Rimshot!!!!

映画観たり、アメコミ読んだり、占いしたり。

宮島達男「その人と思想」展

2011-12-22 | 日記
福岡・三菱地所アルティアム(イムズ8F)で開催中(2012年1月9日まで)の
『宮島達男「その人と思想」展-宮島達男は何を考え、どう生きたのか-」を
21日に見てまいりました。

宮島といえば、LEDデジタル・カウンターを用いた「megadeath」などの
現代アート作品で知られているアーティストですが、
そのアート活動の原点は、東京藝術大学在学中から行ってきた
数々のパフォーマンス作品(というか行動)でありました。

「それは変化しつづける」

「それはあらゆるものと関係を結ぶ」

「それは永遠に続く」

今展はこの3つのコンセプトで創作活動を行う宮島の原点である
パフォーマンス作品の記録を中心とした個展となっております。

「東京芸大の美術棟と音楽棟の距離の離れ=意識の離れを繋ぐために
2つのキャンバスの間にピンクのロープを張る」
それが宮島の最初のパフォーマンスでした。
この作品は実現することはありませんでしたが、
それから彼のパフォーマンスの歴史が始まります。

路上で突然叫びだす、路上で「石」になってみる、
雨が降り始めた場所に寝転び、人型の乾いた部分を作って
そこが濡れていくのを観察する、
人間の魚拓をとる、
上野公園に黒い箱を置き、それに対する反応を観察する・・・

日常とはかけ離れた「奇異な行動」の裏にあるのは、
行動することで生まれる「外界の変化」と
「他のものとの関係性」の追及でした。

そんな宮島の創作活動はパフォーマンスアートから
オブジェを用いたものに移行していきます。
世界中の情報を映すテレビを見ながら、美しい線が書けるまで
ずっと紙に線を引いては捨てていく、など・・・
そんなスタンスの活動の中で出会ったのが、「デジタルカウンター」でした。

カウントが1から9まで進み、10になった瞬間消える。
そしてまた、1からのカウントが始まる。
それは誕生から老い、死と再生のプロセスを表しており
カウンターごとの数字の進む速度の違いも
それぞれの人生の長さをあらわしているように見えます。

今展覧会でも一番奥のスペースに配置されている「Sea of Time」。
真っ暗な空間の中に置かれ、赤や緑、青に輝く2桁のカウンターたちは
ゆっくりと、もしくは急いでカウントを進め、
99までをカウントした瞬間に消えていく。
カウンターが密集している場所、少し離れてぽつんとあるカウンター、
真っ暗な空間に浮かび上がるカウンターを見ているうち、
それがとても美しく、ドラマティックな光景に感じるのです。

生を受け、成長し、老い、死んでいく。
そんな生命のドラマを闇に浮かぶデジタルな数字で感じる、というのは
人工生命プログラムにも似た感覚を受け、
また、自分たち人間の写し絵のようにも見えます。
いつしかひとつひとつのカウンターに、感情移入しているような感じ。

クリスマスや新年といった「人との繋がり」を感じる時期に
命というものを考えるきっかけにもなりそうな、そんな展覧会でございました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ特撮感想 ~12/18分

2011-12-18 | 特撮
今週は寝てしまったりいろいろあったりで本数少なかったので1週間分まとめて。

○イナズマイレブンGO
えらくざっくりとした総集編。
「化身って何なんだ」という疑問はどうしても出てくるわけですが
その疑問点を出したまま一切回答しないで
見せ場的なものをほぼカットした総集編やっちゃうってのが・・・

で、これって本放送時、3DSソフト発売前日だったんだよね・・・?
ちゃんと販促になったんだろうか・・・
(CMのネタバレっぷりが凶悪だったけど・・・)

○ゴーカイジャー
起きたら前半15分終わってたので、後から録画でしっかりと。

ドンさん、雑誌全部自分で作ったのかなぁ・・・

「自分がやれるだけのことをやる」でマーベラス救出、
その後はバスコの裏切りのおかげで
(世代的にサンバルカンが奪われてたのはがっかりだったけど・・・
 震災でおかしくならなければ出てたのかなぁ)
全員集合でダマラス撃破。
ロボ戦が本当にかわいそうだったというか
ガオライオン本当に久しぶりだったなぁw
クリスマス直前の販促祭りって感じでしたね。

今週の緑一色に続いて、来週は黄一色ですか。
ピンク一色は映画でやるかもって話ですが、果たして。

○フォーゼ
いやー、映画見といてよかった・・・と次回予告見て痛感w

まだ幹部ゾディアーツが4体しか存在していない、ということにびっくり。
映画に出た分で全部かw
オリオンあたりも有望だったからあれだけ狙われてたんだろうか。

園ちゃん先生は子犬座だったんですな。
で、そのまま進化して蠍になったと。

そして来週はいよいよ2号ライダー登場ですか。
はたして弦太郎と即仲良くなれるような子なのかどうか。
(変身後のテンション見るかぎり大丈夫そうだけどもw)

○AGE
ひたすらユリンといちゃついてた印象しかないなw
ジェノアスの手足もいでダルマにしちゃうのはキラの再来か。

そうか、AGEってSEEDだったんだ。
今度からそのつもりで見続けよう。

○ウルトラマン列伝
ベリ銀鋼の章。
今回はあらすじとかでの水増し多かったなぁ・・・

しかしジャンボット、操縦者がもっと腕が立つ人ならもっと強いのかね?
ナオでも十分な強かったんだけども。
で、来週はひたすらアークベリアル戦で終了ってことですね・・・

で、このベリ銀祭り後はダイナ終盤放送、
その後は映画までコスモスメインですかね。
BS11のウルトラ放送も(時間的に見れなかったけど)
ウルトラセレクションになってるみたいだしなぁ。

列伝、4月以降も続くといいなぁ。
放送する回はたくさんあるはずだし。

あとウルトラゾーンソフト化はめでたい。
見れなかったのでソフトで楽しみます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦 MEGA MAX

2011-12-14 | 映画
2011年最後に劇場で見る映画です。

オーズ後日談+フォーゼ中盤突入(+W後日談)エピソードの今作。
オーズパートは小林靖子、フォーゼ&MOVIE大戦パートは中島かずきという
本編担当ライター(風都パートも中島さんW本編1回書いてるしね)、
監督はWから平成ライダーに参戦+フォーゼのパイロット監督でもあった坂本浩一
(オーズ本編は監督しておらず、今回が初監督)ということもあり
いままでのオーズ劇場版のような本編から剥離した作品ではない
しっかりと本編地続きの作品となっております。

公開真っ只中なのでストーリーについて触れるのはやめたほうがいいのかな、と
思っているのですが、オーズ、フォーゼパートともに
どことなく藤子Fテイストを見終わったあとに感じる内容でございました。
(オーズが大長編ドラえもん、フォーゼがSF短編集テイストかな?)
あとは弦太郎とライダー部のシーンの台詞まわしに
「グレンラガンの中島かずき」を強く感じました。

ゲストキャストについては・・・
なでしこスーツアクター&ソラリスとして生身アクションをこなす人見さんすげぇ。
まさに女大葉健二。しかも別人だからまったくアクション違うし。
あとは渡辺梓さんが財団X役で出てましたが・・・
変身能力なくしたからって悪に走っちゃだめだろマジマザーw
ダンテは台詞なかったですね。日米問わないヒーロー好きってことで
撮影楽しんだみたいでよかったですね。
真野さんは最初に予告で見たときは正直「大丈夫かな?」と思ってましたが
(それこそ「ウルトラマンサーガ」予告のDAIGOクラスに)
役柄で納得。そういう役柄ならその演技が正解だよね。

・・・ごめん、益岡さんが一番いまいちに感じたわ・・・
オーバーアクトというか特撮パロディの悪役っぽい演技というか。

で、映画の内容について。
最初は90分と聴いて「短いなー」と思ってたんです。
・・・坂本濃度の濃さで、たぶんこれ2時間続いたら坂本酔いすると思いました。
アクション!アクション!アクション!と畳み掛けるアクション(特に生身状態)に
「オンナは脚だ!!」と主張する、ギリギリで下品なフェティッシュにならない
坂本監督おなじみのサービスカットの数々wと(特に里中くんのアクションが・・・w)
これはお父さんといっしょに見に行く映画じゃないでしょうか、と言いたいですねw
アクションの比率が高すぎ、オーズパートってもっと掘り下げて描いてもいいのでは、と
思わないでもないのですが・・・

W以降の第2期平成ライダーの特徴として「今のところ全作に戦闘員がいる」というのがあり
(マスカレイド、クズヤミー、ダスタード)
主題歌バックの無双シーンでなぎ倒したりのほかに
今作では生身vs戦闘員というシーンが多く、坂本監督が嬉々として
生身キャストにアクションつけていったんだろうなぁと思えました。
(オーズ本編以上に渡部動きまくってたもんな・・・)

あと、W-オーズ-フォーゼのクロスオーバーで
オーズがWとフォーゼの仲立ちをし、翔太郎と弦太郎とのやりとりが面白い、というのは
こういうクロスオーバーの王道という感じですね。
妄想を具現化して見せられているような気も。

映画オリジナルライダーさんたちは、なでしこは仕草で「かわいさ」を追求し
ポセイドンとアクアは同じ人物でありながらまったく違う側面を見せてくれましたし
Wとオーズはめまぐるしいフォームチェンジで、
フォーゼはビート以外?の全スイッチを上手く使いこなすという
多数の形態をもつヒーローの魅力を存分に引き出していたと思います。
・・・それだけにバースが残念だったなぁ。

7人ライダーは・・・稲田さんの吹き替え違和感なさすぎるわ!w
あと敵が銀河王なのになんでスカイライダー出ないんだよ!w
(サドンダスもネオショッカー大首領っぽいデザインだよね・・・)
あと敵方では、テレビ未登場ホロスコープス幹部2名出てましたね・・・
バルゴの声の人は顔出し出演はないのかしらん。
ソラリスがユニコーンゾディアーツ(コピー)だったのは残念でした。

映画を見に行く時期についてですが・・・
最後の最後に出てくるあの人的に考えて、
12月中に見に行くべき映画だと思います。
14話見終わりのタイミングが一番よかった気がしますね。

とにかく、90分という尺に濃縮坂本エッセンスがぎっちぎちに詰め込まれた
アクションのつるべ打ちな作品でございますので
日曜朝早起きしてる方は間違いなく見に行くべき映画だと思います。
もうね、戦闘中に主題歌流れるって演出は本当に鉄板ですよ・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

基礎からのアメコミ映画講座:はじめに(その4)

2011-12-12 | 映画
もういい加減カテゴリー:映画がうそ臭い状態になってますが
今回で基礎知識編終了です・・・たぶん。

さて、日本でのアメコミ展開について
「ポップコーン」の終了と映画「スーパーマン」シリーズ終了で
一端展開が終わった、というところまでが前回のお話でしたが。

バブル景気まっただなかで、一本の映画の公開が決定し
大量宣伝もあって(とんねるずのパロディまでありましたね)
日本でもまずまずのヒットとなったアメコミ原作作品がありました。

そう、ティム・バートン版「バットマン」です。
この作品にあわせ、現在でも新品在庫がまだ発見できるほどの
大量に刷られた邦訳本がリリースされます。
「BATMANオリジナルコミック日本語版」です。
「THE GREATEST BATMAN STORIES EVER TOLD」の翻訳であるこの本は
解説などはあまりないものの、39年から83年までのバットマンの傑作をまとめており
1冊でこのヒーローの黎明期から現在の姿に近い作品になるまでを辿れる
お得な作品になっております。

そしてこの時期、一般ニュースとして新聞にも載った
アメコミ界の大ニュースがありました。
「スーパーマンの死」です。
この作品もかなり早いタイミングで邦訳されることになったのですが、
登場キャラへの説明が一切ない、しかも本当に面白くなるのは
スーパーマン死後の後継者争い&スーパーマン復活なのに
ただ「スーパーマンが死んだ」だけの部分で翻訳してしまったので
よくわからない作品になってしまった感もあります。

92年、日本人スタッフも参加していたアニメ版「バットマン」が
日本でも放送開始し、その黒を基調としたシンプルでクールな画面に
魅了された方も出てき始めます。
93年にはビクターブックスからダークホース社のアメコミ作品
「シン・シティ」や「バットマンvsプレデター」などが邦訳され、
雑誌形式の「スーパーコミックメーカー」で日本作家の作品とともに
「ヘルボーイ」や「マスク」「コンクリートマン」などが翻訳されます。

そして1994年。
91年に本国で爆発的な人気になっていた「X-MEN」の多面的な展開が
広告代理店・イオン(現ウィーヴ)と小学館プロダクションを中心に起こります。
カプコンからの格闘ゲーム化、TVアニメ放送開始、
竹書房からのアニメコミカライズ(これは後に「X-MEN:MANGA」としてアメリカ発売も)
そして小学館プロダクションからの毎月の邦訳がスタートするのです。
毎月刊行される邦訳本はキャラ解説なども充実しており、
初めてアメコミに触れる、という方にも読みやすい編集、
なによりフルカラーにして祖父江慎のスタイリッシュな装丁もあり
アメコミ読者を拡大するきっかけとなっていったわけです。

そして95年ごろから、輸入トイショップや輸入雑貨店・アパレルショップを中心に
「SPAWN」のフィギュアを中心としたアメリカントイブームが発生いたします。
特にマクファーレントイズ社からの製品は、ガレージキット並みの造形や
限定商品やバージョン違いの多さから人気が過熱し、
ファッション誌で特集が組まれるほどの社会現象化して
「激ヤバ超レア即ゲット」と書かれるほどのブームとなっていきました。
そのブームを背景に、96年にメディアワークスが「SPAWN」の邦訳をスタート。
小プロのマーベル、MWのイメージ(「SPAWN」以外に「WILD C.A.T.S」「GEN13」を刊行)と
毎月複数のアメコミ邦訳が出るようになったわけです。

そして「X-MEN」が17巻まで出た段階で雑誌形式で複数タイトルを紹介する「MARVEL X」へと
小プロ邦訳は発展し、電話帳なみの厚さ×3冊の「エイジ・オブ・アポカリプス」まで
発売される事態となります。
さらに96年にはDCコミックスの邦訳「スーパーマン/バットマン」も刊行開始しますが
こちらは3号で終了、「バットマン:イヤーツー」は前半部分だけの邦訳となってしまいました。
(この続きは10年以上の時を経て、漸く邦訳されることになります)
そして「MARVEL X」も10号からトッド・マクファーレンの「スパイダーマン」を
メインに据えることになりますが、17号でこちらも終了。
続いてマーベルの人員整理クロスオーバー「オンスロート」から
「ファンタスティック・フォー」「アイアンマン」「キャプテンアメリカ」「アヴェンジャーズ」の
別世界でのリセット作「ヒーローズ・リボーン」刊行が始まるも
売り上げ不振から途中を端折った全8巻で終了、
続く「X-MEN:ゼロ・トレランス」も本国での不振を反映するように
決着の話が邦訳されないなどといった構成で、小プロのマーベル邦訳は一時終わりを告げます。
その後はDCの、特にバットマンタイトルがよく邦訳され、
「キングダム・カム」、「バットマン:ダークナイト・リターンズ」、
「バットマン:アーカム・アサイラム」などのアメコミ史に残る名作、
さらにダークホースの「ヘルボーイ」の邦訳も行われますが
2000年12月の「バットマン:マッドラブ」、そして間隔をあけて
2003年に「バットマン:ブラック&ホワイト2」でアメコミ邦訳を一時休止します。

一方のメディアワークスも、「WILD C.A.T.S」「GEN13」は
早期に刊行が止まり、終盤はかなり部数も絞られたようです。
(「WILD C.A.T.S」終盤のアラン・ムーア参加部はそのためにややプレミア化)
「SPAWN」も26巻(#80)までの邦訳がされるも、
一端の決着がつく#100までの邦訳は実現されませんでした。
しかし、メディアワークスはアメコミ邦訳からの撤退前の98年、とんでもない爆弾を落とします。
80年代アメコミ最大の問題作「ウォッチメン」の邦訳を実現させたのです。
異常なまでの情報量をフォローした解説、そして4名の翻訳家による共同作業は
まさにアメコミ邦訳史に輝く金字塔ともいえる仕事でした。

他にもこの時代には晶文社からグラフィック・ノベルの名作である
「マウス」や「ボーン」(前半3冊で終了)が刊行されたり
インターブックスから幻想コミックスの名作「サンドマン」
(全10部のうちの3部までと外伝2冊のみ刊行)とリリースされますが
どれも定着までは至らなかった模様です。
(一方、2001年にプレスポップギャラリーより、
「ゴーストワールド」などのオルタナティブコミックの邦訳が刊行されたりもしています)

つまり、いわゆるメインストリームのアメコミ邦訳ブームというものは
2000年を前に終了していた、ということになります。
(ちなみにアメトイブームのほうはもっと早い段階で、
海洋堂とバンダイを中心とした国産食玩・コレクタートイブームへと移行しています)
しかし、「X-MEN」や「スパイダーマン」の映画化が2000年から続き、
それらがどれもスマッシュヒットしたことで、
原作を知りたい、という層が新たに生まれることになります。

そこで2003年、新潮社が「アメコミ新潮」として、
マーベルが映画から入ってきた新規読者向けに開始した「アルティメット」シリーズ
(今までのタイトルとはパラレルワールドになるタイトル)を中心に
邦訳を開始することになります。
こちらは「X-MEN」「スパイダーマン」とも11巻まで刊行され、
新規読者層を狙ったコンビニ本版も出版されますが
そこから続くことはありませんでした。

一方、タカラ系列の出版社であるジャイブは
2003年より「DCvsマーベル」と「トランスフォーマー:アルマダ」で
アメコミ邦訳に新規参入、バットマンを中心としたDCタイトルと
「ヘルボーイ」の続巻という小プロ邦訳の続き、という形での展開を行います。
(編集プロダクションが同じウィーヴ)
邦訳が待たれていた「バットマン:キリングジョーク」や「バットマン:HUSH」、
「アストロシティ」、「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」などを
邦訳リリースしていきますが、映画「バットマン・ビギンズ」合わせの
「バットマン:イヤーワン」「バットマン:テイルズ・オブ・デーモン」で
DC邦訳は休眠状態になってしまい、「ダークナイト」時には邦訳新刊が出ていないという
もったいない状況になってしまっていました。
(その代わり、出ていた旧作が大型書店からすべて消えるという状況になったわけですが・・・)
現在は「ヘルボーイ」の新刊刊行のみが続いているのが現状なようです。

そして、ジャイブのDC撤退状態から1年、2006年に小学館プロダクションは
ヴァーティゴの「ヒストリー・オブ・バイオレンス」でアメコミ邦訳に復帰します。
アラン・ムーアの「V・フォー・ヴェンデッタ」を刊行後は
「ダークナイト」(リターンズ&ストライクス・アゲインの合本)などの
復刊を中心にしばらくリリースを続け、
2009年にはプレミアがついていた「ウォッチメン」をアブソリュート版(豪華本)を底本に復刊、
さらに復刊希望アンケートを元にした復刊などを行い、
中古市場で高額になっていたタイトルを復刊していきます。

さらにヴィレッジブックスがジャイブの後を受ける形で
「バットマン:ロング・ハロウィーン」でアメコミ邦訳市場に参入、
2010年よりマーベルタイトルの邦訳も開始することになり、
(小学館プロダクションもマーベルタイトルの邦訳を開始)
またここにアメコミ邦訳ブームの再来が始まったわけです。
(90年代の邦訳に比べ、1冊あたりが高額になってしまっておりますが・・・)

また、文芸書や哲学書を中心とした出版社であるみすず書房から
アラン・ムーアの最高傑作と名高い「フロム・ヘル」が邦訳されたり、
ヒーローコミック以外のタイトル・・・
「キック・アス」や「スコット・ピルグリムvsワールド」、
そしてフランスのバンド・デシネ(BD)の邦訳刊行も続くという
海外コミックが定着したのでは、と思えるのが2011年の邦訳コミック界の現状といえそうです。
・・・この背景にはやはり「X-MEN」「スパイダーマン」シリーズのヒットから
「ダークナイト」、そしてマーベルスタジオの「アイアンマン」以降のアベンジャーズシリーズの
成功という背景は抜きには語れないように思います。

次回からは映画シリーズごとに映画と原作の関係などを
語っていければな、と思っております。
最初はやはりあのシリーズからいくべきかな・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

特撮アニメ感想 12/11分

2011-12-11 | 特撮
今週分の感想・日曜編。

○デジモン
どこかですごく見たような展開なんだけど・・・なんだったっけか・・・?

○バトスピ
デッキ破壊凶悪だなぁ・・・

○ゴーカイ
ハカセ過去編・・・というかダマラス編前編。
伝説の勇者云々は嘘だろうけど、修理屋としての心意気と
やるときはやるって側面が見える話になるのかなぁ、と。

しかしダマラスって「宇宙最強の軍師」なのね。
もっと献策する機会があれば軍師としての凄みも出たのかも。
そしてダマラス↑のためにバスコが↓にされたのは
若干インフレ化の匂いがする・・・ってもう終わり近いけどねw

○フォーゼ
園ちゃん先生退場はなしか。怖いことになっちゃったけどもw
そして校長の正体即バレすぎますな。

ロケットドリル宇宙キック→ロケットドリル大宇宙キックはいいなぁ。
・・・オリオンって幹部クラスに近いエネルギー量だったから
その分依存が強かったのかなぁ。

映画は今度の水曜にでも見てきます(1000円なので)
今回の弦太郎の最後の台詞的に今見に行くのがちょうどいいのかな?

○AGE
スパローの戦闘中換装はよかったね。
あと何話分出番あるのかはわからんけど

しかしここ数話「UEに乗ってるのは人かも」って流れになってたのに
いまさらそこで迷うのか、フリットw
このへんのちぐはぐさが第2世代になればマシになるのかなぁ。

それにしてもイナイレ発売直前だからの24時間レベルファイブUSTだったけど
一切AGEに触れないとは思いもしなかったよ・・・
(イナズマとダンボールだけで、ニノ国もレイトンもなかったけどね)
・・・深夜の声優トーク(特に午前4時半からの分)見たかったなw
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする