズを含むものをリンクとして貼っておきます。


⇒ Novelsm@ster関連2(若燕P)





 本日ご紹介させて頂いたものは、両方とも『多作家で』『名の売れた』『作風の広い』プロデューサーのシリーズですが、さらに『いつもとちょっと違う』感覚がありますよね。

 結構、売れっ子ながら『普段よりちょっと力を入れちゃった』シリーズなのかもしれないなぁ、『前々からやりたいと温めていたものをようやくカタチにされた』のかもしれないなぁ、なんて私は勝手に思っておりますw




 最近、ノベ系ばかりですね。PV系はご無沙汰すぎるので、そのうちちょっとストックを漁ってみましょうか。



 本日はここまでっ(^-^)ノ




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フクシマ問題の、『今』。

2013-05-24 06:06:52 | 脱・原発!!
 うーん……。

 最近、更新の手が止まっていたのはですね、ちと、事情があったのですよ。


 様々なニュースが飛び交う現在、国内の多くの地域で記憶が薄れてきています未曾有の災害、東日本大震災、そしてそれによる津波、追い討ちをかけた原発事故。

 しかし、遠くまで避難された方々も含めた地域住民にとっては、全然過去の話なんかじゃなく、現在進行形なわけです。


 本日は原発問題について触れさせて頂きます。


 情報は錯綜しました。

 ある情報は隠蔽され、またある情報は誇張される。

 塗り替えられたり、反証が飛び出したりと、現地の方々ですら全てのデータを正確に得ることは出来ません。

 増してや、遠い地に住む我々にとっては、住民の方々が「何をして欲しいのか」「どうなる事を望んでみえるのか」というのは非常に手に取りにくい情報です。テレビや新聞、ネット上のニュースだってどこまで信用できるものやら、いささか心もとない状態ですよね。余りにも利害の絡んだ印象操作、世論誘導といったものが当たり前のように横行しています。海外のメディアの方が、よっぽど真相を伝えている状態です。


 そこで、ですね。

 実際に現地の方と、直接お話をする機会が持てたんですよ。 

 私はこのブログで記事を書くにあたり、なるべく常に公平な視点を持てるよう心がけてきたつもりでした。もちろん、その中でも「こうじゃないだろうか」と、私個人の意思も強く押してきましたが、それでも逆の視点は意識して、冷静に事の核心に迫りたいと努めてきたつもりです。


 ところが、実際に福島県民として常々どう感じているのか、生の声を聞けて、私はまだまだ自分が浅はかだったと思い知らされたんですよね。その方も、一連のいろんな事をなるべく公平に見ようと、客観性に気を使われていました。が、やはり遠くの私では考えが及ばない思いが、様々にあったようでした。その、重い思いを上手く記事として纏められるのか、しばらく自信が持てなかったんですよね。でも、現場の実情を全国に知って欲しいと、真剣に話して下さったのをなんとかカタチにしたいと、思い悩んでおりました。まったく、情けない限りでお恥ずかしいです。




 私、単純に『フクシマ』と聞けば、まず『不十分な補償』を思うんですよね。

 東電にしても、国にしても、ちゃんと正当な補償をしろよと。放射能汚染が問題視される作物を無理して出荷させずに、全部責任持って買い上げろと。ずっとそう思っておりました。

 東電や、原子力関係者からすれば「国の政策としてやれと言われてきたんだ」と、言い分もあるでしょう。環境問題をクリアする為に進めてきた原子力行政が深刻な汚染を生んでしまったのは最悪の皮肉ですが、国も責任は問われるべきでしょう。ただし、補償総額は大変な桁を連ねることになります。


 しかし現地では、出せもしない天文学的数字の予算など、とうに諦めてみえる方も多いのだそうです。出来ることをしてくれ、と。現地に職場があり、先祖の墓もあり、そこで暮らすしかない。それに自分もいつかはその地に還るであろう生まれ故郷なのだ、と。



 汚染は実際、深刻です。日本国内で隠蔽されたデータは、海外では早い段階から赤裸々に公表されましたよね。

 そうなると、まず政策として二つの可能性を考えることになります。


 汚染の状態から、全ての住民を退去させた無人区画として数十年間、空白地にするか。

 それともなんとか手間と予算をかけて順次除染をし、汚染を忍んで住んでもらうか。


 しかし先述の通り、ほとんどの方は『地元を離れる』という選択肢を取れないようです。

 せっかく頑張って勉強をされて、難関大学を卒業し、一流企業へ就職を果たしたのに個人都合で遠隔地へ転勤など出来ず、当然退職する羽目になります。家のローンがだいぶ残っている方も多いことでしょう。妻子を抱えて、職が得られる保証もない遠隔地へなど、なかなか行けるものではありません。除染を進めて、ある程度のリスクを承知で住むしかないわけです。


 ところが、ここで問題が出てきましてね。

 あろうことか、福島県民同士が争うようになってしまいました。


 原発立地自治体としては、全国津々浦々でそういうのはありますよね。原発反対派と、原発推進派など。そもそも自治体の首長が原発関連会社の取締役を兼ねるケースも多く、それはそれで過疎地域にお金を落とし、関連会社も働き口として与えられ、インフラも過度に整備されます。原発無しでは暮らせない、という状況に、先々の安心を脅かされるのに警鐘を鳴らす勢力がぶつかったり、ご近所でも対立する勢力同士が険悪になったりします。反対を唱える人が村八分状態になったり、反対派の議員さんが死因不明の死体で発見されたケースも全国で何箇所かありました。(もちろん、警察がまともに動いた記事はひとつとして見当たりませんでした)

 が、福島では、また違う対立が現在、住民を悩ませています。

 放射線汚染が子供に与える影響について、自警団のように各家庭を訪問する勢力があるようでして、実際『訪問』なんて生易しいものではないのだそうです。

「汚染された地域に子供を住ませるなんて、何考えてるの」
「子供のことが可哀想だと思わないの、あなたに人間の心は無いの」
「子供を連れて出て行くべきよ。子供の将来にあなた責任取れるの」

といった具合でして、私が実際に目で見たわけではありませんが、話の内容からヒステリー気味な印象も受けました。


 これは、多少私の邪推を交えた話になりますが、おそらく元々は本当に親切心から生まれた行動じゃないかと思うんですよ。事故直後、情報が入り乱れて矛盾をきたしていましたよね。東電が情報を隠蔽したり、経団連あたりが火消しに乗り出した関係で、自治体が「危険ですからすぐに遠くまで避難してください」と必死に呼び掛けまわる横から、「安全ですから騒がないでください。直ちに人体に影響はありません。避難しないでください」と強引に収束を図るスピーカーもあり、現地の方々は何を信じれば良いのか判らない状態でした。

 そして、海外のメディアなどを通じて現地にも徐々に恐ろしいデータが明るみに出てしまい、日本への渡航を禁止する国も次々に増えました。変に情報を隠蔽するから、安全と危険の線引きが出来なくなって集団ヒステリー状態を引き起こしたのは、むしろ必然と言えましょう。

 しかし、どこまでの安全を守り、どこまでの危険を回避するのかに関しては、個人の判断を尊重するべきではないかと思うのです。


 そもそも100%の安全は、無いと思っていいんじゃないでしょうか。

 全国のどこにでもある、変電所ですとか、鉄道の近くとか、そういった高圧電線が間近な地域では白血病の発病率が他地域に比べて明らかに高くなるというデータもありました。(高圧電線が発する電磁波の影響と言われる。30年ほどのスパンで集めたデータだったと記憶しております)
 また、山陰地方に昔存在したウラン鉱山から捨てられた、放射性物質を豊富に含有する土も、他の土と混ぜて練りこんで大量のレンガを作り、安く販売して東京都内の公有施設を始め、個人の買い手を含めて全国に拡散されているのは以前、記事として書かせて頂いた通りです。実際に納入先を特定して放射線量を測定してみると、明らかに針が振れていました。東京都内を歩いていて、ちょっと疲れたかなと道端のレンガに腰掛けたら、そのレンガから放射線が出ていたなんて事もあるわけです。国民が知らないだけで、なんだかんだ、ある程度の危険というものには常々晒されているんですよね。


 福島県内、特にその地域でどれだけ子供の身体に影響を与えるのかは、現時点で未知数です。その、東京の街中のレンガより影響を大きく受けるかもしれませんし、逆に東京に居ながらにして福島より強く影響を受ける場合も、限定的には有り得ます。酷い言いようですが、悪いことが起きてからしか、データとして突き付けられません。


 そうなりますと、実際に住んでみえる方々には、職場のこと、子供のこと、どこまで安全で、どこまで危険で、暮らせるのか、暮らせないのか、当人が判断されるしかないと思うんですよ。身体の悪くなる可能性が1%なのか、50%なのか、0.01%なのか、どこまで割り切れるのか、そのラインは人それぞれですし、事情も考え方もそれぞれ尊重されるべきではないでしょうか。

 どうも、その自警団のような方々もだんだん「私たちが正しいんだ」と、集団心理が良くない方向へ向かってしまった感があります。ヒステリックな罵倒で、お互いの精神状態は不健全になっていっていることでしょう。


 もちろん、職を辞してでも避難される方もいらっしゃいます。他でもない東電を進んで退社された方も多くおられると聞いた覚えがありますね。それも個人の判断でしょうし、残るのもまた、その方の判断のはずです。同じ苦しみを背負う福島県民同士でそんな悲しいことになるのは、いたたまれませんね。

 また、この先子供を産む、という側だって深刻です。これもどこまで影響を受けるのか、自分にも相手にも判りかねます。現地では、適齢期の女性たちにとって重要な問題です。もし、まだお若く、大学を卒業されたばかりとかで、県外の企業に就職されたとします。そこで『福島から来た』という、普通なら何も問題にならないことで、将来の出産についての不安材料と見なされてしまうのを怖がられるようです。これも深刻な『風評被害』だと、多くの方を苦しめてしまっているのだとか。

 女性として、一生の問題です。結婚、出産は『オンナの幸せ』であるはずなのに、暗い影を落としてしまっています。これも、影響がどこまでどうなのか、ハッキリさせられません(安全の証明が出来ない)。東電や国、原子力関係者が償えるものでもなく、真に理不尽です。



 私ね、こういった諸々を全て含めて、「フクシマ問題を増やしたくない」と思うわけなんですよ。一回の一連の事故ですら誰も償うことが出来ず、心も、身体も、人間関係も、生活もボロボロにされた、こんな悲しい現実を増やしたくない。しかし、地震国日本では、いつでも全国で起こり得るわけなんですよね。

 ソフトバンクの孫さんが、日本で反原発を唱えながら、韓国では原発を応援されて、国内では叩かれましたよね。でも、私はおかしくないと思っています。

 原子力発電所、それ自体が危ないとは言ってないんですよ、私は。しかも、日本の技術力は世界に誇れるものです。技術者は日夜、安全の為に必死で頑張っておられます。誰がそれを疑いましょう?

 問題は、立地と、運用なわけです。国土の狭さもネックになるでしょう。

 地震国という立地で、優秀な技術者とはいえ人間ごときが守れる安全ではありません。高効率でエネルギーを放出する本来の危険を技術で封じ込めているだけですよね。当然運用者(今回で言えば東電など)は、不測の事態に万全以上に備えなければなりません。電源喪失は、高速鉄道で派手に事故を起こした中国にすら笑われましたよね。彼の国では全ての電源が使用不能になったとしても、常に大量の水を原子炉の上に用意しているという主張でした。日本は技術で勝てても、運用で大きく負けていたわけです。

 また、事故の第一報を私が聞いた時、必ず鉛の服(防御服)が大量に用意されているものとばかり思っておりました。鉛は放射線を通しませんので、安全上必須のはずです。鎧のような形状でなくとも、鉛を練りこんだ非常時作業用の動きやすい防御服は大量に作れるはずです。

 ところが、無かった。近づけないから復旧作業が出来なかった。

 そんなバカな、ですよ。これはダメだと直感しました。

 日本の電力会社は、原発を安全に運用する気が無い、ということです。続報により、技術者や現場サイドの進言を、事故前にも、事故後にも無視していたことが判明しました。そうしてフクシマを不幸にし、全国から集められた作業者は、劣悪な環境で使い捨てられる。


 放射線を浴びる作業員が使い捨てられるのは、昔からありました。非常時でなく、日常的にです。国内では報道されません(!)が、ずいぶん昔にイギリスで特集番組が放送され、海外では問題視されていました。その番組のメインは、『ヤクザ』の暗躍です。福島の原発事故でも作業員報酬の中抜き(中間業者として手数料を多層的にどんどん引かれる)が指摘されましたが、そんなの事故前からあることです。シンプルに言ってしまえば、原発はヤクザをも儲けさせるんです。



 ちょっと、首を傾げたくなりますよね。原発事故で、福島県民は様々な災いを受け、ヤクザ業界はさらに一気に潤う。

 おかしくないですか。なんだか理不尽さを感じますね。


 まぁ、事故さえ起きなければ、地域も潤うかもしれません。実際、産業の乏しい僻地は放っておけば働く場所もなく、若者は都市部へ移り住み、人口は減り、自治体の税収も減っていくでしょう。そこへ原発マネーが舞い込めば、原発様々になるのは仕方が無いのかもしれません。

 しかし、なにも原発に限らなくても良いんじゃないでしょうか?

 現在、エネルギー源としては原子力が飛び抜けて高効率ですが、それは即ち
『一個原発を建てれば、他の発電所をいくつも作らなくて済む』
ということですよね。ガソリンスタンドを想像してみてください。セルフのスタンドが一軒建つと、普通のスタンドは三軒潰れるとも、五軒潰れるとも言いますよね。別に原発じゃなくて、他の発電所を建てた方が労働人口は増えるんじゃないですか。ポピュラーなのは火力発電所ですが、これは原油輸出国が値上げをしてくるリスクと、環境問題の目標値を達成しにくいデメリットがあります。

 それでも、原発じゃなくてもいいんじゃないですか。いかにも最新鋭と持て囃される超高効率エネルギー源である原子力は、開発から既に随分と時が経ってますよね。核エネルギーの発見が1930年代、世界初の原子力発電所が1954年(ソビエト連邦:実用)、エネルギーサイクルとしては本来、『古い技術』なわけですよね。本来、とっくに次の技術が始まってもおかしくない年月が、無駄に過ぎているわけです。しかも後進国が安全に運用できる代物ではなく、廃棄物の処理技術に至っては今、尚しっかりした解決策がありません。

 で、最近ではそれに代わる潮力発電なんかの研究が進んでいますが、クリーンではあっても耐用年数などからコストパフォーマンスが現実的でなく、私はこの先難しいだろうと思っています。

 あ、コストパフォーマンスの話でしたらね、よく原子力発電はコストパフォーマンスが良いんだ、だから原子力発電を止めたらコストがかかる分、電気代を値上げするぞ、なんて恫喝されますけれど、実際そんなに優れているわけでもないですよね。アメリカのエネルギー省エネルギー情報局による試算では、一部を除く火力発電、極一部を除く天然ガス発電、風力発電、バイオマス発電、地熱発電、水力発電は改良型原子力発電よりもコストパフォーマンスは優れています。東電始め、日本の電力会社が嘘を言っているだけですね。

 経済性を誤魔化して日本だけが最終的にこだわり続けるプルサーマル(軽水炉サイクル)につきましても、実際はえらい金額をドブに捨てている状態です。これ貼るの三回目ぐらいですかね。 ⇒ 19兆円の請求書


 そのお金、どこへ行くの?

 原発一個建てて、いくつも発電所要らなくなった分、働き口は減らないの?


 そう考えますと、原発を建てた場合、他の発電所をいくつか建てる場合と比べて、トータルで見れば一般国民の給料として支払われる額は減り、逆に、権力者側が得る金は増えるという構図になるんじゃないでしょうか。

 そもそも都市計画として危ないですよね。放射線云々は脇へ置きましても、超高効率の発電所が例えば国内に20基あって、それで全ての発電を賄ったとしますと、一基が事故や故障、テロで止まった場合に影響を受けるエリアは広範なものになります。中効率の発電所を100基建てた方が、危機管理としては正しいはずですよね。




 そこでですね、では、実際に福島県民としてどうするのが望ましかったのかを考えたいんですよ。事故後の対応として。

 事故は事故として起きてしまいましたから、それはもう戻れません。補償も正直、満足(完全復旧:絶対健康)は望めないでしょう。そして、なにより『暮らせなければならない』わけで、出来る範囲で手は出せないのか。原発というリスクを排除して、なおかつ生活に困らない労働環境は作れなかったのか。原発に依存した産業構造だったのがダメージを大きくしていたわけですから、他の道は探れないのか。


 津波の被害が及びにくい土地に、違う発電所を建てれば良かったんじゃないですかね。みんなが同じ職を継続することは難しいでしょうが、それに付随して新たに労働人口を必要とするはずです。原発マネーのうまみを吸う人たち(ヤクザ含む)には損失でしょうが、福島県民だって立派な日本国民です。国民が当たり前に生活する権利を全うするために、国や電力会社が手を尽くすべきだったんじゃないでしょうか。作ってしまったら脱・原発を全国に印象付けてしまって甚だ都合が悪いでしょうけれど、国民の権利の方が優先順位は高いと思うのです。原発メーカーの輸出には響くでしょう。しかし、『また』地震で被害を受けて更に信用を落とすよりも、安全策になると思うのですが。





 全国に原発はいくつもあります。津波には縁遠くても、国内に建てたからには地震から逃れられません。

 フクシマと同じことが、全国で起こり得るわけです。


「汚染された地域に子供を住ませるなんて、何考えてるの」
「子供のことが可哀想だと思わないの、あなたに人間の心は無いの」
「子供を連れて出て行くべきよ。子供の将来にあなた責任取れるの」


 県民が、同じ県民をこんな風に罵る場所を、これ以上増やしたくないですよね。

 生まれ育った街から出て行かないのがおかしいだなんて、悲しすぎます。






 そうしている間にも、どこかで原発マネーをしゃぶっている人種が存在するわけで。




 全国の立地住民の方々。


 それで、よろしいんですか?





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天気予報が当たる確率は……?(;^-^)

2013-05-18 23:29:52 | 思考の散歩
 ええ~、○月○日、○曜日の天気予報です。

 暖かい太平洋高気圧に覆われた日本列島に北からの強い寒気団が迫り、大気が大変不安定な状態となっております。

 偏西風がうんたらかんたら。張り出した前線がうんぬんかんぬん。


 で。


 曇のち時々晴れ、所によってにわか雨が降るでしょう。降水確率は30%です。(^-^)




晴れるのか雨降るのか曇ってるのか、どっちやねーーーーん!!! ヽ(`Д´)ノ


 って話になるわけなんですけれどもね。そもそも降水確率ってのも、なんだか釈然としません。(^-^;)


 もし、降っても「30%の確率だったからね」ですし、降らなくても「30%の確率だったからね」なわけです。

 こういうの、ねぇ…………例えば、運動会を決行するか、延期するかなんて時には、非常に胃にキリキリ来そうですよね!


 昔は降水確率なんて発表されていなかったんですが、それじゃ、どうしてそんなものを数字として出すようになったのか。

 ただ単に、気象庁へ「外れたぞゴラーーッ!!!」ってクレームが入らないように逃げているのか。


 その”謎”について解説された記事がありました。もう、結構前のものなんですけどね^^;




天気予報が予報してるもの




 まー、だいぶ前のYahoo!さんの記事ですから、もしかしたらまたそろそろリンク切れるかもしれません(^_^;)

 さきほどの運動会の例でも、場合によってはお金が動きますし、本当に仕事として天候がキーを握る職業もありますよね。

 そんな、損失をなるべく抑えようというのが意図なのだ、と書かれていました。





 あくまでも参考程度とは言え、これが損失を抑える判断材料にはなりそうです。

 仕事としてもですね、例えば、商売なんかでも天気・気温・湿度によって、何が売れるかガラッと変わるお店なんかは、仕入れをどうするかという問題に直接関わってきます。冷やし中華、始めました~なんて言いましてもね、雨がざんざか降って、気温が下がれば注文する客も減り、雨が降っても蒸し暑いようなら逆に売れるでしょう。


 ま、リンク先の下の方、Facebookでもいろいろ言われてますが、本当は逃げかもしれないし、そうでもないかもしれません。

 災害の例が出ていましたが、気象庁は地震、津波まで予報を手掛けていまして、やはり確率は低くともそういった災害が起きる可能性のある時には、注意を喚起しなければなりません。確率が5%未満だからいいや、では済まないので、例え1%であっても予報として発表すると思います。しなかったらしなかったで、災害が起きてしまった時の責任追及たるや相当なものになるでしょう。先程貼った引用画像の通り、後はそれを受けた国民が判断することになります。


 金銭的損害を考えることもあるでしょうし、健康・生命的損害に関わる予報もあります。まだまだ人類が100%、完全に知ることの出来ない事象に対して、受けるかもしれない損害に応じて判断をすることになります。それは気象庁の責任逃れと非難もありましょうが、日本人はなかなか『自分の責任で動く』という事が苦手だと言われていますよね。海外の企業は、日本企業との取り引きに苛立ちを覚える事が多いそうです。誰か、自分以外に『責任を取ってくれる存在を探す』ようでして、この天気予報に対する非難も、気象庁に対して最終的な責任を委ねすぎる風潮があるように思うんですよねぇ。


 商売で、本当に気象条件が売り上げに直結するような会社は、気象庁以外の『天気予報会社』から情報を得ると聞いたこともございます。

 普通のテレビなどで得られる天気予報はタダなわけですが、そういった予報会社にお金を払って、より精度の高い情報を手に入れるのだとか。そこにかける出費を上回る利益が得られる、という事なのでしょうねぇ。



 ま~~、一般的な天気予報が『当たらない』とまでは申しません。

 タダで得られる情報は、当たるかもしれないし、当たらないのかもしれない。そんな、あくまでも『参考程度』のものだと考えておくべきなのかもしれません。








 あ。ちなみに、ですね。(^-^;)



 全然、関係の無い話なんですが、むかーし地元に『天気予報』って名前のラブホテルがございまして。


 出来ちゃうのかな~。当たっちゃったらどうしようかな~。








「ウチを使えば、そうそう当たんないよっ!!(^-^)」



って意味なのかなと、今、思った!!!(;^-^)







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ニコマス過去の名作紹介(31)

2013-05-16 20:02:15 | アイマス・ニコマス
 はいっ!!(^-^;)

 今日は久し振りにまた、ニコニコ動画内のアイドルマスター動画、いわゆるニコマスのご紹介です。


 また、ひとつのシリーズ物だけを掲載するカタチになりますが、実はですね、この記事シリーズを『過去の名作』と書いている割りには、まだまだ皆さんのご記憶に新しいものが続いていたのを、ちょっと気にしてるんですよ。

 というわけでですね、今回こそほんっとに懐かしい動画を貼ってこうと思います!( ^-^)っ





ぴよすきP 吾輩は猫である。 翡翠の娘と薔薇の姫【ノベマス】



ぴよすきP 吾輩は猫である。 己が道を進む二人の姉妹【ノベマス】



ぴよすきP 吾輩は猫である。 支える男は静かに光る






 ま、ネタバレする前に動画自体を貼っといた方が安心っていうね!!(^-^;)


 私の初期作品内(一作目、二作目、二作目のリメイク)で触れましたが、実は私が動画を投稿しようって動き始めた頃に添削をして頂いた師匠とも言えるぴよすきPの懐かしいシリーズです。


 ⇒ 吾輩は猫である。 マイリスト



 まぁ、この方は初期作品から『意外な視点』を提供されることが多かったのですが、ついに人間からも離れたか! という驚きと共に、
「ノベマスって、ここまで粋に作れるものなのか(^-^;)」
と唸らされる独特の文体にまたビックリ。一粒で二度おいしいってノリですねぇ。







 動画タイトルから想像されますように、やはり『例のアレ』なわけですよ。

 軽妙な音楽に乗せて、小粋な言い回しで猫の視点を表現します。





 まさに猫事情の本音トーク(?)。

 人間は猫を可愛がる。可愛がってはくれるのだが、真に吾輩を憂いてくれる者ばかりではござらぬ、とな?





 これは、縫いぐるみを抱く伊織に対して辛辣(しんらつ)です。

 猫としての矜持は、人間が想像するより高いのかもしれません。





 それにしても学のある猫でしてね。(^-^;)

 童話などで高齢な動物はこんな感じで描写されますが、人語を解するこの猫も、結構おじいちゃんなのかもしれませんね?





 おまけにパソコンで文字まで打てます。そもそもキーに書かれた字を読めるってのが凄いんですが。

 羅馬字(ローマ字:中国語でもこう書く)まで理解するとなれば、こりゃもう、海を渡れますな!!(;^-^)





 海千山千な猫は、男女の仲まで取り持ってしまう、と。

 小鳥さんとプロデューサーを結び付けたわけですが、これは、ぴよすきPのデビュー作( ぴよすけとプロデューサー )や、初シリーズ( 小鳥をプロデュース。 )に通ずるものがありますね。


 つまり、この『吾輩』とは、ぴよすきP自身のことだったのかもしれない。

 そして――――――





 ……という締めが、最後の最後に出てきましたけれど、もしかしたら
「複数シリーズを同時進行させて疲れた、リフレッシュが必要だ、娘ら(アイドルたちや、視聴者)に起こされるまで定位置に戻って眠りにつく(一視聴者として休養する)」
 ……………………ということなのかもしれない!?(;^-^)



 つまり、起こせば動画は出すよ、とか。



 ってわけで、この前、二年近く振りに新作来てましたね。




ぴよすきP 愛してる【ノベマス短編】



 アイドルの立ち絵が登場しない動画は、ぴよすきPの”ノベマス”として初だと思いますが…………さて、定位置からまた戻ってきてくれたのでしょうかねぇ~?






 本日はここまでっ (^-^)ノ




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わんわんお!(^ω^)

2013-05-15 01:07:50 | 思考の散歩
 だい~~ぶ前にお話ししましたかね?

 私、わんちゃんって大好きなんですよ。ハンドルネームからしてコレなわけですからね、もう、犬は人類の友達だと思っておりますw


 アニマルセラピーとか言いましたっけ、心が落ち着かない人に犬とかを飼わせますと、かなり改善される例が多いようです。

 これもいろいろと説明がつきましてね。


 人間、『自信』ってのはおおまかに二種類ございまして。

 自分が成した成果や、自分の能力について持つ自信と、それとは全く別に自分の存在意義を認める自信ですなぁ。

 例えれば、「俺なら出来る!!」というものと、「俺は、ここに居ていいんだ!!」という性質の差があります。


 ただね、世の中なんでも思い通りに行くわけではありませんから、前者は時に揺らぎます。

 そこで「もうダメだあぁぁぁ;;」とか、「俺は、なんてダメな奴なんだ……ッ!!」なんてこともあるでしょう。


 そんな時に、後者の自信の度合いによってダメージの大きさや、回復・立ち直りにかかる時間は違ってきます。

 その基礎的な「俺は(私は)ここに居ていいんだ」「自分は必要な存在なんだ」という、論理に拠らない自信が、犬などの動物から得られるのではないかと思うんですよね。



 仕事が上手くいかなかった、友達とケンカした、パチンコに負けた(!?)なんて、しょぼくれて家に帰ると犬が「へっ、へっ、へっ(^ω^)」なんて、嬉しそうに寄ってくるわけですよ。その頭をなでなでしながら「はい、ただいまね」なんて声を掛けてあげる間に
「俺が居ることで、この犬は喜んでくれる。俺を必要としてくれている」
と、自分の存在に対する自信を持つことが出来る、ということじゃないでしょうか。



 ま~~、そういうことでしてね、それじゃ飼ってみようかななんて方に、読んで頂きたいお話がございまして。

 元々は鳥の話だったと思うんですが、それを犬に置き換えた『犬の十戒』、ご存知の方も多いと思います。飼う時の心得、犬との約束事として、ペットショップから渡される紙に書かれているというものです。現在、様々な意訳に書き換えられているようですが、原文と、原文に忠実な、Wikipediaにも採用されている訳を転載してみましょう。



原文

1.My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you get along with me.
2.Give me time to understand what you want of me.
3.Place your trust in me- it's crucial to my Well-being.
4.Don't be angry at me for long and don't lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.
5.Talk to me. Even if I don't understand your words, I understand your voice when it's speaking to me.
6.Be aware that however you treat me, I'll never forget it.
7.Remember before you hit me that l have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.
8.Before you scold me for being uncooperative, obstinate, or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I'm not getting the right food or I've been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.
9.Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.
10.Go with me on difficult journeys. Never say, "I can't bear to watch it ." or " Let it happen in my absence." Everything is easier for me if you are there. Remember I love you.





日本語訳

1.私の一生はだいたい10年から15年。あなたと離れるのが一番つらいことです。どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しい。
2.あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しい。
3.私を信頼して欲しい、それが私の幸せなのだから。
4.私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで欲しい。あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないから。
5.話しかけて欲しい。言葉は分からなくても、あなたの声は届いているから。
6.あなたがどんな風に私に接したか、私はそれを全て覚えていることを知って欲しい。
7.私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しい。私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと決めていることを。
8.私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、私が何かで苦しんでいないか考えて欲しい。もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間日に照らされているかもしれない。それか、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれないと。
9.私が年を取っても、私の世話をして欲しい。あなたもまた同じように年を取るのだから。
10.最後のその時まで一緒にいて欲しい。言わないで欲しい、「もう見てはいられない。」、「私ここにいたくない。」などと。あなたが隣にいてくれることが私を幸せにするのだから。忘れないで下さい、私はあなたを愛しています。




 ということでしてね。

 犬だって生き物ですから、いろんな事を感じて、考えて、好き嫌いがあって、怒ったり喜んだりするわけでしてね。

 飼い主の我が侭に付き合わせる下僕でなく、対等な友人、お互い「そこに居て欲しい」存在として、大事に付き合って生活を共有して欲しいという願いを込めたお話です。そうすることで、あなたはより大きな幸せを実感できるようになるでしょう、と。


 ま~~、私もまた飼いたいんですけれどもね、なにしろ一人暮らしで、遠出する機会も多いものですから、可哀想で飼えないわけですよ^^;

 いくらおしっことか出来る環境にして、ゴハンを置いておくとしても、ポツンと残して丸一日家を空けるなんて、寂しすぎます(´・・`)

 今週末、また用事で東京へ行ってくるわけですが、当然早朝に出て、日付が変わる頃にしか帰れません。朝、日が出て、昼、暑くなって、日が暮れて、沈んで、星が瞬いて、車通りも無くなる夜中にやっと主人が帰ってくる、それまでずっとひとりぼっちで居させるなんて耐えられないっすよ^^;

 またね、私、何かの拍子に突然天に召される可能性もあるわけで、そうなると犬も道連れになります。それも耐えられないですね。







ご利用は計画的にってことでね!!!(^-^;)



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