分かったよーなこと、言ったって~!!

中途半端な知識で適当ぶっこく無法地帯へようこそ( ^-^)ノ

競馬高額納税裁判、打つ手は無いのか!?

2013-03-29 22:54:03 | 思考の散歩
 なかなか煮え切らない話ではあります。

 いろんなところで話題になり、しかし法律上、処理を覆すのは困難という理不尽系の案件。


 脚光を浴び始めた頃、こんな記事でした。



馬券35億円男 自己破産しても巨額税金は一生支払うことに





大阪地裁にて「競馬の必要経費」が争われる件で競馬ファンの方から投稿をいただきました。






 大変問題になりましたので、いろんなところで、いろんな記事が書かれています。

 クローズアップされた『二重課税』(馬券購入時点で納税をしているのに、配当金にも重複して課税)を加味しても、おそらく国税局は「現行の法制度に欠陥があったとしても、それは法整備をする側の手落ちであり、現時点で請求を取り下げるべき理由にはならない」と主張すれば通る状態だろうと思います。



 それでは、なんとかならないのか。

 この会社員は、自己破産をしたとしても納税義務を一生背負わなければならない運命なのだろうか。



 ちなみに、ラスベガスではこんな感じらしいです。



Yahoo!知恵袋 ラスベガスでお大儲けした場合、日本居住の日本人は日本で確定申告する必要がありますか?



 ちゃんと考えられていますね。

 多国間の『二重課税』に対する配慮し、租税協定も結ばれています。自国民(アメリカ国民)への課税も法整備が整っているようです。



 では、日本では無理なのか。

 専門家が言うように、裁判で勝つのは不可能なのか。





 時間と手間は掛かりますが、なるべく有利に事を運ぶ方法を、二つ思い付きました。





●企業の納税プロセスを引き合いに出す


 そもそも、法としてそう決まっているのにどうして国民が首を傾げるのか、考えてみました。
 そうしますと、企業の投資・損失・利益などからどうやって納税額が定められるか、というモデルと余りにも齟齬があるからではないかと思い至りました。

 例えばある会社(例:自動車メーカー)が、

A:Xというジャンルに10億円投資して失敗(例:新型エンジン開発で成果得られず)
B:Yというジャンルに10億円投資して50億円の売り上げ(例:自社が著作権を所有するCMソングがブレイク・投資額は広告込み)
C:Zというジャンルに10億円投資してさらに100億円の損失(例:材料調達を見込んで鉱山開発も災害で膨大な保障)
D:投資以外の経費総額70億円(例:人件費・設備費・材料費・土地代)
E:通常業務の売り上げ総額150億円

支出:200億円 収入:200億円


とします。現実味の無い数字ですが、まぁ、細かいところをすっ飛ばせば連結経営ってこんなものじゃないかと。

 災害により、利益ゼロです。普通なら、総資産とかに税金が掛かるにしても、利益に対する税金は掛からないんじゃないでしょうか。乏しい知識で勝手に申してますが。

 しかし、競馬の件では『B』による40億円の利益に課税してしまうようなものではないでしょうか。
 ここで、国民が「おかしい。不公平だ。企業も『B』のケースで個別に課税されるべきだ」と一致団結した活動を長引かせれば、司法も判断に迫られるかもしれません。また、これに対して経団連が沈静化に乗り出す可能性もあります。

 正直、司法機関だって、立法機関だって、行政法機関に至るまで経済界の影響は濃いです。議員さんから急におかしな発言が飛び出すことが多いのも、このへんの影響じゃないかと思っております。ゆえに、財界を味方にしてしまおう、と。


 競馬のケースでは、外れ馬券にどれだけ投資したかを証明するのはほぼ不可能です。もし几帳面に記録を残している方が正直に申告したとしても、信憑性には当然疑問符が付きますよね。つまり、こちらは動かしがたい、と。

 それならば、収支の明記が義務付けられている企業納税なら変えられるじゃないか、という流れは『作ることが可能だ』と思います。非常に大きなエネルギーを要しますが。



 それに対して、もう少しだけ楽な手もあります。



●ギャンブルへの政府のスタンスを明確化させるためにパチンコ業界を引き合いに出す


 パチンコはご存知の通り、正式にはギャンブルではなく、あくまでも『遊戯業』ですよね。
 風俗店と同様、実質黙認されているだけで『換金というプロセスは存在してはならない』業界です。

 そこで、国民が「それならパチンコで35億円儲けても国税局が物言わないのはおかしいじゃないか。不公平だ」と騒ぎたてれば、当然「パチンコはギャンブルか、否か」に争点が移っていきます。


 これもご存知の通り、パチンコ店の経営者には在日韓国人が多いですよね。中国人もみえるでしょうが、シェアNo.1は韓国人が他を圧倒しています。

 ここへ問題が飛び火すれば、当然朝鮮総連民団というあたりが絡んできます。国会内にも関係者が存在することから、少なくとも立法機関は沈静化に向かうでしょう。昨今、韓国と難しいことになっている状況で、余分な茶々が入るのを嫌って行政法機関も同調する可能性は十分にありえます。

 リアクションとしてはおそらくこちらの方が速く、実質的な沈静化(国税局が折れる、和解手段に持ち込みアピールする等)は建設的に行われるでしょう。







 さぁ、さぁ、この理不尽な法環境での珍妙な裁判、今後一体どうなるのでしょうかね?



 とりあえず、諸外国からこの件に対してコメントを集めてみたいものでございます。




日記@BlogRanking 人気ブログランキングへ ←例のアレです!! お気が向かれましたら。

中国は経済的に今後、どうなるのか?

2013-03-27 23:58:56 | 徒然の日常
 あ、いえ今日は別に、そんな難しい話を書くわけではありませんよ(^-^;)

 カテゴリも日常ネタにしてありますしね。


 まぁ、まずは”世界一の大ショッピングモール”として作られた施設の今は、というまとめサイトを御覧いただきましょう。



中国が作った世界最大のショッピングモールが悲惨なことに…





 あ、リンク先、下の方に書いてありますが、現在は世界二位の規模ということです。

 これは、国策として指示された事業だったのだろうと思います。高速鉄道の一件もありましたし、「我が国は世界を代表する大国である」というアピールをしたかったのでしょう。人件費の安さと、豊富な人材が世界の製造業から目を付けられ、バブルと言って良い好景気でした。

 ”でした”と過去形で書きましたのは、先行きに不安要素が多いからです。市場としてあれだけ期待された中国、その存在価値が下がってきているようなんですよね。なにせ、工場を建てるにもリスクが付き纏うようになりましたんで、東南アジアに建てる方がトータルで見て経費を抑えられますし(中国に建てるには保険会社がいい顔しない)、世界に対して圧倒的優位を約束するはずのレアアースに関しても、中国以外に求められる体勢が整いつつあります。



 しかし、中国ってなかなか、体裁を重んずる習慣と言いますか、ひとたび強く出たらもう引き返せないと言いますかね、なにかと「我が国は偉大だ」みたいな形にしたがるんですよねぇ。そうしないと政治家がやっていけない国なのかもしれません。中国って、富裕層と貧困層が極端に分かれるんですが、富裕層は続々と脱出しているなんて話も聞きます。主にアメリカへ移住してましたかね、「このまま国内に居ては損だ」という判断があったようです。

 なので、アメリカのネット上で少し前に話題になりました『武力を伴わずに中国に圧力をかける方法』なんてものの中に、中国人の口座を凍結させるなんてのが入っていました。まぁ、ネットユーザーが勝手に作り上げたもので、五つぐらい書かれていましたかね? それが現実的なものになってきた感じです。



 ただ、どうしても日本ではまだ「中国は飛ぶ鳥を落とす勢い」というイメージが抜けきっていないようでして、先日、知り合いに「中国の経済、これからちょっと難しくなりそうですね」みたいな話をしましたら、「何を言ってるんだ。まだまだ伸びるよ」と返ってきて驚きました。

 そこで思い出したことがありましてね。
 日本がデフレに突入してちょっと経った頃、経済新聞に目を通していたはずの父(公務員)に「デフレだからね」と言いましたら、「何がデフレだ。消費者として、何か恩恵を受けたのか」と、全く取り合わなかったんですよね。昭和一桁生まれに近い父は、激しいインフレの中をずっと育ってきたわけで、「デフレなんて日本で起こるはずがない」と決め付けていたのだろう、と、私も無理を悟って引き下がりました。

 そんな感じでね、中国の急成長をまじまじと見てきた人たちにとって、中国のバブルがはじけるという発想が、まだ受け入れられないのかな、と。


 いえね、世界最大の人口を擁するとは言いましても、中国は海岸部と内陸部で全く別物です。富裕層と貧困層も雲泥の差ですよね。

 成長するキャパシティは、人口の数字ほど大きくはなかったということではないでしょうか。






 ま、これ以上は難しい話になっちゃいますし、なにより私が分かりませんので!!(^-^;)


 今日はここまでにしときましょうかね。別に、中国が嫌いなわけではないですよ!!(;^-^)




日記@BlogRanking 人気ブログランキングへ ←例のアレです!! お気が向かれましたら。

よーしよし、よ~~しよしよしよし(^-^;)

2013-03-26 01:20:26 | 徒然の日常
 いやいやいや、海外にもね、ムツゴロウさんみたいな方はいらっしゃるようでして。(;^-^)

 泣く子も黙る狼(熊でも逃げるとか)に、もみくちゃにされる程慕われる映像がありました。




オオカミに愛されるカメラマン







 一見、犬と戯れているようにも見えますけれども、そこはやはり、体格ですとか、うなり声が違いますね。普通なら大変危険というか、もう遺書書いても良いレベルですよ(;^-^)

 ほんとはYouTubeなどの大きな画像で貼りたかったんですけど、ニコニコ動画ですとコメントで詳しいことを教えてくれるのが便利ですね!!


 しかしこれ…………ハーレムと言いましょうか、ひとりの男を取り合う昼ドラっぽいと言いましょうか。(;・・)



 ちょっと羨ましいけど、やっぱ怖いです(^^;)







日記@BlogRanking 人気ブログランキングへ ←例のアレです!! お気が向かれましたら。


『ヒール・アンド・トー』って、どんな技!?

2013-03-24 08:46:19 | 
 名前は聞いた覚えのある方、多いんじゃないでしょうか。


ヒール・アンド・トー。



 そう。

 『ヒール』は悪役のことですからね、プロレスなんかでトップロープから「とうっ」って


 それは『ヒールさんが「とぉー!」』ですね!!(^-^;)




 いやいやもうね、仕事から帰ったらとりあえず一杯。上司の顔なんか忘れちゃって「プハァー、このために生きてる!! あ、でも最近血糖値がなぁ……」て


 それは『ビール飲んで糖!?』でしたよね!!(;^-^)



 そうじゃない。そうじゃないんですよ。

 だいたい、この記事を『車』カテゴリで書いている時点でバレバレなわけですが、いわゆる
「二本の足で、三本のペダルを踏む!?」
ってヤツですよね。オートマでは出来ません。マニュアル車で行われる『走り屋の技術』です。


 これ、慣れないといろんな意味で結構アブナイんでね、読んだからって実行するのはお勧め致しません。

 ただ、中には今まで不思議に思ってみえた方や、どうしてそんなことするのか興味をお持ちの方なんかいらっしゃると思いますんで、なんとな~く、ゆ~るゆるとご説明して参りましょう。(^-^)



 人間には、基本的に足は二本しかありませんよね。

 一本足打法なんてのもありましたし、『真ん中の足』なんてサッパリ分からないことを言う人もみえますが。(^-^;)


 じゃあ、どうやって踏むの? って言いますのが、次の図です。








 ああっ、わかりやすい!!(^-^;)


 幼稚園児でもわかる図というよりも、幼稚園児が描いたような図でしたね!!!(;^-^)



 お察しの通り、ヒールは踵(かかと)。ハイヒールのヒールですね。

 トーは、足のつま先です。サッカーでは、つま先で蹴る『トーキック』なんてありますでしょ。


 つまり、右足のつま先でブレーキ、踵でアクセルを踏むので『つま先と踵』、すなわち『ヒール・アンド・トー』なわけです。



 ここまではご存知の方、多いんじゃないですかね?

 それでは、先にWikipediaのリンクを貼ってみましょう。



⇒ ヒール・アンド・トウ Wikipedia




 あっ。


 もしかして、終わっちゃった?

 これでもう、その先を説明する意味なくなっちゃいました?(;^-^)



 まーまー、実際に普段、マニュアル車を運転してみえない方々にはピンと来にくいお話だったと思いますんでね。

 というか、もう解られちゃ手間かけて表作った私の立場が無いので!!(^-^;)



 それでは、その表をご覧いただきましょう。あくまでも架空の数字です。

 この先のお話は、この表を基本として行わせていただきます。







 5MTを想定して、上の段から順に1速、2速と下がってきて最下段がオーバートップの5速です。

 横は、左が時速0km(停止)、右へ行くほど速度が乗って時速180kmのリミットまで書きました。一般の日本車はここで燃料の供給がストップして加速できません。

 4000とか6000とか並んでいるのは、エンジンの回転数です。単位は『rpm』、一分間にエンジンが何回転しているかを表します。4000rpmなら、一分間に4000回転です。

 そして、レブリミット、いわゆるレッドゾーン(そのエンジンはこれ以上回してはいけないという超高回転域。これも通常は燃料の供給が止まってエンジンを保護する。車種により数字は異なる)が7000rpmあたりの車種と想定します。赤枠の8000はつまりレッドゾーンで、危険なオーバーレブ状態です。



 この図では例えば、2速を引っ張って50km/h(4000rpm)の時に、強引に1速を繋いだら8000rpmのオーバーレブを起こしますよ、という事を示しています。



 クラッチ板ではエンジンの回転数と、駆動の回転数をシンクロさせますから、オーバーレブを起こさないにしましても、シフトダウン(5→4→3→2→1)をする時にあまりにもシンクロさせにくい回転差で繋ぐことは、様々な負荷が掛かってしまいますよね。

 摩擦でクラッチ板が焼き付く。急な回転数の変化でエンジン内部の様々な部品が壊れやすくなる。激しいG(荷重移動)が発生するのでボディが歪む。FRなんかですと後輪が滑るかもしれませんし、FFですと強烈なアンダーステアで曲がらなくなります。タイヤが路面と噛み合わなくて、全く制御を受け付けない(アイスバーン上で急ハンドルを切るようなもの)可能性もありますね。

 事故を起こすかもしれませんし、接触もしていないのに車がオシャカになるかもしれません。


 そして、なによりギリギリで攻めるモータースポーツとしては、タイムロスが非常に痛いんですよね。ちょっとした姿勢の乱れ、制御困難状態が大きく響いてきます。慣れた人のブレーキングはABSよりも限界を極めますから、シフトダウン時が結構キモなんですよ。タイムを削ろうと思えば速度の乗らない時間を減らしたいわけで、どうしても速度を落とさなければ曲がれないコーナー(走り屋はカーブって言っちゃいけないんだぞ!?)は、直前に速度を落として、アクセルを開けながら曲がって行くわけです。通りたいライン(道筋)をちゃんとトレースして、制御できなければなりません。少しでもラインが膨らめば、復帰はさらにハンドルを切らなければならず、アクセルを思うように開けられません。

 かなり前にこのブログで書きましたが、一般的に(エンジンが前に載っている車)、アクセルを踏んでいる方が挙動は安定し、ブレーキを踏むと逆に乱れやすいです。ポルシェですとか、バスなどのRR(後ろエンジン・後輪駆動)はその逆のはずですね。なので、コーナーではアウトよりも、インが大事なんです。そこで、挙動が乱れないようにシフトダウンをしなければならない。ギリギリの急ブレーキも踏まなければならない。


 そこで、ブレーキを踏みながら踵でアクセルを踏み、駆動している回転数と、次のギヤの回転数を合わせるわけです。


 先程の表で実例を出しますと、速度の乗る長い直線から低速コーナーへ進入するとします。180km/hぐらいからブレーキを踏み、150km/hちょいあたりでギヤを落とすとします。この時5速で5000rpmちょい、次の4速では7000rpm相当の速度になります。なので、踵でアクセルを吹かして5000rpm→7000rpmと回転数を上げて4速に繋ぎます。
 そのままブレーキを踏みながら、次は130km/hあたり(6000rpm弱)で3速(7000rpm相当)に落とす。
 次は90km/h弱(5000rpm弱)で2速(7000rpm相当)に落とす。


 と、まぁこんな感じです。実際にコースを走ろうと思えば、レブリミットが高い方が次のギヤと繋ぎやすいです。高回転型のホンダが強いのは、そのあたりにも理由があるのかもしれませんね。


 ちょっと、それではレッドゾーンが8000rpmだったらどうなるか、シミュレーションしなおしてみましょうか。


 5速180km/h(6000rpm)⇒4速8000rpm
 4速150km/h(7000rpm弱)⇒3速8000rpm
 3速100km/h(5000rpm強)⇒2速8000rpm

 そして、50km/hの時点で1速に落とすことも可能ですね。峠バトルゲームに出てきます、きっつい5連ヘアピンみたいな地形では有利に働くでしょう。


 またこれが、常時高回転域を維持する走り方になってますでしょ。アクセルを開ける時は、基本的に低いギヤの方が強いので、なるべく力があるギヤにしておきたいんですよね。(ただし、最近は扱いやすさから低回転型・トルク重視の傾向が強い)
 逆に言えば、高回転の、力のあるギヤに連続して落とすわけです。落とすほど強いギヤになります。それは、とても挙動が乱れやすくなるということなんですよね。

 なので、回転数を合わせる必要性が生まれる、だから、ヒール・アンド・トーをしよう、と、こういうわけなんです。



 ただ、ですね。いきなりこれを真似しようとしますと、絶対にカクッとなります。(^-^;)

 踵でアクセルを踏む瞬間に、ブレーキを踏むつま先も連動して強くなりがちです。なので、つま先は一定の力で踏みながら、踵は自在にアクセル量を調節できるようにならなければ、もう、傍から見たらガックンガックンしますんでね、
 

「おい!! 見ろよ運転下手なヤツがおるで!!!(;^∀^)σ」
「いやぁだ、あんなの乗りたくなぁ~い ζ;∂ヮ∂)ζ」



……なんて、指差されちゃうよ!?(;^-^)








日記@BlogRanking 人気ブログランキングへ ←例のアレです!! お気が向かれましたら。

ニコマス過去の名作紹介(30)

2013-03-22 23:58:14 | アイマス・ニコマス
だいぶ御無沙汰してましたニコマス動画のコーナーですが。(;^-^)



 過去の名作、と銘打っている割りには新しすぎる、最近のシリーズにスポットを当ててみましょう。

 また今回も、ひとつの特定シリーズのみのご紹介です。




動画化:武蔵野P 脚本:ばんなそかなP
【Novelsm@ster】チハと千早 第1話 プロローグ




動画化:武蔵野P 脚本:ばんなそかなP
【Novelsm@ster】チハと千早 第2話 ライブ




動画化:武蔵野P 脚本:ばんなそかなP イラスト:百合根P
【Novelsm@ster】チハと千早 第3話 休日




動画化:武蔵野P 脚本:ばんなそかなP イラスト:百合根P
【Novelsm@ster】チハと千早 最終話 ココロ






 2012年10月05日から2013年02月25日までの全4回。

 残念ながら、私はリアルタイムで観ることが出来ませんでした。


 では、どうしてこちらの作品に巡り逢えたかと申しますと、元となる脚本がPixivに投稿されたからでした。



ばんなそかな
チハと千早【原案プロット】



 私、このシナリオに深く感銘を受けましてね、その後にやっと動画の方を拝見できたのです。

 動画化に際して、三人称プロット(第三者視点)から一人称(主人公視点)に変更されていたり、元に無い台詞を追加されたり、チハの様子を忠実に映像表現するなどいろいろと練られていますが、私が最も驚いたのはフェードのセンス良さと、キャラクター群の心情表現でした。微妙なところで微妙な感情の動きをつぶさに表現されています。



 他のPの作品ですが、こちらを思い出しました。



おしるP 【Novelsm@ster】ノベマス製作メモ



 6:42の言葉が印象的でした。

 曰く、「立ち絵選びはアイドルへの演技指導に等しいと思います」だそうで、全く同感でございます。













 こういった『感情の動き』が、先程のシリーズでは細かく描写されていると思うのですよ。

 いえ、今の例は立ち絵の選択についてのお話でしたが、シリーズは絵の選択だけでなく、微妙な切り替わり、またそのタイミング、動かし方、フェードのしかたまで、これは紙芝居や劇なんかではなく、実際にまさに今、起きている出来事なんですよ、という臨場感があります。細かいところまで生々しいんですよね。

 そして百合根Pの一枚絵…………”千早好き”らしい挿絵ですよね。なんと言いますか、千早のクールな仮面が、某かの込み上げる感情で弾けてしまって、弱さが露見した時の描写がお得意のような印象です。




 シナリオに関しては――――――













こっからネタバレするよ!!(^-^;)


先に脚本なり動画なりみてね!!













本当にネタバレするよ!!!(;^-^)











 あくまでも、私個人の解釈なのですが。

 このシリーズで『チハ』は、ひとつの象徴なのではないかと思います。


――――プロデューサーの言いたいこと、よく解りません。


――――私にはそんな感情ありませんけれど。


――――カワイイ…………、ですか?


――――私は、歌を歌いたいんです。他に興味ありません。


 頑なに周りとの交流を拒んだ過去の千早(アイマス1)、これがまずアンドロイド、即ち『チハ』の兄弟(姉妹)なのではないか。

 感情、ココロを持たないアンドロイド。千早は過去にそうあろうとした。何故か。愛する弟を突然失った時、それらを一緒に墓へしまいこんだつもりだったから。


 アイマス1衣装を纏う『チハ』は、その『私』のはずなのに、何故かココロを持とうと試みる。

 しかし、「楽しいと定義付けられた信号の発生は確認できません」「私の中に、ココロという機能が確認できないのです」と言い放つ。


 目は口ほどに物を言う。アンドロイドのセンサーは物言わずとも、ディスプレイは時に緑のまま、また時には意味深な赤となり明滅する。

 本人が表現を自覚出来ないだけで、慣れれば周囲はココロの動きを見出せるし、千早自身も”なんとなく”察知してしまう。


 フェイクスキンを外せば、同型機と変わらぬアンドロイド。歌を歌うマシーン。

 ディスプレイの表現はエラーの証。私に感情(ココロ)など見当たらない。


――――千早、ココロとはなんなのでしょうか? 

――――短い間でしたが、あなたと出会えたことは、”嬉しかった”。


 チハは、過去の『私』同様、矛盾に気付かない。

 現在の『私』(アイマス2)は、それに気付いてしまった。


 そして”再び”、分身を失う。エラー。エラー。エラー。

 如月重工は修復不能を告げ、事務所に多くの涙が流れる。


 ”チハと最後の言葉を交わした時”には顔をぐしゃぐしゃにしたが、

 ”こうなる予感があったから”、”私はもう泣かなかった”。


 最後の言葉を交わせなかった弟の時と違い、今回はココロの準備が与えられた。

 チハは最後の会話で、どんな愛情表現を花に込めたのだろうか?


――――フェイクスキンを取っても、千早は識別可能です。

 仮面に隠された、千早のココロが”嬉しかった”。

 そう言いたかったのではないか、と思えてくるのです。



 

 もっと、もっと歌が上手く歌えるようになりたい。

 そう望む千早が、『あまり感情をのせない歌い方』から脱皮しようとするチハに触れる。


――――がんばったね、チハ。

 『私』も頑張ろう。歌に感情(ココロ)をのせよう。

 仮面を外した千早が、これを機に成長してゆく……………………なぁんて。




 いろいろな可能性を考えさせられる、深い作品だと思います。


 皆さんの解釈は、いかがでしたか?






日記@BlogRanking 人気ブログランキングへ ←例のアレです!! お気が向かれましたら。