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第56回宣伝会議賞反省会:その17

2019-03-04 | コピー

宣伝会議賞一次審査の結果を確認いたしましたので、
とりあえず一次審査を落ちた課題の反省、というものを
数回にわけてやってみたいな、と思います。

正解発表が「SKAT」発売(3月末予定、となってるけどどうだろう)になるから
「何でこれで落ちたの?」と書いてる本人としては思ってき始めたので
読まれてる皆様が各自でジャッジしていただければ幸いです。
そして二次以降の結果が出ましたので、一次通過分はSKAT発売後に行います。
つまり一番早くて4月頭くらいです。
各課題ごとの答え合わせみたいなものもしてみたいのですけども。

一次落選編最終回、第17回はこちらから。

52:ヤフー
課題:世の中の技術者が、Yahoo! JAPANの技術者たちと 共にはたらきたくなるキャッチフレーズ

「Yahoo! JAPANや、その提供サービス自体の訴求にはならないようご注意ください。」という注意事項付き。
Y!であることをアピールせずにY!で働きたくなる、ってどういうことなのか、で
かなり悩まされた課題でございます。

その結果、「大企業でエンジニアとして働くこと」に落とし込んで考えてみました。

「寄らば大樹の陰、なんて言葉もありますが、
 大樹を支えるのは、たくさんの技術者という枝や根です。」

「なんだ、こんなでかいところでも
 俺抜きじゃどうにもならないんじゃねえか。

 しかたねえなぁ。」

「(TVCM案)

 夕日に照らされた丘、二人の学ラン姿のイケメンが汚れ、傷ついて大の字になっている。
 一人は白に「Y!」のロゴが入った短ラン姿、もう一人は黒の短ラン。

 黒「やっぱりお前の技術力(ぎじゅつぢから)はすげえな!」
 白「お前の必殺のコード、あれは効いたぜ!」

 白「なぁ、俺と全国・・・いや、世界制覇を目指してみねえか?」
 黒「お前となら世界制覇もできるかもな!やろうぜ!」
 白・黒「よし、これから俺らはダチだ!」

(テロップ)
 Yahoo!とあなたの技術力、合わせてみませんか。

(ナレーション)
 一緒に世界を目指すエンジニア、待っています。

 Yahoo!JAPANロゴ。」

協賛企業賞の結果を見ると、もっとシンプルに考えてよかったんだ・・・と
思ってみたり、ファイナリストに入ってないことを考えると
やっぱり難しい課題だったんだな、とも思ったり。

53:ロイヤリティ マーケティング(Ponta)
課題:財布の中をPonta1枚にしたくなるアイデア

ライバルのほうの禄を食んでいたこともあったり、めったに使わなかったりで
あまりわたくしの財布の中では存在感がなかったPontaカード。
「機能面を打ち出すのではなく、心を打つ」ということで、
キャラクターに活躍してもらおう、という戦術を選びました。

「今日も、たぬきの散歩の時間です。」

「会員証とポイントカードに、かわいさがついてきます。」

「今日も、いっしょに映画見ながらからあげ食べようか。」

「ポンタが欲しいっていうから、仕方なく、ねぇ。」

協賛企業賞で「その手があったか!」というか
「同案多数だろうしやめとくか」くらいのコピーが選ばれてて、
恐れずベタをやる、ことの大切さをかみ締めました。

54:和田興産
課題:マンションブランド“ワコーレ”のブランディングアイデア

最終課題。関西圏(主に神戸)のマンションブランドということで
「既存イメージのマンションを超えていく」を念頭に置き、
上質(関西の)、というコンセプトを考えてみました。

「神戸港の輝きを、今日も独り占めしてしまいました。」

「マンションはええとこ住んでるけど、やっぱりスーパーは安いほうがええなぁ。」

「あ、やっぱりたこ焼き機ってあるんですね。」

「ソースの香りが漂う、上質にようこそ。」

「ワコーレに暮らす奥様は、豹柄も顔のアップじゃなくて全身像です。」

「Luxuryを辞書でひいてみた。
「ワコーレのこと」と書いてあった。」

「サンテレビが映る、極上リゾートのくらし。」

関西のステレオタイプのイメージを上手く使えれば、と思いましたが
協賛企業賞はまたベクトルが違う感じで、求めてるのはそういうのだったか・・・という感じ。

次回は一月後になりますが、宣伝会議賞関連記事は何か書くかも
(7日にグランプリ発表の贈賞式だしね。行けなかったけど)
コピー関係以外のことも読んでくれるとうれしいです。

コメント
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