HONMOKU ANGLERS

本牧で生まれ育った黒鯛師の、汗かきべそかき釣行記!

9連勝

2009-07-05 19:39:23 | 日記・エッセイ・コラム

6月29日(月 66赤灯。

ここまで6月負け無し。

爆は要らない・・・。

1枚を確実に獲りたい。

夜明かしは居ない。

モーニングを狙って壁に上がる。

「ん?・・・。」

上げなのに下げの潮がぶっ飛んでる・・・。

ぶっ飛んでるだけなら未だしも・・・なんだか餌の落下がおかしい・・・。

やたら際から離れると思えば、二枚潮のように餌がとんでもないとこから上がって来る・・・。

「なんだ・・・?」

それでもRのタナで引っ手繰られる。

乗らず。

ツブは無傷。

チンコロか・・・?

往復して堤防へ。

やはり潮は同じ・・・。

とにかく落とし辛い・・・。

通常通り動いてるのは高コバだけ。

水路は全く動かない・・・。

堤防を往復。

皆無。

低い方へ降りる。

微動だにしない潮・・・。

往復。

ダメ・・・。

「参ったな・・・。」

ラインを替え、ドカオモリを打つ。

が・・・同じ事。

右往左往・・・。

あ~じゃない・・・こうじゃない・・・と試行錯誤を繰り返す。

暫くするとぶっ飛んでた変な潮がトロくなった。

Rに立つと・・・「ん?・・・上げが効いてる・・・?」

タナ。

ダメ。

地底。

着底直前にラインが「スっ!」

引き込んだ!

「喰った!」

「グン!」

「ギュ―――ン!」

「ヨッシャ!」

小さい・・・。

でもキーパーはある。

大事に浮かせてタモ。

ゲット!

「ヨシ。」

吊るして次を狙う。

「底かぁ・・・。」

ポツ・・・ポツ・・・ポツ・・・と、飽きない程度にアタる。

落としに入って、低い方は相変わらず微動だにしない・・・。

堤防に移動するもアタりが止まった。

しかし、今日は眠い・・・。

一週間分の仕事の疲れが体を重くする。

無理はせずに休憩。

ついでにランチ。

愛妻弁当を平らげ、冷たいコーヒーで一服。

「あぁ・・・ねみぃ・・・。」

横になりたいとこを我慢して、戦闘準備。

餌箱にツブを補充して偏光を掛け、タモを腰に挿し、いざ!勝負!

ドブの内側を一応往復。

皆無。

内側R。

崩れ。

ダメ。

外側R、ストレート。

ここも動かない。

堤防。

止まってる。

何処も彼処も潮が動かない・・・。

唯一トロっトロに流れる高コバ。

暫し粘り、地蔵と化す。

しかし・・・ナンモ。

再び右往左往。

忘れた頃にポツ・・・とアタる。

14時を過ぎた。

今日のソコリは15:30頃。

あと1時間半。

潮が変われば状況も変わるか・・・?

とにかく落とす。

交通事故の一発でも、まぐれの一発でも何でもいい。

もう1枚・・・。

14時30分。

堤防の真ん中辺り。

地底までのラインを足して見てると、「ス~・・・。」

「引っぱった・・・。」

「グン!」

「ギュ――――ン!」

「ヨッシャ。」

朝のと同じ位。

これも大事に浮かせる。

ゲット。

「ヨシ。」

魚を吊るす。

次・・・。

3枚目を狙うが何も無いままソコリを迎える。

「ヨシ・・・勝負・・・。」

上げっパナは皆無。

上げが来ない。

「このまま終わりじゃないだろうなぁ・・・。」

不安が過ぎる。

暫くすると上げが動き始め、風も吹き始めた。

ざわつくアウトコース。

「来た・・・喰うぞ・・・。」

タナでRから高コバ。

折り返してRまでを往復。

地底。

ポツ・・・ポツ・・・とアタりだす。

「やっぱ沈んでる・・・。」

16時。

17時。

知らない間に潰される・・・。

乗ってもチョイ乗りで外れ・・・。

合わせてもスカる・・・。

あと1時間。

焦る。

タナに切り替える。

浮いてるやる気のある魚なら引っ掛けられるかもしれない。

高コバ。

いい感じに流れてる。

落とし切って2歩、3歩。

僅かに穂先が振れた直後・・・「グン!」

「喰った!」

「グン!」

「ゴンゴンゴン!グ―――ン!」

「プン!」

「あ''―!」

外れた・・・。

思わず天を仰ぐ。

「クッソ~・・・。」

見ると針先が鈍ってる。

直ぐに針を交換。

堤防を往復。

高コバ。

ダメ。

Rへ向かう。

ダメ。

ストレート。

ダメ。

堤防か・・・。

堤防に上がり、今度は地底まで落とす。

アタる・・・。

一体どっちだ・・・。

17:30。

あと30分・・・。

上か下か・・・。

迷えば喰らう・・・。

底。

40分。

50分。

55分。

第一に清水が居る。

ギリギリまで出来る。

鈴木丸が沖へ向かった。

高コバの手前。

G1を外し、3Bを咬ます。

見ると第一に着いた。

「喰え・・・。」

着底。

ゆっくりと左へ流れる。

18:00。

前触れも無く、穂先が「グン!」

「喰った・・・。」

「グン!」

「ギュ――――ン!」

「ヨッシャ!」

これも小さいがキーパーサイズ。

「外れるなよ・・・。」

大事にやり取り。

浮かせる。

タモ。

ゲット。

「ヨッシャ!」

見ると皮一枚・・・。

「危ねぇ・・・。」

魚を吊るして終了。

ふぅ・・・なんとか3枚釣れました。

宿で検量。

35cm/680g 34cm/690g 34cm/700gでした。

P6290119s

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