脈々と流れる

旅に出て来ました。泊まった宿はなんとも風情のある古民家で。何もかもが自給自足。囲炉裏があり、出てくる料理は全て旦那さん達の畑でとれた野菜。お風呂は井戸水を薪で沸かして下さり、朝ご飯の卵は飼ってる烏骨鶏（彼らが夜中に何度も鳴くのには参りましたが）。いやあ…感無量です。よく喋るフレンドリーな旦那さんは、古美術にも携わっており、江戸時代からのものが、まるで今も使ってるように、普通に置いてあったりして。
今はいない人達の、生活と気配が感じられました。そして、自然と向き合いながら、戦いながら生きてる旦那さんの生命力みたいなものも。そうだな、松本のヤヨさんちのお母ちゃんみたいだったね。モンシロチョウを「害虫」と言い切ったりするあたり、…力強いです。玄関入ったら、家の中なのにいきなりツバメの巣がいくつもあって、ツバメ、飛び回ってんのに「いやあ、ガッツリ家の中は勘弁だけど、玄関ぐらいは提供してもいいかな～」なんてサラって言ったり。…いや、玄関でもムリだから。ってアタシだったら思うけど。たくましさのレベルが違い過ぎて、もう素直にお客様として楽しませてもらうことにしましたが、色々考えさせられました。テレビが一瞬でも雷でつかなくなったくらいで、軽くパニック障害っぽくなった自分は一体なんなんだろう？
とかね。
いい体験をさせてもらいました。本当にありがとうごさいます。
今日は、マキちゃんが知らせてくれたんだけど、スドウ君の命日だったんです。
今はいないスドウ君、今はいない江戸時代の人々。でも、いろんなもの、残してくれていて、今も息づいていると感じます。
とりあえず、帰りのサービスエリアで、スドウ君見たらウケそうなモノを見つけたので、写メ撮ってみました。
…さすがに食べなかったけど、たぶんアタシ的にはナシかな。すごい興味深いけど。
誰か食べた方いたら、感想聞かせて下さいね。