リナンの全肯定理論。

いわゆるリナンのブログ。

8月14日下北沢BAR?CCO

2010-08-16 18:32:01 | ライブ情報
先週14(土)は下北沢CCOでした。以下セットリストです。
1,アルカディア
2,tell me why
3,Velvet moon
4,ビリーマイラブ
5,Again(の半分)(new!)
6,Voice
7,student
8,なまいきナリンちゃん
9,アイランド

以上です。
この日はお盆真っ最中で、翌日15日は終戦記念日でした。その終戦記念日の昨日、テレビでは色々と戦争に関する番組をやっていて、その中にボスニアの内戦の遺族の方々にインタビューする、という場面がありました。日本から来た人間が、家族を失った人に「それでも今生きている訳ですから、何か希望といったものは見つかったのでしょうか」という(少し穿った見方かもしれませんが)テレビ的に、綺麗に丸くおさめようという感じの質問をして、それに対してある遺族の方が「息子を失って、もう希望なんてありません。生きている、というより、死ねないだけです」と答えていました。
心が折れそうになっても、というかとっくに折れてても、歌を歌っている自分がいました。正直、歌いたいから歌う、というよりも、やめられないだけ、という自分がいました。戦争で家族を失った人の心と、一緒にしてはいけないのですが「前に進めない時」に、人は一体どのようにすればよいのでしょうか?アタシもテレビに踊らされていたのか、なにがなんでも前を向いて歩かなければ悪だ、と考えていました。でも、昨日は、大切な家族を失った人に「それでも希望を持って前を向いて歩け」と言わんばかりの日本人が、悪人に見えました。
タイミングよく、今読んでいる本にも「前に進むことだけがいいことじゃない。立ち止まって、今いるところを掘り返して、本当に大切なものを失う前に、大事にするべきだ」といったようなことが書いてありました。
ちょうど、8月25日以降、ライブも入ってないので、怖がらずにここで立ち止まって、ちょっとボーっとしたいと思います。
土曜は、お盆真っ最中だというのに、観に来てくださった皆様、本当にどうもありがとうございました。
そして、この日、何人かの人が話かけてきてくださって、ほんっとに嬉しかったです。「暖かい気持ちになった」とかおっしゃってくださる方もいて。
それを聞いたアタシの方が、あったかい気持ちになりました。
ほんとにどうもありがとう。