B'zのボーカル、稲葉浩志氏のお誕生日だそうで。
1964年(東京オリンピックの年)生まれということで54歳。
それであの歌唱にステージングだからバケモノとしか言い様がないのですが
それを維持するために徹底した自己管理を行うその姿勢こそが「MONSTER」ではないか、というのは
先ごろ再放送されたNHKでの20周年スペシャルなどでも見られた内容ですね。
バンドマン出身地の観光地化のある意味元祖かもしれない、とも思っているのですが
(親(観光)、兄(土産)、同級生(食事)による観光客囲い込みシステムはすごいと思ってます)
B'z以前のキャリア、というものがどうにも不透明に思えるのもこの人でして。
高校時代に同級生とメタル系カバーバンド「ICBM」結成
(演奏ホームビデオがYoutubeにあるのは大学時代に帰省したときの映像?)、
大学時代はボーカルスクール(ビーイング音楽振興会?)に通い、モデルのアルバイトを経験したりしつつ
変名で松川RAN敏也(BLIZARD)のソロアルバムにボーカルとして参加、
デビュー前はT-BOLAN(の前身でいいのか)と対バンでシンガーとしての経験値を上げ
B'zデビュー後に前田亘輝(TUBE)のソロアルバムに作曲、コーラスで参加・・・までは補足してますが
現在のオフィシャルがこのへんの活動をすべてなかったことにしているフシがあり、
B'z初期に参加していたカバーコンピ盤「Player's Pole Position」シリーズの存在ともども
なぜか黒歴史化してしまっているのが本当に謎なんですよね・・・。
「PPP」とか「BURNING」(松川ソロアルバム)あたりは
このB'z30周年でせめて配信くらい実現しないかと思っていたのですが
どっちも中古盤市場ではプレミアついちゃってるんですよね・・・。
期待していた旧譜リマスターとかもなかったし、
30周年がB'z展(東京のみ)とPleasureツアーで音源系が無いのはちと寂しい気も。
あとは実は最近のB'zよりも稲葉ソロのほうが好きだったりもするのですが
(内省的な作風やサウンドの質感が好みだったり)
私生活の充実とともにだんだんサウンドも歌詞もB'zに寄ってきてる感もあるので
もっと音楽的な好みを前面に出してもいいのよ、とは思っていて。
作詞家として堀込高樹や岡村靖幸とはまた違った変態的な部分ももっと出してほしくもあるし
(自分で「得意なのは恋愛系より変態系の歌詞です」って言ってたしなw)
思い切って純粋にシンガーとして外部プロデューサーと組んでみても面白いんじゃないか、とも。
ともかく日本最強のヴォーカリストとして、これからもステージに君臨しつづけていただきたいです。