リナンの全肯定理論。

いわゆるリナンのブログ。

旅立ちと

2011-11-23 02:37:04 | 日記
先週の18日の金曜日、午後3時55分に、ウチのばあちゃんが亡くなりました。101歳でした。
スカイマークがねえ、深夜便などという、イカしたものを出しているので、その日のうちに帰れましたよ(着いたの深夜1時半でしたけど)。おうちに着いて、お顔にさわったら、なんだかピチピチして、モチモチして、アタシよりもモッチリお肌でした。ひんやり冷たくて。もう色々包まれちゃってたけど、なんとしても手にさわりたい、と思って、翌日、葬儀社のメイクの人がいろいろやってくれてるスキに、手にさわったり、足にさわったりすることができました。色がしろくて、ピチピチして、やわらかくて、モッチリお肌でした。
こういう時って、ああすればよかった、こうすればよかった、ってフツウは色々思うのかもしれませんが、アタシの場合、離れて暮らしてる、って時点で、もう全然ダメなんで、ああしとけばよかったこうしとけばよかった、などと後悔することすらできませんでした。わりと頭の中はからっぽ気味というか。考えることは、もう何年も何年も常日頃考えていることと同じです。もっと、おばあちゃんが喜ぶような人間になれればよかったと。まあ、アタシでは喜ばせることはできなかったかもしれませんけど。
でも、葬式って、こういうイミもあるのね、と思った事は、数日間、いつもは会えないイトコや、家族と濃密な時間を過ごして、一緒におばあちゃんのために働き、色んな話ができたことです。今まで見えなかったことも色々見えてきたし、このことはすごく大きなことでした。おばあちゃんの写真の前で、家族みんなでご飯食べながら、昔の写真みて大爆笑したりする。こんな言い方変だけど、とてもいい時間が過ごせたんです。
おばあちゃん、ありがとう。
今できることは、まだまだ元気なもう一人の94歳になるおばあちゃんと、できるだけたくさん濃密な時間を過ごすことと、歌を歌うことですね。
タイムリーなことに、今日は2日のワンマンのリハでした。昨日の夜に実家から帰ってきたばっかりで、いいかげん寝不足も限界に近い感じだったんですが、いや、ホントにね、寝不足のデロデロパワーにみんな巻き込んでやる、くらいの開き直った大迷惑なこと考えるくらい、行くまではヒドイもんだったんですが、みんなの顔見たら元気になっちゃってね。なんてかわいらしいんでしょうアタシったら。
木曜日は初七日で、金曜日は秋葉原でライブ。来週の木曜日は2七日で、金曜日はワンマンで、次はこれで、その次はこれで....ってな感じで、人生は続いていくのですね。
さよなら、おばあちゃん。